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長年の付き合いだった友人との再絶縁を決意したきっかけは“300円”|自己中友人と縁を切った話

親元を離れることになった桃子は、明るく元気なカナとルームシェアをすることに。最初こそは楽しい日々でしたが、次第にカナに振り回され始め…。今度こそカナと決別したかと思いきや、最後の試練がやってきます。『自己中すぎる友人と縁を切った話』最終話をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】親友とのルームシェア、楽しい日々に立ち込め始める“違和感”|自己中友人と縁を切った話

ついに再びカナを追い出した桃子。しかしカナは最後の最後で、とんでもない置き土産とお願いごとをしてきます。

どこまでも勝手な女

悩む PIXTA

カナを家から追い出した後、彼女から連絡はありませんでした。彼女から不要と言われた荷物は少しずつ処分して、家には平穏が訪れつつありました。

その数日後、カナから連絡が来ました。

「ちょっとお願いがあるんだけど」

私は、嫌な予感がしましたが、話だけは聞こうと返信しました。

「ベビーカーをモモコの家に忘れちゃって…ごめんだけど、預かっておいて?」

私は、目を丸くしました。カナの荷物はすべて捨てたはずです。確かに最初うちにきた時はベビーカーに乗せていましたが、その後見当たらなくなっていました。カナが言うには、ベビーカーはベランダに保管していたというのです。

まさか、と思いベランダに出ました。すると、ありました。私は普段洗濯物を屋内で干すので気づきませんでした。私は呆れ半分、そして勝手に人のベランダを使っていたカナへの嫌悪感半分で返事しました。

「なんで置いて行ったの?こんな大きなもの預かれないよ」
「だって最近うちの子ベビーカーを嫌がるから、乗せて帰省できないと思って。また近々そっちいくから、その時に引き取るよ」
「いや、実家に送るよ、住所教えてよ」

家にベビーカーを置いておいても、子どものいない私には邪魔でしかありません。住所を問うLINEには返信がなく、そのまま何日か経過してしまいました。カナがいつベビーカーを取りに来る気でいるのかわからず、なんとなく捨てることもできずにいました。

ついに連絡を絶ったきっかけは「300円」

ベビーカー PIXTA

ベビーカーの扱いについてなんの返信もないまま数日。雨ざらしになるのも良くないと思い、私はベビーカーを玄関先に移動させて連絡を待っていました。正直大きなベビーカーは邪魔でしたが、取りにくるというなら仕方ないと思っていたのです。

しかし、その思いはたった1通のLINEで打ち砕かれます。

「ごめん、やっぱりベビーカー、捨てといて!そっち行く予定なくなったから」

私は、そのメッセージを読んだ時、私の感情は一瞬無になりました。「え、捨てといて?」―――。

その言葉に、私は怒りを通り越して、虚しさを覚えました。ベビーカーは粗大ゴミ扱いになるので、処分するにはお金がかかります。調べると、300円程度でしたが、この300円はカナとの改めての絶縁を決意する大きなきっかけになりました。

「わかった。捨てる。でももう、一切私に連絡してこないでね」

私は、粗大ゴミの手続きをして、料金も自分で支払って、ベビーカーを処分しました。そして、その日のうちにLINEをブロックして着信拒否。近々家も引っ越すつもりです。これでカナとは完全に絶縁です。彼女は、きっと私がなぜこんな行動に出たのか、全く分かっていないでしょう。それが、何よりも悲しいことでした。

それでも、自分を消耗してしまうような相手との関係性を続けていくよりはマシです。人間関係は複雑だからこそ、自分の中で無理だと思った相手とは無理をして付き合わないことを、この事件をきっかけに再認識できました。

あとがき:縁を切って正解かも。合わない相手とは無理に付き合わない大切さ

最後の最後でとんでもなく図々しいお願いをしてきたことにも恐怖を覚えますね。しかしこれで絶縁の決心がついたし、今後を考えると勉強代として考えるのも悪くないかもしれません。腹立たしいことに変わりはないですが…。

桃子さんが思ったように、自分にとってマイナスになる相手との人間関係は、フェードアウトしたり意識して絶縁したりすることも、時には必要なのかもしれませんね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】自己中すぎる友人と縁を切った話

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