Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】売りものにヨダレ!順番の割り込み!子どもに全く注意をしないママ友
スーパーで店長に叱られ、思うところがあったらしいしおり。その様子を見ていたはなこの元へ、しおりからの連絡が来るのですが…。
ママ友からの意外な連絡
スーパーでの出来事から一週間後、私のスマホが震えました。
しおりさんからのメッセージでした。またいつものような誘いだろうか。
重い気持ちでメッセージを開くと、そこには予想もしなかった言葉が綴られていました。
『はなこさん、今まで本当にごめんなさい。』
文章は、これまでの彼女からは想像もできないほど、切実で真摯なものでした。
『最近スーパーで店長さんに叱られたんだけど、頭を殴られたような衝撃を受けました。はなこさんがあの日、駐車場で怒鳴ってくれた意味が、ようやく分かったんです。私は、しんじに嫌われるのが怖くて、厳しくすることを避けていました。叱るエネルギーを使うのが面倒で、それを「子どものしたこと」という言葉で逃げていただけでした。私が育児を怠けていたせいで、しんじを泥棒にさせてしまうところでした。』
メッセージはさらに続きました。
『はなこさん、もしよかったら教えてほしいんです。はるかちゃんは、いつもルールを守って、お友達にも優しくできる、とてもいい子ですよね。どうやって育てているの? 私はどうすれば、しんじをちゃんと育て直せるかな。』
画面を見つめながら、私は複雑な思いに駆られました。彼女は、ようやく自分の「無責任な愛情」に気づいたようです。
あの日、駐車場で私が怒鳴ったことも、店長に諭されたことも、すべては彼女としんじくんを想ってのことだったと、やっと繋がったのでしょう。
育児に正解はありません。私だって、はるかを育てる中で毎日迷い、悩み、時に失敗しては反省する日々です。
でも、ただ一つ言えるのは、子どもを信じているからこそ、ダメなことはダメだと教え、社会の一員として生きていけるように導く。それが親の、最も苦しく、最も尊い役割なのだということ。
それはたとえ、自分が嫌われ役になってもまっとうしなければならないのです。
自分の子ども、なのですから。
私はしばらく悩みましたが、返信を打ち始めました。
この返事が、あなたの子育ての前進につながるなら
『しおりさん、メッセージありがとう。気づいてくれて、私も嬉しい。育児に正解なんてないから、私も毎日必死だよ。』
そこまで打って、少し考え、最後をこう結びました。
『せっかくだし、久々に家族ぐるみで会おうか。その時、ゆっくりお話ししましょう。』
かつての「なあなあな関係」に戻るつもりはありません。
これからは、間違っていることは指摘し合い、共に子どもたちの未来を考える、本当の意味での「戦友」になれるかもしれない。そんな一縷の希望を込めて、送信ボタンを押しました。
数分後、『ありがとう! 待ってるね』と短い、けれど晴れやかな返信が届きました。
窓の外には、冬の澄んだ青空が広がっていました。はるかがはやとの手を引いて、部屋の中を歩く練習をしています。
「ママ、はやとくん歩くの上手だよ!きっとすぐ走れるようになっちゃうね」
「本当ね、はるか。みんなで一緒に、一歩ずつ進んでいこうね」
私は二人の宝物を抱き寄せました。これから始まる新しい関係が、子どもたちにとっても、私たち親にとっても、実りあるものになることを願いながら。
あとがき:大事な子どもだからこそ、愛されてほしいという気持ち
子育てに対する姿勢を改めたしおり。目がさめた彼女は意外にも真面目で、とても好感がもてますね。今までのゆるゆる育児から巻き返せるのか…これはもう祈るしかありませんが、頑張ってほしいものです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










