🔴【第1話から読む】理想の夫を演じる姿に「反吐が出る」→水面下で不倫する夫への怒り|不倫女に1500万円請求した話
夫・サトルの不倫を知り、謝罪を受けても信じきれない妻・りさ。夫が不倫継続している証拠を集め、さらなる地獄に落とす準備をスタートする―――。
夫の裏切りは簡単に再開した
案の定、サトルは「もう不倫しない」という約束を破った。私が雇った探偵が、あの謝罪から間もなくして不倫を継続する姿を写真におさめたのだ。
わかりやすいことに、夫は不倫にいくときには必ず「出張だから」とウソをついて泊まりで不倫をする。だから「出張」と称して家を空けるたび探偵をつければ、園子のアパートに寝泊まりしている姿が撮影し放題なのだ。
まさか大人しい妻が探偵を雇ってまで自分を追うわけがないと、たかをくくっていたのだろう。あまりにも滑稽で笑ってしまうほどだった。
「もう十分」弁護士も太鼓判を押すほどの証拠を収集
探偵が集めた証拠を持って弁護士事務所に出向くと、担当の篠原先生は、落ち着いた声で答えてくれた。
「ご安心ください。これだけの証拠があれば十分です。写真、ホテルの領収書、そして園子さんのアパートへの出入りを記録した動画。これで『不倫継続の意思』を立証できますよ」
「違約金50万円の請求もできますか?」
「合意書を交わしている以上、もちろん請求できます。今回は一回会うごとに50万円ですから、この記録を見るだけでもかなり大きな額になりますね。サトルさんに対しても、離婚をするなら慰謝料、養育費、財産分与を最大限に請求できるように準備します」
復讐の時は決まった
サトルが私をみくびっている間に、私は静かに包囲網を張り巡らせていた。専門家の力を借りて、着実に。
このころの私は、もうサトルへの愛情は微塵もなかった。ただ、この子の母親として、この子に恥じることのない人生を送るため、そして、裏切りという理不尽を許さないために、戦うことだけを考えていた。
そして、その全てが結実する日が、刻一刻と近づいていた。探偵が突き止めてくれた「誕生日ディナー」の場を、私による復讐劇の最高の舞台にしてやろうと心に誓う。
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あとがき: 静かなる法廷準備
サトルが嘘の出張で家を出るシーンは、りさの心境の変化をよく示しています。以前の涙ではなく、「冷たい諦め」を感じるだけという描写は、彼女がすでに愛情を断ち切り、戦いに徹していることを示します。
弁護士との具体的なやり取りで、ついに復讐の全容が見えてきますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










