Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】売りものにヨダレ!順番の割り込み!子どもに全く注意をしないママ友
しおりと距離を置くことにしたはなこですが、スーパーでしおり一家を見かけてしまいます。しかししおりたちのことを、ある意外な人物が叱っていて…。
スーパーにいたあの親子
幼稚園の事件以来、私としおりさんの交流は途絶えました。
彼女からは「次はいつ遊ぶ?」「新しいカフェ見つけたよ」と、何事もなかったかのような連絡が何度か来ましたが、私はすべて既読無視を貫きました。
はるかも最初のうちは「しんじくんと遊ばないの?」と聞いてきましたが、私の固い決意を感じ取ったのか、次第に聞かなくなりました。
そんなある日の夕方、近所のスーパーへ買い物に出かけた時のことです。
はやとをカートに乗せ、はるかと手を繋いで野菜売り場を回っていると、聞き覚えのある高い声が聞こえてきました。
「しんじー、それ触っちゃだめよー」 声のする方を見ると、そこにはしおりさんとしんじくんがいました。
しおりさんは以前と変わらず、スマホを片手に片手間でしんじくんを見ています。しんじくんは売り場の商品をベタベタと触りながら、通路をふらふらと歩いていました。
私は関わりたくない一心で、気づかれないように棚の陰に隠れようとしました。
しかし、そこで信じられない光景を目にしました。 お菓子売り場に差し掛かったしんじくんが、棚に並んでいるチョコレートの箱を手に取ると、その場でバリバリと包装を引きちぎり、中身を食べ始めたのです。
いわゆる「万引き」あるいは「器物破損」に当たる行為です。
しおりさんはそれに気づくと、相変わらずのトーンで「こらこら、しんじ。お会計する前に食べちゃだめよー」と言うだけでした。
止めようとも、すぐに店員を呼んで謝ろうともしません。彼女にとっては、これもまた「子どものしたこと」の延長線上に過ぎないようでした。
私がその光景に絶句していると、奥の事務所から一人の男性が出てきました。50代くらいの、少し強面の男性でした。一人だけ名札が違っていたので、恐らく店長でしょう。
店長はしんじくんの目の前でしゃがみ込み、低い、しかし威厳のある声で言いました。
「こら! 坊主、何をしてるんだ」
しんじくんは驚いて、口にチョコレートをつけたまま固まりました。しおりさんが慌てて割って入ります。
ついに知らない人にまで叱られるママ友
「すみません店長さん。うちの子、お腹が空いてたみたいで。でも子どものしたことだし…あとでちゃんと会計しますから、ね?」
しかし、店長はしおりさんに向かって真っ直ぐに立ち上がり、鋭い視線を向けました。
「お母さん、会計すればいいという問題じゃない。これは泥棒と同じだ。あんたが子どもをちゃんと叱らないから、この子は世間に迷惑をかけているんだ。母親として、自分の息子が世の中から嫌われる人間になってもいいのか?」
その言葉は、刃のように鋭く、しかし深い人情味を含んだ諭しでした。
「子どもを可愛がることと、甘やかすことは違う。今、あんたがこの子に『やってはいけないこと』を教えないのは、育児の放棄だ。世間に迷惑をかけてからじゃ遅いんだぞ」
店長に厳しく詰め寄られたしおりさんは、言葉を失って立ち尽くしていました。スーパーの通路で、多くの客が見守る中、彼女の「へらへらとした余裕」は完全に崩れ去りました。
しんじくんは店長の気迫に圧倒され、わあわあと泣き出しました。
私は、店長の毅然とした態度に救われる思いでした。あの日、私が駐車場で伝えたかったこと、彼女が聞き入れなかったことが、赤の他人の手によって、より明確な形で彼女に突きつけられたのです。いや、きっと赤の他人だからこそ…彼女に響いたのかもしれません。
結局私たちはしおりさんやしんじさんに気づかれることなく、その場をあとにしたのでした。
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あとがき:やっと響いた?
店長さんの言うことが深い…!子育ての真意を見た気分になりますね。この出来事は、しおりにとってどんな影響を及ぼすのでしょうか?
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










