🔴【第1話から読む】最低男と妹の「運命の出会い」彼氏のスマホは真っ黒で
幸せ絶頂のはずが、かなでは純一のスマホから衝撃の事実を知る。そこはマッチングアプリやナンパ用裏垢がひしめく伏魔殿だった。自分と会う直前まで他の女を物色し、卑猥な言葉を吐く彼の「裏の顔」に、かなでは絶望する。
妹からのSOS
幸せの絶頂にいたかなでから、一本の電話があったのは夜の11時を回ったころだった。 出た瞬間、聞こえてきたのは激しい嗚咽。
「お姉ちゃん……どうしよう……」
「かなで!?どうしたの、何かあった?」
私は慌てて実家に駆けつけた。リビングのソファで、かなでは真っ赤な目でスマホを握りしめていた。隣では母が困惑した表情で背中をさすっている。 話を聞くと、きっかけは些細なことだった。
ホテルデートのとき、一緒に動画を観ようとしたとき、彼が「適当に検索して」とスマホをかなでに手渡したのだという。 お互いにパスコードも教え合う「オープンな関係」だと信じていたかなでは、何の気なしにホーム画面をスワイプした。
妹の彼氏がとんでもない遊び人だと発覚
そこで見つけてしまったのが、あの火遊びアプリの代名詞とも言えるようなものだった。
「元々、遊び人だったっていうのは聞いてたの。でも、今は私だけだって……」
かなでが震える指で、アプリを開いた先の内容を教えてくれた。
そこは、伏魔殿だった。 純一は、かなでがバイトで会えない日を狙い澄まして、別の女の子を物色していた。 驚くべきは、かなでのバイト先へ「迎えに行く直前」まで、他の女と会う約束を取り付けていたことだ。
特に酷かったのは、ある女性とのやり取り。 相手の女性が「今日、生理になっちゃったから飲みに行くの厳しいかも」と送ると、純一の返信はこうだ。
『残念。やれないね。じゃあ一週間後くらいなら大丈夫?』
「やれないね、って……。私の前では『かなでの笑顔が一番の癒やしだよ』なんて言ってたのに。目的はそれだけだったの?」
かなでの声が怒りで震える。
積み重なった嘘がどんどん明らかに
さらに、彼の嘘はそれだけではなかった。仕事用とプライベート用、二つのアカウントしかないと聞いていたSNSには、他に3つも隠しアカウントが存在していた。そのすべてが、女の子をナンパするためだけの専用アカウント。DM欄には、かなでが知らない純一の「営業トーク」が山のように積み重なっていた。
「全部スクショした。証拠はバッチリだよ……」
涙を流しながらも、かなでは冷静に事実を確認していた。その健気さが、余計に私の怒りを沸騰させた。
「かなで、もう十分だよ。こんな男、今すぐ縁を切りなさい」
私の言葉に、かなでは力なく頷いた。 しかし、これだけでは終わらなかった。この男の「正体」は、私たちの想像を遥かに超えるものだったのだ。
🔴【続きを読む】まさかの10歳差!少しの年の差だと思ったのに、素敵な彼氏はオッサンだった
あとがき:スマホはパンドラの箱。開けた先にあった絶望
「やれないね」という一言の破壊力。彼女の前で見せていた「癒やしだよ」なんて言葉が、すべて砂の城のように崩れ去る瞬間です。信じていた相手のスマホを見てしまう背徳感と、見つけてしまった時の血の気が引くような感覚。SNSやアプリを駆使して獲物を探す純一の姿は、もはやホラーに近いものがあります。証拠を冷静に集めるかなでの強さに、姉サツキと同様、読者としても「早く逃げて!」と叫びたくなりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










