🔴【第1話から読む】偶然の再会から始まる不倫の気配|夫を狙うシングルマザー
英麻の友人であるしずかから、突然の連絡。その内容は、夫の浩太が知らない女の人と不倫をしているという目撃情報だった。何も知らずに上機嫌で帰宅して来た浩太に、英麻はしずかから聞いた内容を話し、問い質す。逃げきれないと諦めたのか、浩太も不倫を認めるしかなく…。
友人からの不倫証言を、夫に突き付ける
子ども達と晩御飯を食べ終わり、早々に寝かしつけた後、浩太の帰りをしばらく待っていました。その間にも、しずかから聞いた話をなんと問い詰めようかとひたすら思考を巡らせていました。あれだけ堂々としていたのに、大嘘がバレた浩太はなんと言ってくるのか。子供が3人もいてこのような状況になることに、私はここまできて選ぶ人を間違えたのかと胸が苦しくなりました…。
そうこう悶々としている間に、玄関の扉が開く音がしました。不規則な足音と、かすかに聞こえる唸り声で、浩太がかなり飲んでいることが悟れました。まともに話をできる状態ではないかもしれませんが、酔いもさめる話だと思います。
ふらつきながらリビングに入って来た夫の手を引いて目の前に座らせました。眠そうにしている浩太に対し、私はストレートに問います。
英麻「浩太、今日は大学のサークルの仲間“たち”と出掛けるって言ってたよね」
浩太「それがなんだよ」
英麻「大嘘つき、綾里さんと2人きりで遊んでたみたいね?」
浩太「ああ?まだそんなこと…」
英麻「たまたま友達が見たんだよ、浩太が綾里さんと腕組んで歩いてるとこ。写真あるよ?これが綾里さんか~」
「写真がある」という言葉を認識するのに数秒かかったのか、浩太はゆっくりと視線を上げ、私のスマホ画面をみると、自分の不倫現場の写真に目の色を変えました。酔いで回らない思考プラス焦りで、全く言葉が出てこない浩太は、ついにウソを認めました。
拗ねたような口調で言い訳を始める浩太。「最初は誘いをスルーしてた」「でも何度も誘われて断れなかった」「会ってみたらまんざらでもなくなって…」浩太は謝ってきましたが、本当に反省をしているのかわかりません。それに、例の綾里さんにも制裁を加えなくては。
無遠慮に既婚者を誘うこの女にも、自分のしたことを分からせておかなくては、私の気が済みません。
偽デートの計画の罠
次の日。私は浩太に、綾里さんとデートの約束をするように言いました。目の前でLINEを送ってもらい、やましいことをしないように返事が来るまで私も待ちましたが、返事の通知が来たのはなんと、別のチャットツールだったのです。
浩太と綾里さんは私にLINEを見られて以降、バレないためにLINEではなく別のチャットツールを使ってやり取りをしていたようです。なので、私が浩太にデートの誘いを連絡させているということなど夢にも思ってない綾里さんは、浩太が送ったLINEメッセージにその別のチャットツールで返信をしてきたのです。それが更なる運の尽きでしたね。
デートのお誘いは勿論あっさりとOK。当然なにも疑われることなく承諾され、日取りが決まりました。
狙っている既婚者の男の妻が、楽しみにしていた不倫デートに突然同行してきたら、綾里さんは一体どんな反応をするのでしょうかー?
🔴【続きを読む】不倫相手の女に妻が仕返し!|夫を狙うシングルマザー
あとがき:妻の仕返しが始まる
案の定二人きりで出掛けていた浩太と綾里。浩太は綾里の掌の上で転がされているに等しい状態でした。
綾里は自分の要求にこたえてくれる浩太をいいように扱いたいようですが、妻にバレた今、大ピンチを迎えていることにはまだ気づいていないことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










