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「消耗する相手とは付き合わない」古い無礼な友人をブロックした結果|10年来の友人と絶縁しました

主人公・あかね(32)は、長年の友人・さえこの自分勝手な振る舞いに疲れ、長い付き合いであっても縁を切るべきではないかと考え始めていた。そんなある日、夫からも背中を押されたあかねは、ついにさえことの関わりを絶ってみることに。その結果、あかねに起きた変化は?『10年来の友人と絶縁しました』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

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マサトの「悪縁」という言葉に背中を押され、あかねはさえこのSNSをブロックし、LINEを徹底的に既読無視。催促メッセージが途絶え、一週間連絡がない**「静寂」**が訪れた瞬間、重い鎖が外れたような解放感に包まれ、悪縁からの卒業を実感する。

縁に囚われていた

夫婦 悩み PIXTA

さえこが帰った夜、マサトに全てを話した。ドタキャンのこと、ネイルで45分遅刻したこと、ぐずる風香を抱えて泣きそうになった私のこと。

「あかね。もう、一度距離を取ったら? っていうか、縁を切ろう」

マサトは静かに、でも断固として言った。

「10年の付き合い?関係ないよ。その10年間、あかねはストレスと疲労をもらい続けてきただけだ。友達っていうのは、会った後にエネルギーが回復する関係のことだろ?さえこさんと会った後のあかねは、いつも消耗してる。もう風香もいるんだ。自分の時間、体力を削ってまで、悪縁を続ける必要はない」

マサトの言葉は、私の背中を押す最高のカンフル剤だった。そうか、悪縁なんだ。縁を切るのは悪いこと、って思っていたけど、自分を守るために切る縁は、正当防衛なんだ。

距離を取る決意

スマホ PIXTA

次の日から、私は思い切った行動に出た。

まず、さえこのSNSをブロックした。見たくもない旦那自慢や、キラキラした独身謳歌アピールを目にするだけで、またストレスが溜まるのは目に見えていたから。

そして、さえこから送られてくるメッセージアプリの返信頻度を極端に減らした。今までは中途半端に優しく、「うん」「そうだね」「大変だったね」と返していたのをやめた。

既読無視、または数日経ってから「ごめん、バタバタしてた」と一言だけ返すようにした。

最初は
「あかね、最近冷たくない?」
「メッセージ見てない?」
「何か怒ってる?」

という催促のメッセージが来た。当然だ。今まで私が彼女の行動を全て受け入れていたから、急に壁を作られて戸惑っているのだろう。

でも、私はひたすら徹底した。彼女からのメッセージを読んでも返さない。

悪縁に終止符

親子 PIXTA

それが1週間、2週間と続いた。そして、ある日、ふと気づいたんだ。あれ? さえこからのLINEが、もう1週間以上来ていない。携帯の画面を見て、私は心底驚いた。同時に、まるで重い鎖が外れたような、とてつもない解放感に包まれた。

「寂しくなるかと思ったけど、正直すっきりした」

私はマサトにそう言った。

「だろ?あかねの人生は、あかねのもの。誰かの都合の良いサンドバッグになる必要はない」

今後、もしさえこに子どもが生まれたりして「子どもも一緒に遊ぼう」なんて連絡をしてきたとしても、会わす気は毛頭ない。きっとまたドタキャンをするだろうし、なんなら「このミルク、安すぎない?体に悪そう」とか、子どものことでマウントをとってくる可能性だってある。そんな面倒で不快な時間に、大切な風香を巻き込むわけにはいかない。

私は、長年の友人という呪いから解放された。静寂が訪れたスマホ画面は、私にとって最高の平和の証だ。これからは、本当に大切にしたい人たちだけに、時間と優しさを使っていこうと誓ったんだ。

これで、長年の友情と、私のストレスに、やっとピリオドが打てた。これからは会った後に元気がわいてくるような相手とだけ、お付き合いをしたいと思っている。

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あとがき:静寂がもたらす最高の平和

縁を切ることは罪悪感を伴いますが、マサトさんの「自分を守るための正当防衛」という言葉が、あかねさんを救います。SNSブロックと徹底した既読無視という行動は、自己肯定感を守るための防御策です。最後に訪れた連絡がない「静寂」は、悪縁が完全に断ち切られた証であり、あかねさんが手に入れた「最高の平和」です。彼女は、本当に大切にしたい人たちだけに時間を使えるようになりました。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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