🔴【第1話から読む】夫との馴れ初めは出会い系アプリ、女好き男はやはり信用ならないのか…｜女グセが悪い夫
メインである友佳（ともか）は、出会い系アプリで二つ年上の男・楠成哉（くすのきせいや）と出会う。出会った後、猛アタックを仕掛けてくる彼だったが、実は同棲中の彼女がいることが発覚…。その彼女のことは振るつもりだと言っており、中々信用しきれない彼でしたが、様々な出来事を経て結婚をすることに。あまり穏やかとは言えない夫婦生活のスタートでしたー。
夫・成哉との出会いはアプリ
今から約３年程前、私と成哉は出会い系アプリで知り合いました。最初の彼の印象は「穏やかそうな見た目に反して意外と熱い人」という印象でした。初めて会って以来、成哉は私のどんなところを気に入ってくれたのか、何度もデートに誘ってくれました。会えば紳士にエスコートをし、沢山の熱烈な言葉で猛アタックをしてきてくれました。
そうして何度かデートを重ねているうちに、私も彼と真剣に付き合うことを考え始めたのです。ですが、ちょうどその頃に、実は成哉には、同棲中で振る予定である彼女が居ることが判明しました…。
そのことを知った私は、すぐさま「彼女持ちは無理」と拒絶をし、もう二度と会わないようにしようと連絡を無視していました。ケリをつけきれていない状態で他の女の人との出会いを探すのは、その彼女をキープとして扱ってるようにしか見えなかったからです。
それでも成哉は懲りずに、きちんとその彼女と別れたということで、再度私に猛アタックを仕掛けてきたのです。流石に彼のその熱意に負け、お試しという形でお付き合いを開始しました。
そうしてしばらくしてから、娘を妊娠していることが判明し結婚することとなったのです。実は授かり婚という形で、夫婦生活はあまり穏やかとは言えないスタートでした。
結婚後、元カノからの連絡も…
結婚してからも成哉の女性との付き合い方には疑問と不信を感じたままでしたが、待望の娘が誕生した後は、慣れない育児に夫婦2人で協力していくことに精一杯で、そのことはどこか記憶の片隅に仕舞われていました。
そんなある日のこと、成哉の携帯に元カノ(名前を知っていました)からの連絡通知が。そこに表示されている文章には「笑笑、いいねぇ～笑」という内容が。不審に思った私は成哉の携帯を手に取り、元カノとのトーク履歴を確認しました。そこには信じがたい会話内容がありました。
元カノ「誕生日おめでと！プレゼントあげようか？笑」
成哉「欲しい欲しい！仕事終わりにホテル行く？笑」
元カノ「笑笑、いいねぇ～笑」
それを見た瞬間、私の手は震えが止まりませんでした。成哉は自分から振ったくせに、なんだかんだで女性からの連絡は満更でもなかったのでしょう。同時に悲しみと怒りがこみ上げ、勢いで成哉にこれは一体どういうことかと問い詰めました。
ですが成哉は悪びれる素振りもなく「冗談じゃん」との子どもじみた一言だけ。謝罪は勿論ありませんでした。その言葉で私は成哉に裏切られた気持ちでいっぱいになりました。ただでさえ、娘も生まれたばかりで慣れない育児に追われ余裕のない中で、唯一頼りにしていた成哉にそんなことをされてしまったら、私には信用できる人も頼れる人も居なくなってしまいます。
友佳「笑えないよ。こんな話する人に大事な娘を触れられたくない。二度と近づかないで」
と、抑えきれない感情はそのまま言葉の爆弾となって、爆発してしまいました。その場で元カノにはもう連絡を取らないとメッセージを送らせ、私にも約束をする際に録音して証拠を取りました。
私がそこまで感情を大きく出したのが初めてで、成哉もビビったのかその時は私の言うことに素直に従いました。その後はしばらく穏便に生活を送っていたのですが、そのうちに2人目の子どもを妊娠していることが判明したのです。
そこからまた、私たちの夫婦関係は揺らいでしまうようになりました―――。
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あとがき：女癖の悪い人は中々なおらないのかも…
今回は友佳と夫の成哉との出会いから不倫発覚までのエピソードを描きます。
アプリでの出会いは今の時代増え続けており、出会い場の一つのツールとして確立化されています。
ただ、職場での出会いや友人からの紹介ではない以上、最初は相手の正確な情報がほとんどない中で会うのはデメリットが多いですよね。何かあってもすぐ逃げられる可能性も高いです。そういうアプリを使用する際には、信頼できる人か否か、時間をかけて見極める必要がありますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
