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旦那のスペック自慢→急にSOS?マウント友人の電話対応に疲れ果てて|10年来の友人と絶縁しました

主人公・あかね(32)は、長年・友人さえこの自分勝手な振る舞いに疲れ果てていた。さえこが結婚してから、さえこはあかねに対してマウントを取ったり、急に泣きながら愚痴をぶつけたりしてくるようになって―――。『10年来の友人と絶縁しました』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

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風香の妊娠後、さえこのマウントは加速。夫のスペック自慢で自己肯定感を削られる一方で、自分が困ったり寂しくなると泣きついてSOSを出してきます。この無限ループに疲れたあかねはついに、関係性に終止符を打つことを考えるようになります。

結婚を機にひどくなったマウント

笑う 友達 PIXTA

さえことの関係で特に疲弊したのは、彼女のあのマウント発言の数々。つい最近さえこは結婚したのだけど、そのあたりからマウントはさらに加速した気がする。

「うちの旦那、今度海外出張するんだって。稼いでくれるのはいいけど、全然家にいないんだよね~」
「へえ、大変だね。どこの国に?」
「シンガポール。ね、やっぱり外資系って違うよねえ。マサトくんは地元メーカーなんでしょ?」
「うん、そうだよ」
「そっか、地元ならいつも家にいてくれて家庭的でいいよね~、やっぱ平凡が一番か!」

ああ、この会話、心底つまんなかったわ。彼女はいつも、まるで自分の人生のステータスをチェックリストのように読み上げているみたいだった。学歴、会社名、年収、家自慢。それが全部、自分の実績じゃない、旦那のスペックだっていうところが、さらに虚しくて。

自分が上でいたい友人

女性 自慢 PIXTA

「うちは堅実で地味だけど、幸せだよ」

と、不便を感じてないことを伝えても

「まあね、シンプルで必要最低限な暮らしの方が飽きがこないっていうもんね~」

って、どこか私を見下してくるような言い方。私だってマサトの仕事に誇りを持ってるのに、さえこの前ではいつも自己肯定感が削られていくのを感じてた。

(本当は、私を傷つけるつもりなんてないのかもしれない。ただ、自分の幸せを表現するのが下手なだけなのかもしれない)

そう思おうとした時もあった。でも、相手の顔色や状況を見ずに、ひたすら自分の話だけを押し付ける言動は、もう優しさの欠片もないただの自己満足にしか見えなかった。

つらいときは縋ってくる

電話 泣く PIXTA

ところが、そんな彼女が、あるときたまに泣きながら電話をかけてくる。
「あかね…!聞いてよ。旦那がね、私の誕生日忘れてたの…!」
「え…それはさすがにひどいね」
「でしょ!?稼ぎが良くても嫁への愛がなければ終わりじゃない?もう嫌になっちゃう」

困った時、寂しい時、SOSを出したい時は、私なんだ。心底つまらないマウント話を聞かせておいて、いざ自分が弱った時は、私に優しさや共感を求めてくる。まるで、私の心はさえこの都合の良いゴミ箱みたいだった。

その時、マサトが横で私にジェスチャーで伝えてきた。「早く切れ」って。

「ごめん、さえこ。風香がぐずり始めたから、またかけ直すね」

電話を切ってから、マサトが私のメンタルを気遣ってくれる。

「もうさ、あの人の話を聞いてるあかねの方が、俺は心配だよ。どうせ明日になったらまた旦那自慢に戻るんだから」

彼の言葉に、私はこのマウントとSOSの無限ループから抜け出すタイミングを探し始めていることに気づいた。

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あとがき:自己肯定感を削る「都合の良いゴミ箱」

友情を維持する上で、「マウント」と「SOS」の両極端な行為は最も精神を疲弊させます。優位に立ちたいときは徹底的に見下し、弱ったときは共感を求める。あかねさんの心を「都合の良いゴミ箱」と表現したのはまさに的確です。

この章は、相手の自己満足のために自分のエネルギーが吸い取られてしまう、典型的な「エナジーバンパイア」型の関係性を浮き彫りにしています。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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