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夫の不倫と風俗依存が原因で、離婚したばかりの絵美。友人一人ひとりにつらい事実を話すのが耐えられず、SNSのストーリー機能を使って、離婚を報告します。その「不幸」をかぎつけるかのように、しばらく連絡をとっていなかった高校時代の友人・早苗から連絡が届き…。
夫の裏切り発覚で、人生が暗転…
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30代を迎えたばかりの絵美の人生は、突然、暗転しました。
夫の不倫と風俗依存が発覚し、数か月の話し合いの末、離婚が成立したのです。夫に裏切られた絶望感と未練とで、絵美の心はボロボロでした…。
友人たちに、このつらい事実を個別に報告する気力はありませんでした。
そこで、絵美は、SNSのストーリー機能に簡潔なメッセージを投稿しました。
「この度、離婚しました。自分の幸せをつかめるように、また、頑張ります」
投稿してまもなく、数年間連絡を取っていなかった高校時代の友人・早苗から、メッセージが届きました。
高校時代の友人と久々の再会!
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「絵美ちゃん、久しぶり!ストーリー見たよ。大丈夫?すごく心配で…」
早苗の「心配で」という一言は、当時の絵美にとって、乾いた心に染み渡る水のように、うれしく感じられました。
誰にも言えずに抱え込んでいた孤独な気持ちが、少しだけ軽くなった気がしました。
すぐに2人は会うことになりました。
久しぶりに会う早苗は、変わらず朗らかで、絵美の話を親身になって聞いてくれました。
絵美は、身近な友人には言いづらい、夫の裏切りの詳細や、離婚に至るまでの苦悩をすべて早苗に話しました。
「本当につらかったね。よく頑張ったよ…絵美ちゃんは悪くない」
「幸せになろう」親身に話を聞いてくれた友人
早苗の共感と優しい言葉は、絵美の心を癒やしてくれました。
久しぶりに誰かに深く話を聞いてもらえたことで、絵美はすっきりし、早苗に心から感謝しました。
早苗は、その場では自分の話は一切せず、ひたすら絵美の回復を願う言葉だけをかけてくれました。
「またいつでも話を聞くからね。今はゆっくり休んで。また幸せになろう」
(早苗は私の幸せを願ってくれている)
そう信じて、絵美は早苗との再会を心からよろこびました。
しかし…この再会が、新たな裏切りと、絵美の人間関係を崩壊させる引き金になるとは…。この時の絵美は、知る由もありませんでした。
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あとがき:目の前に現れた友人は、敵?味方?
夫の裏切りが発覚し、離婚をした絵美…。そんな絵美の前に、高校時代の友人・早苗が現れます。
フレネミー(友人を装う敵)は、人が最も弱っている時に接触してくるのが特徴です。早苗は、絵美の「離婚」という不幸を機に接近し、親切な態度で絵美の情報を聞き出しました。
心が弱っている絵美にとって、早苗の企に気づく余裕はありません。この時点では、絵美にとって、自分の傷を癒やしてくれた、親切な友人として写っていますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










