Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】妻のつわりに夫「お母さんがそんなもんだって!」マザコン発言にモヤる|マザコン夫にガツンと言った話
ある日、おなかの張りで寝込んでいたゆみこ。しかし夫は友人との食事会に出かけてしまい、夫婦げんかに発展してしまいます。そしてその翌日、お義母さんから驚きのLINEがきて…。
夫に優しさに感謝したのに
元太のマザコンについて、私はどこか諦めていました。彼はそういう人なんだと考えて深く考えないようにしていたのです。しかし、そんな諦めではどうしようもないほど、怒りを覚えるできごとがおきてしまいました。
その日、私はどうしてもおなかの張りがおさまらず、1日寝て過ごすことにしました。元太は珍しく心配してくれて「俺が家のことやるから寝ていてね」と言ってくれたんです。
私はその言葉に甘えて、すっかり眠り込んでしまいました。夕方、元太が部屋に入ってくる気配で目を覚ますと、元太はこう言うのです。
「ごめん、夕飯だけど俺は外で食べてくるね。友達と約束してたの忘れてて電話きちゃって…」
「え、でも私動けないんだけど…」
「大丈夫、テーブルに弁当買っておいたからさ」
「弁当!?」
「お母さんに電話したらさ、人付き合いは大事だから行きなさいって。だから俺行くわ」
私のことを心配して家事を請け負ったはずの元太が、たった1本の電話で、私を置き去りにして出て行こうとしている。しかも、その後押しをしたのは義母のアドバイスだなんて。
お母さんのアドバイス
「ちょっと待ってよ、それってお義母さんに相談すること?私はあなたが家事してくれるっていうから任せたのに」
私の怒声に、彼は一瞬だけ怯んだように見えたけれど、すぐにいつものような、どこか上の空な表情に戻りました。
「だってお母さんだって妊娠出産の経験者だろ?こういうときのことはわかると思って」
「動けない妻を残して友達とご飯に行くって、悪いけど普通じゃないと思うよ?」
「なんでそんなに怒るんだよ。体調悪くてピリピリしてるのかもしれないけどさ、約束なんだからしょうがないだろ」
結局、彼は私の言葉に耳を傾けることもなく、家を出て行ってしまいました。
義母からのメッセージ
その日の夜は、泣きながら彼が買ってきた弁当を食べました。そこに愛は感じられませんでした。
そして、翌日の昼、突然、スマホの通知が鳴りました。表示されたのは、お義母さんからのLINE。 普段は何か用事があるときにだけ連絡をくれるのに、どうしたんだろう、と開いてみると、そこには信じられないメッセージが書かれていました。
「ゆみこちゃん、元太から話は聞きました。息子は昔からこうだから、ゆみこちゃんにはいろいろ我慢をさせちゃってごめんなさいね。でも、元太も悪気があるわけじゃないの。どうか、許してあげてくださいな」
…は?私は、スマホを握りしめたまま、その場に立ち尽くしました。元太が、私たちの夫婦喧嘩を、お義母さんに相談した…? そして、お義母さんは、元太の言い分だけを聞いてかばっている?
この瞬間、私は自分の理不尽な状況を理解しました。私の夫は、自分の母親に夫婦喧嘩を報告し、仲裁を依頼したのだと。このLINEは、元太のマザコンがどれだけ常軌を逸しているかを示す証拠でした。そして同時に、これまで「仕方ないもの」として片づけてきた夫のマザコンを、このままにはしておけないと考えるきっかけになりました。
🔴【続きを読む】夫婦喧嘩の内容を「ねじまげて義母に報告」夫の幼さに呆れ果てる妻|マザコン夫にガツンと言った話
あとがき: 夫婦の溝と母親の影
元太の行動が引き起こす夫婦間のコミュニケーション不全と、その裏に潜む「母親の存在」が描かれています。元太の行動は、単なる「マザコン」ではなく、自分の非を認められない幼さからくるものでした。
さらに、お義母さんからのLINEは、ゆみこの心を深く傷つけました。元太の行動は夫婦の問題を親に報告し、解決を人任せにする幼稚さを決定づけています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










