1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 借金残して蒸発した「悪魔」のような母→幸せな私に忍び寄る【最悪の再会】|別れた父と母の板挟みになった話

借金残して蒸発した「悪魔」のような母→幸せな私に忍び寄る【最悪の再会】|別れた父と母の板挟みになった話

2歳になったわが子を育てるサツキは、優しい夫と息子に囲まれ幸せの中にいた。しかし彼女の心には、自分を育ててくれた父の言葉が「呪縛」となって重くのしかかっていた。それは、多額の借金を作り自分を捨てた母への憎悪で…『別れた父と母の板挟みになった話』第1話をごらんください。

🔴【全話読む】別れた父と母の板挟みになった話

29歳のサツキは、夫と2歳の息子と平穏に暮らしている。父子家庭で育った彼女は、自分を捨てた「悪魔のような母」を憎むことで、苦労して育ててくれた父に応えてきた。だが、転勤先で偶然にも母の住む街へ導かれる。

複雑な過去を持つ私

男の子 花 PIXTA

「ママ、みて!おはな!」

2歳になる息子の和人が、公園で摘んだシロツメクサを私に差し出してくれます。

「わあ、きれい。和人、ありがとう」

その笑顔を見ているだけで、胸の奥がじんわりと温かくなる。隣では夫のオサムが「よかったな、和人」と優しく頭を撫でています。

私はサツキ、29歳。今は穏やかな家庭を築いていますが、私の育ちは少し……いえ、かなり複雑でした。小学2年生の時に両親が離婚し、それ以来、父の手一つで育てられた父子家庭育ちです。

不器用だけど優しい父

頑固 父 PIXTA

「サツキ、飯食ってるか?和人のおむつ、足りてるか?」

時折かかってくる父からの電話は、いつも不器用な優しさに溢れています。

「お父さん、大丈夫だよ。オサムさんも協力してくれてるし」
「そうか……。まあ、困ったことがあったらすぐに言え。俺が苦労してお前を育てたんだ、お前には苦労させたくないからな」

父はいつも、この「苦労して育てた」という言葉を口にします。確かにその通りなのです。母が作った、一軒家が建つほどの多額の借金。

父はそのすべてを肩代わりすることを条件に、私たちの親権を勝ち取りました。必死に働き、借金を返し、慣れない手つきで私たちの弁当を作ってくれた。父には感謝しかありません。

今の幸せを噛み締めているけど…

三人 家族 幸せ PIXTA

でも、その感謝と同じくらい、私の心には重い石が置かれていました。

「あんな最低な母親のようになるなよ。あいつは人間じゃない、悪魔だからな」

幼いころから、耳にタコができるほど聞かされてきた母への罵詈雑言。私は父を悲しませないよう、ずっと「お母さんなんて大嫌い」という仮面を被って生きてきました。

「サツキ?どうした、ぼーっとして」

オサムが心配そうに顔を覗き込みます。

「ううん、なんでもない。ただ、今の幸せが壊れなきゃいいなって」

まさか、あの「悪魔」と呼んでいた母親と、再び関わることになろうとは。しかも、今では私の心の支えになりつつあるなんて。 運命の歯車は、私がオサムの転勤で、偶然にも母の住む街へ引っ越した時から回り始めていたのです。

🔴【続きを読む】娘の貯金盗んだ毒母が「育児手伝いたい」→ワンオペ限界の中で【罪悪感】|別れた父と母の板挟みになった話

あとがき:幸せへの祈りと、過去の足音

愛するわが子の笑顔に触れるたび、自分を捨てた母親への怒りが再燃する……。サツキの心にあるのは、父への深い感謝と、裏腹にある「良い子でいなきゃ」という切迫感です。

女性にとって「育ち」や「親の言葉」は、大人になっても見えない足枷になることがありますよね。完璧な幸せを手に入れたはずのサツキが、忌まわしい過去とどう向き合っていくのか。不穏な運命の幕開けに、胸が締め付けられます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】別れた父と母の板挟みになった話

🔴【今読まれています】「あれ、ない……?」私の“タンス貯金”が消えた日|娘がお金を盗んだ話

おすすめ記事

「小説」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事