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30代で離婚…絶望の淵。そこに現れた救世主は、天使かそれとも悪魔か|フレネミーな友だちに振り回された話

夫の不倫と離婚で心身ともに弱っていた30代女性、絵美。彼女の前に現れたのは、親切を装い、ウラで悪意の毒をまき散らす「フレネミー」の友人でした。その友人は、彼女の人間関係を意図的に引き裂こうとします。真実をあばき出すまでの緊迫した心理戦と、弱っている時にこそ、人間関係を見極めることの重要性を描いています。『フレネミーな友だちに振り回された話』第1話をごらんください。

©ママリ

🔴【全話読む】フレネミーな友だちに振り回された話

夫の不倫と風俗依存が原因で、離婚したばかりの絵美。友人一人ひとりにつらい事実を話すのが耐えられず、SNSのストーリー機能を使って、離婚を報告します。その「不幸」をかぎつけるかのように、しばらく連絡をとっていなかった高校時代の友人・早苗から連絡が届き…。

夫の裏切り発覚で、人生が暗転…

Ⓒママリ/画像の生成にAIを活用しています

30代を迎えたばかりの絵美の人生は、突然、暗転しました。

夫の不倫と風俗依存が発覚し、数か月の話し合いの末、離婚が成立したのです。夫に裏切られた絶望感と未練とで、絵美の心はボロボロでした…。

友人たちに、このつらい事実を個別に報告する気力はありませんでした。

そこで、絵美は、SNSのストーリー機能に簡潔なメッセージを投稿しました。

「この度、離婚しました。自分の幸せをつかめるように、また、頑張ります」

投稿してまもなく、数年間連絡を取っていなかった高校時代の友人・早苗から、メッセージが届きました。

高校時代の友人と久々の再会!

©︎ママリ

「絵美ちゃん、久しぶり!ストーリー見たよ。大丈夫?すごく心配で…」

早苗の「心配で」という一言は、当時の絵美にとって、乾いた心に染み渡る水のように、うれしく感じられました。

誰にも言えずに抱え込んでいた孤独な気持ちが、少しだけ軽くなった気がしました。

すぐに2人は会うことになりました。

久しぶりに会う早苗は、変わらず朗らかで、絵美の話を親身になって聞いてくれました。

絵美は、身近な友人には言いづらい、夫の裏切りの詳細や、離婚に至るまでの苦悩をすべて早苗に話しました。

「本当につらかったね。よく頑張ったよ…絵美ちゃんは悪くない」

「幸せになろう」親身に話を聞いてくれた友人

ママ友 相談 PIXTA

早苗の共感と優しい言葉は、絵美の心を癒やしてくれました。

久しぶりに誰かに深く話を聞いてもらえたことで、絵美はすっきりし、早苗に心から感謝しました。

早苗は、その場では自分の話は一切せず、ひたすら絵美の回復を願う言葉だけをかけてくれました。

「またいつでも話を聞くからね。今はゆっくり休んで。また幸せになろう」

(早苗は私の幸せを願ってくれている)

そう信じて、絵美は早苗との再会を心からよろこびました。

しかし…この再会が、新たな裏切りと、絵美の人間関係を崩壊させる引き金になるとは…。この時の絵美は、知る由もありませんでした。

🔴【続きを読む】「不倫して離婚された」「モテ自慢」デマで孤立。友人のどちらかが、ウソをついている?

【全話読む】
フレネミーな友だちに振り回された話

あとがき:目の前に現れた友人は、敵?味方?

夫の裏切りが発覚し、離婚をした絵美…。そんな絵美の前に、高校時代の友人・早苗が現れます。

フレネミー(友人を装う敵)は、人が最も弱っている時に接触してくるのが特徴です。早苗は、絵美の「離婚」という不幸を機に接近し、親切な態度で絵美の情報を聞き出しました。

心が弱っている絵美にとって、早苗の企に気づく余裕はありません。この時点では、絵美にとって、自分の傷を癒やしてくれた、親切な友人として写っていますね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】フレネミーな友だちに振り回された話

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