Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】結婚式を挙げないと伝えたら→「はぁ?」実母の怒り方にショックを受ける|お宮参りで実母と絶縁しました
結婚式をしないと決めていためぐみは、実母に無断でウェディングドレスを着せられ、強引に連れて行かれた会場で結婚式が強行される。そこで実母から、この結婚式が義両親に恥をかかせるための企みだったと告げられ、めぐみは絶句する。
困惑のなか進む準備
「なんなのこれ?説明してくれる?」
私はヘアメイクをされている最中、スタッフと実母にそう尋ねた。しかし、誰も何も教えてくれない。実母は、うれしそうに私の様子を写真に収めている。
「めぐみ、すごくきれいね~」
「私、何も知らないんだけど…」
ヘアメイクが終わり、ドレスも着させられた。何も知らなかったので、脇毛もすね毛も腕毛もボーボーだった。私は、自分の体毛を見て、恥ずかしくて仕方ない。
「恥ずかしい……」
私がそう言うと、実母は「何を言ってるのよ!こんなにきれいなんだから、自信持ちなさい!」と、私に言った。私は、実母の言葉に、何も言い返せなかった。
最悪なサプライズ
準備が終わって会場に案内された。なんと会場には良太や義両親、そして私の親族の姿も。いったいこれはどういうことなのだろう?私の脳内ははてなマークでいっぱいだ。
「え…?なんでみんなここに?」
私は、驚きで声が出なかった。すると、実母が私の隣に立ち、マイクを握りしめた。
「皆様、本日はお集まりいただき、ありがとうございます!」
実母は、そう言って頭を下げた。どうやらこの親族たちは皆、実母が集めていたようだ。
漫画みたいな実話
「この結婚式はね、あなたに内緒で開きました」
実母は、マイクを使ってそう言って私にウィンクをした。私は、実母の言葉に、頭が真っ白になった。そしてマイクを切った実母は、私にささやくようにこう言った。
「あなたにウエディングドレスを着せないあちらの両親に、恥をかかせてやるのよ」
「は、恥をかかせる?」
私は、実母の言葉に、何も言えなくなった。悲しくて、切なくて、それ以上に恥ずかしかった。こんな一方通行な結婚式があるのか…。実母は頭が狂ってるとまで思った。
私だけ秘密にされて結婚式を開いた実母…、あとで聞くと、良太や他の義実家親族の意見も聞かず「私が企画するから来てくれ」とだけ伝えていたという。また「娘がドレスを着たがっていたからサプライズをする」と、ウソまでついていたという。
挙式にかかったお金は、半ば無理やり集めたような親族ご祝儀から実母がすべて取っていきました。こんな漫画みたいな話、あると思える?私はすべて悪夢だと思いたい気持ちでいっぱいでした―――。
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あとがき:屈辱のウェディングドレス
本話は、実母の独善的な行動が頂点に達する場面である。めぐみの意向を無視した結婚式の強行は、単なる過干渉を超え、相手の家族に屈辱を与えることを目的とした悪意のある行為として描かれる。このことで、めぐみと実母の関係は修復不可能な段階に突入し、物語の核心へと向かう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:まい子はん










