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「キスの仕方が好き」SNSで“セカンドパートナー”見せびらかすママ友|不倫を自慢するママ友の末路

主人公・静香は夫と娘と幸せな日々を送っていました。ある日、友人でありママ友のアカリから不倫の事実を聞かされます。その話をしてからというもの、アカリは赤裸々に不倫について語るようになるのでした。

Ⓒママリ

🔴【第1話から読む】不倫を自慢するママ友の末路

アカリは不倫の事実を、自ら静香に暴露します。夫に大切にされているように見えるアカリの秘密に、静香は嫌悪感を抱き始めます。アカリの夫だけでなく、子どものことも気がかりのようです。

まさか…ママ友が不倫?

公園 ママ友 PIXTA

「え…アカリ、それって…」

公園のベンチで、私は言葉を失った。アカリが語ったのは、夫とは別の男性との関係。いわゆる「不倫」だった。私の頭の中は、一瞬にして真っ白になった。

「うん、そうなの。まさか、私がこんなことするなんて、自分でも信じられないんだけどね」

アカリは悪びれる様子もなく、むしろ少し陶酔したような表情で続けた。

「でもね、静香。これって、本当の恋だと思うんだ。ハジメとは違う、何か、こう…心が震えるような出会いだったの」

彼女はそう言って、胸に手を当てた。私の脳裏には、いつも穏やかで、アカリのことを大切にしているように見えたハジメさんの顔が浮かんだ。そして、いつもアカリにべったりとくっついている、無邪気なミナちゃんの顔も。

「でもさ、アカリ…ハジメさんとはどうするの?ミナちゃんもいるし…」

私の言葉は、上滑りするばかりで、アカリの耳には届いていないようだった。

セカンドパートナーを自慢気に話す友人

不倫 PIXTA

「ハジメとはね、もちろん仲はいいよ。でもさ、彼は私の気持ちを、深いところまで理解してくれてないんだよね。いつも『そうだね』とか『いいんじゃない?』とか、どこか他人事っていうか…」

アカリは少し不満そうな口調で言う。私は、ハジメさんがアカリに対して、いつも優しく、彼女の意見を尊重している姿しか知らない。アカリが話す「深いところ」とは一体何なのだろうか。

「それにね。静香や恭一くんは、本当の恋を知っているといえる?だって、何年もずっと恭一くんだけなんでしょ?視野が狭くなると思わない?人生たった1度なんだから、もっといろいろなことを経験しないと!」

アカリは、私を諭すような口調でそう言った。まるで、不倫をしている自分が、何か特別な経験をしているかのように。その言葉に、私は戸惑いを隠せなかった。私の知っている「恋」は、恭一と育んできた、温かくて、穏やかなものだった。アカリが言う「本当の恋」とは、一体何なのだろう。

「ほら、今流行りの言葉で言うと、『セカンドパートナー』ってやつ?私、そういう感じなの」

アカリは得意げに笑った。私は、その言葉の意味を、今すぐにでもスマホで調べたくなった。セカンドパートナー、という言葉で、不倫が正当化されるのだろうか。

インスタで赤裸々な友人に嫌悪感

スマホ PIXTA

その日から、アカリは私に、不倫相手とのことを頻繁に話すようになった。公園で会えば、ミナちゃんが砂遊びに夢中になっている間に、小声で「昨日ね、彼とホテル行ったんだ」と囁く。カフェでお茶をすれば、「彼がね、こういうことしてくれたの」と、生々しい行為の内容まで話そうとする。

私はその度に嫌な気分になったけれど、話題を変えることもかなわず「え、まじ?」とか、「へえ…すごいね」とか、当たり障りのない相槌を打つしかなかった。心の中では、やめてほしい、聞きたくない、という気持ちでいっぱいなのに、その一言がどうしても言えなかった。

アカリは、自分の不倫を全く悪いと思っていないようだった。むしろ、まるで自慢話をするかのように、キラキラした目で語るのだ。私には、その自信満々な態度が理解できなかった。そして、彼女が話す内容は、どんどんエスカレートしていった。

ある日、アカリはインスタグラムの「親しい友達」限定の投稿で、不倫相手の男性との写真を投稿した。顔は隠してあったものの、男性の腕や胸元が写っていて、いかにも親密な関係を匂わせる写真だった。そして、キャプションには信じられないような言葉が添えられていた。

「口でゴムの袋切るの…ホントかっこいい」「キスの仕方がたまらなく好き」

私はその投稿を見た瞬間、スマホを取り落としそうになった。本当にアカリが書いた文章なのだろうか。私は自分の目を疑った。こんな内容を公開するなんて。もちろん、そこには私も含まれている。アカリは、私がこの投稿を見ていることを知っているはずなのに。

私の心の中では、アカリに対する違和感が、次第に嫌悪感へと変わっていった。だけど、直接「やめなよ」と言う勇気はなかった。

🔴【続きを読む】不倫するママ友に「家族大事に…」と伝えたら→小馬鹿にする返答に絶望した|不倫を自慢するママ友の末路

あとがき:不倫の告白と正当化に違和感

親友アカリから突然の不倫告白を受けた静香は、言葉を失います。アカリは、自身の不倫を「本当の恋」「セカンドパートナー」と称し、静香の経験不足を指摘してまで正当化します。さらに、インスタグラムで過激な投稿を繰り返し、その内容もエスカレート。静香はアカリへの違和感と嫌悪感を募らせるも、友人として「やめなよ」の一言を言えず、苦悩は深まっていきます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】不倫を自慢するママ友の末路

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イラスト:まい子はん

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