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友人「あなたの旦那、ヤバいよ」→たった1回の家訪問で離婚を勧めた理由|モラハラ夫から昼逃げした話

授かり婚ではあるものの幸せな結婚をしたはずだったミユ。しかし夫であるユウイチは、妊娠を機にミユに辛く当たるように。ユウイチの言動にドン引きした友人、ハルナはミユにある提案を持ちかけます。『モラハラ夫から昼逃げした話』第3話をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】つわりで寝込む妻に「手抜きをするな」優しかった夫が豹変したとき|モラハラから昼逃げした話

ミユの夫、ユウイチによる心ない言葉に衝撃を受けたミユの友人、ハルナ。ミユを案じたハルナにより提案されたのは、モラハラで麻痺しているミユにとってまさかの内容でした。

自分では気づけなくなっていた、大事なこと

ベランダ 電話 PIXTA

「じゃあ、そろそろ帰るね。また連絡する」

夕飯のあとすぐに私の家をあとにしたハルナでしたが、その夜、メッセージが届きます。

「ねえ、今旦那が見ていない場所に行ける?電話したいの」

夫はもう寝ていると返信すると、すぐに電話が入りました。私はベランダに出て通話ボタンを押しました。

「ねえ、ミユの旦那、やばいよ」

開口一番、ハルナはこう言いました。ハルナは、私の自己卑下や、ユウイチの冷たい態度、そして家の中の異様な空気を感じ取っていたようでした。

「さっきの言葉もだし…異常に傲慢で、ミユを下に見てる。あれ、モラハラってやつだと思った。ミユ、気づいてる?」

私は、ハルナの言葉に一瞬、息を呑みました。「モラハラ」。その言葉を、私は心のどこかで避けていたのかもしれません。

「今はターゲットがミユだけど、ユカちゃんには何もしていない?あの態度、ちょっと心配になって連絡しちゃったよ…」

ハルナのその言葉は、私の胸に重くのしかかりました。これまでは、私が耐えれば良いと思ってきましたが、ユカにまで危害が及ぶ可能性もあるということ?私はいてもたってもいられなくなりました。

ミユがモラハラ夫から逃げ出さない理由

カフェ コーヒー 手元 PIXTA

ハルナに心配してくれていることのお礼を伝えつつ、改めて夫やユカがいない場で話したいと伝えました。数日後、私はハルナと近所のカフェで会いました。ユカは私の母に預けて。

「ハルナ、心配してくれてありがとう。私…本当は、ずっとつらかったの。ユウイチから逃げたくて」

私は涙ながらにそう打ち明けました。ハルナは黙って私の話を聞きながらうなずいてくれました。でも、私には逃げ出すのをためらう理由がありました。

「でも、ユカから父親を奪うのは不安なんだ。今はユカにとって嫌な父親じゃないし、仕事もしてくれる。そんな父親と離別させていいのかな…。それに、親をがっかりさせるのも気がかりでね…」

私の言葉を聞いたハルナは、静かにコーヒーを一口飲み、私の目を見つめました。

「ミユはさ、ユウイチさんのことをユカちゃんを育てるパートナーとして尊敬できてる?あの家は家族が安心できる場所なの?」

私は首を横に振るしかありませんでした。ユウイチのいる家は、常に緊張と冷たい空気で満ちていて、とても安心できる場所ではありません。

父親との離別も、子どもを守る手段

カフェ PIXTA

私の答えを聞いたハルナはこう言いました。

「だったら、それは父親を奪うなんてマイナスなことじゃなくて、ユカちゃんを危険な環境から守るってことになるんじゃないの?」

ハルナの力強い言葉に、私の心の中にあった迷いが、少しずつ晴れていくのを感じました。

「それにね、ご両親はミユがユカちゃんと笑顔で生きていれば、必ず理解してくれるよ」

私の悩みをひとつひとつほどいてくれたハルナ。私は涙を拭い、ハルナに深く頭を下げました。

「ありがとう、ハルナ。私、逃げることにする。ユカを守るために、あの家を出るよ」

私はこの日に心を決め、ハルナの協力を得ながら昼逃げの準備を始めることにしたのです―――。

🔴【続きを読む】「もう我慢できません」モラ夫に突き付けた置き手紙、昼逃げを実行した妻の決意|モラハラから昼逃げした話

あとがき:覚悟が決まったミユ

ミユなりに色々考えていたことを、ハルナが解消してくれました。こうやって外から指摘してくれる人間がそばにいるのはありがたいことですね。

ミユの決断が良い方向に向かうことを願いたくなるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】モラハラから昼逃げした話

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