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🔴【1話から読む】30代で離婚…絶望の淵。そこに現れた救世主は、天使かそれとも悪魔か
早苗と再会した後、絵美の身の回りに不可解な変化が起き始めます。仲の良かった友人たちから、次々とSNSのフォローを外され、LINEもブロックされてしまい…。
突然、友人からブロックされ…どうして?
早苗と会ってから数日後、絵美はSNSをチェックしていて、異変に気づきました。
特に仲が良かった友人グループのうち、3人からSNSのフォローを外され、LINEもブロックされていたのです。
「どうして?私、何かしたかな…?」
絵美にはまったく心当たりがありません。
ブロックしてきた友人たちは、絵美の離婚についても知っているはずです。
心配して連絡をくれるならともかく、一方的に縁を切るような行動に、絵美は深く動揺しました。
離婚のショックに加え、友情までうしなったかもしれないという事実に、心が折れそうになりました。
事実と真逆の悪口を言いふらされた?
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そこで、絵美はまだ連絡が取れていた別の友人、「こずえ」の存在を思い出し、すぐにLINEを送りました。そして、事情を話し、ブロックされたことへの心当たりの有無をたずねました。
「え?…どういうこと?」
こずえからの返信を見て、絵美は愕然としました。
「先週、早苗と飲んだんだけど…早苗が、『絵美が不倫して旦那に別れられた』って言いふらしてたよ?しかも、モテ自慢してたとか…」
絵美は自分の目や、こずえの言葉を信じられませんでした。
(私が不倫?旦那に別れられた?)
すべてが事実と真逆の悪口です。早苗は、絵美から聞き出した夫の不倫の事実を、すべて絵美のせいにすり替えて、友人たちに悪意を込めてバラまいていたというのです。
事実確認するも、混乱は深まるばかり
絵美はすぐに早苗に連絡を取りました。
「ねえ、どういうこと?こずえから聞いたよ…」
早苗は一転して、被害者のような態度を取ります。
「そんな話するわけないじゃない!こずえの作り話だよ!」
「作り話?」
「こずえが、『学生時代から、絵美はモテ自慢ばっかりしてた』って、悪口言ってたんだよ? 私はそういうこと言うのよくないって止めたのに…」
早苗は、巧みに「こずえのせい」にすり替え、絵美の味方を装いました。
どっちが本当のことを言っているのかわからず、絵美は完全に混乱してしまいました。
🔴【続きを読む】優しい友人が私を壊す。孤立を仕組んだ「偽りの理解者」の罠
あとがき:誰がうそをついている?混乱する心
フレネミーによる「悪口の拡散」と「情報操作」が描かれた、第2話。
早苗は、絵美の個人的な不幸の事実(離婚)をねじ曲げ、絵美が最も傷つくような虚偽の悪口(不倫して別れられた)として、友人コミュニティにまき散らしました。
さらに、こずえを悪者に仕立て上げることで、絵美の混乱を深め、早苗への依存度を高めようとしているように感じられますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










