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🔴【第1話から読む】ペンで汚された筆箱と、折れた鉛筆…小1娘に嫌がらせしたのは誰?|小1の娘がいじめに遭いました
担任の無責任な対応と度重なる被害に、かえでの不信感は決定的なものに。その夜、ななが湯船で「明日、学校行きたくない」と漏らした一言が、かえでの次の行動への決断を促します―――。
学校への不信感が募る
シュシュの被害、そして担任の無責任な対応と出張。この事態は、私の中の担任に対する不信感を臨界点にまで押し上げた。冷静になろうにも、もう無理だった。だって、思い返せばこれが初めてじゃない。夏休み前にも、小さな嫌がらせはあった。
「夏休み前にもね、ななが言ってたのよ。お道具箱から勝手に物を持って行かれたり、新品のハンカチタオルに泥がついた手で触られたって」
私の話に、誠二は眉をしかめてうなずいた。
「もう担任に先生に話しても、動いてくれないと思うの」
私はもうどうしていいかわからない気持ちを誠二に向かって壁打ちして、気持ちを整理しようとしていた。
娘の一言ですべてを決意した
誠二は深く息を吐いてこう言った
「わかるよ。担任よりも強い立場の人に話すのだとしたら、学年主任か教頭、校長のどれかだと思う」
私は決めかねていた。感情的になっている今、学校に怒鳴り込むのは得策ではない。でも、ななの苦しみを一秒でも早く止めたい。しかし、その夜、私が決断を下すきっかけが訪れた。お風呂上がりのななが、静かにポツリと口にした言葉。
「ママ、学校行きたくない」
その一言を聞いた瞬間、私の心臓が凍り付いた。登校できないほど傷ついている娘を、もうあと一瞬でも苦しませたくない。
「わかったよ、なな。無理に行かなくていい。ママが守るから、安心して行けるようになるまでおうちにいていいんだよ」
ななは、その言葉を聞いて、やっと心の底から泣いた。私は強く、強く抱きしめた。この子を守れるのは、私と誠二だけだ。
学校を休ませることに
翌朝、私は学校に電話を入れ、ななを休ませることを伝えた。理由を「体調不良」としたのは、担任が不在の日に感情的に被害を訴えても、伝言ゲームになるのが怖かったからだ。
なぜ、何も悪いことをしていない娘がこんな目に?
怒りと悲しみで、涙を堪えることに必死だった。
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あとがき:ママの胸で泣いた「学校行きたくない」
明るくて芯の強かったななちゃんが、ついに「学校に行きたくない」と口にした時の、かえでさんの胸の痛み。想像するだけで涙が出ます。親がいくら怒っても、つらいのは毎日耐えている子ども本人です。あの瞬間、「無理に行かなくていい、ママが守る」と抱きしめたかえでさんの判断は、最優先すべき「子どもの心」を守るための、最高の決断だったと思います。もう感情的になってしまうのは自然なこと。ここからは冷静な夫のサポートが必要になってきますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










