©pipipi.boyoyon
父親の酒を誤ってこぼしてしまったことに激怒され、平手打ちを食らったこだころ.さん。泣きながら祖母の元へ行き、そんなこだころ.さんを祖母は温かく迎え入れてくれるのでした。
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祖母が言うには、こだころ.さんは小さいころまったく笑わない子だったのだそう。
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小さいころ、酒を飲んでいる父のおつまみが欲しくて、そばを離れなかったというこだころ.さん。そしておつまみを取ろうと誤って酒をこぼしてしまいます。
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酒をこぼされたことに激怒した父は、こだころ.さんの頬に平手打ちをします。そしてこだころ.さんは泣きながら祖母の部屋に向かうのでした。
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祖母のカチカチと鳴る人工の心臓弁の音は、こだころ.さんにとって安心の音だったよう。こだころ.さんの幼少期の心のよりどころは、間違いなくおばあちゃんですね。
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愛情を注いでくれる人がいる大切さ
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世の中には「生みの親と育ての親が違う」という家庭もありますが、大切なのは、どれだけの愛情を注いでもらえたかということかもしれません。血のつながりがなくても、深い愛情があれば、子どもは幸せに育つものです。
この漫画の作者・こだころ.さんも、そんな家庭環境の中で育ちました。彼女には、生みの親、継母、そして育ての親である祖母の3人の“お母さん”がいたといいます。決して平たんな道のりではなかったけれど、自分がここまで成長するうえで、それぞれの存在が欠かせなかったと振り返っています。
中でも祖母の存在は特別だったようです。こだころ.さんにとって、祖母は常に味方でいてくれる安心感と、たっぷりの愛情を与えてくれる唯一無二の存在でした。そんな祖母の支えがあったからこそ、現在の自分があると感じているそうです。
子どもにとって「自分は大切にされている」と感じられる存在がそばにいることは、何よりの支えになります。愛情は目に見えないけれど、日々の関わりや言葉の積み重ねによって、しっかりと子どもに伝わっていくものです。
この作品は、愛情のかたちや家族のあり方について、改めて考えさせてくれるお話です。大人になった今だからこそ、自分が受け取った愛情を、次は周りの人へと返していきたいですね。
こだころ.(@pipipi.boyoyon)さんのインスタグラム
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