🔴【第1話から読む】人懐っこい“保育園ママ友”→気づかなかった【好意の裏にある依存心】|粘着質なママ友
子ども同士のトラブルが目の前で起きましたが、反省する様子のない森崎さんに、紗季はもう我慢の限界でした。距離を置きたいということを伝える決断を下しました。
園への相談
帰宅したあと、悠人の手を冷やしながら私はひたすらに思考を巡らせていました。怒りと悲しみと、得体の知れない罪悪感が胸の中で混ざり合っていました。しかし、もう見て見ぬふりすることはできません。私はスマホを握り、意を決して保育園に電話をかけました。
私「お話したいことがあります……」
担任の保育士さんだけでなく、園長先生も今日あったことを聞いてくれました。私だけでなく、複数のママが園庭での状況を伝えてくれていたらしく、園側もすでに把握している部分があったようでした。
園長「森崎さんとは直接やり取りいただかなくて大丈夫です。園の方から声をかけたいと思います」
その言葉に、肩がすっと軽くなりました。翌日、さらに園から連絡がありました。
園長「森崎さんとは園として話をしています。心配せずにいつも通り過ごしてくださいね」
園としても森崎さんのナイーブさに注意しながら話をしてくれているようでした。その夜、森崎さんから短いメッセージが届きました。
森崎「昨日はごめんなさい。悠人くんにも今度しっかり謝らせてください。迷惑をかけてしまいました。距離を置きましょう」
文章は短いのに、どこか疲れ切っているようにも感じ、私は少しだけ胸が痛みました。
私「お互い無理のない距離でお付き合いしましょう。子ども同士のことはもう解決しているので大丈夫です」
それが、森崎さんとの最後のやり取りになりました。
決意
翌週から、私はいつも通りの日常を取り戻しました。朝の空気は軽く、送り迎えの道も明るく感じました。悠人もすっかり元気になり、園庭でものびのびと遊んでいました。
山本「桜井さん元気そうだね。顔色もよくなって安心したよ」
私「ありがとう。みんながいてくれて本当に助かった」
周囲の温かさに触れ、私はようやくひとりじゃなかったことに気がつきました。今回のことで私は、我慢するだけが正解ではないと学ぶことができました。自分や家族を守るために、相手との境界線を引くことも、立派な優しさだということを。
春の空を見上げながら、私は心の底から思いました。これからは、自分の生活を大切にしよう。誰かに飲み込まれないように、正しい距離を保ち続けよう、と。
あとがき:適切な距離を保つ大切さ
ママ友トラブルは、個人の努力だけでは解決できないことも多くあります。園や学校といった組織を頼ることは、最も現実的で、子どもを守る選択です。
ママ友は子どもを介した特殊な関係性だからこそ、お互いに無理がない距離感を保って気持ちのよいお付き合いができるようにすることが大事ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










