🔴【第1話から読む】届いた18万の督促状。原因は夫の「名義貸し」だった…
限界を迎えた美緒は、夫に義実家との「絶縁」を訴える。修平も過ちを認め、家族との決別を決意。そんな、2人の異変に気づいた美緒の父が、すくいの手を差し伸べ…。
夫婦ともに気落ちする日々
最近、夜が来るのがこわい。布団に入ると、どうしてもあの18万円のこと…そして、義母たちの無責任な顔がうかんできて、ねむれなくなる。
修平も、自分があの時カードを貸したことがすべての元凶だと分かっているからか、目に見えて元気がなくなっていた。
「……修平、もう限界だよ」
ある夜、私はしずかに切り出した。
「お義母さんも義妹ちゃんも…私たちがどれだけこまっているか分かってないよ。電話もムシして、話し合いにすらならない。これ以上、私一人で抱えきれないよ…。こんなことで、毎日ケンカしたり、くらい顔ですごしたりするのは、もうイヤ…」
夫は絶縁を覚悟…
修平はしばらくだまっていたが、やがてしぼり出すような声で言った。
「……分かってる。俺、あいつらとはもう縁を切りたい。でも、縁を切ったら、あのお金は結局、俺たちが払うことになるんだよな? それがくやしくて……」
そう、言った後、修平は深いため息をついた。
「でも、もう疲れたよな」
「…お金を返してもらうまで、私はあきらめないよ。法的手段とか、何か方法があるはず……」
そうは言ったものの、弁護士にたのめば費用の方が高くなる。「費用倒れ」になる可能性が高い。
(しかも、カードを他人に貸す行為自体が規約違反だ…私たちにも非がある)
かといって、義母や義妹の作った借金を私たちが支払えば、彼女たちはまたいずれ、無責任にお金を無心してくるだろう…。考えれば考えるほど、八方ふさがりだった。
父からの救いの手
「美緒、修平くん…ちょっといいかい?」
私たちの部屋のドアを叩いたのは、私の父でした。
同居している以上、私たちの不穏な空気はかくしきれなかったようだ。
「……2人でずっとなやんでいるのは知っている。お金のことも、向こうの両親のことも。かくさなくていい。家族なんだから」
その言葉を聞いた瞬間、はりつめていた糸が切れ、私はその場で泣きくずれた。
修平もなさけなさに顔をゆがめながら、これまでの経緯をすべてうちあけた。義母の使い込み…義妹の無責任さ、そして、修平の過ち。
すべてを聞きおえた父は、「分かった」と言い、修平に問いかけた。
「修平くん、君はどうしたい? 相手は君の親兄弟だ。情もあるだろう」
修平はまっすぐに父を見返し、はっきりと言った。
「信頼をうらぎり、妻を苦しめる人たちは…もう家族じゃありません。縁を切ります」
その言葉に、父は深くうなずいた。
🔴【続きを読む】「たかが金」と言う義母に絶縁宣言!"弁護士"の登場に顔面蒼白
あとがき:差し込んだ一筋の希望
ようやく修平が目を覚まし、美緒さんと歩調を合わせたことに安堵しますね。身内と縁を切る決断はおもいものですが、自分たちの生活を守るためには、さけてとおれない道でした。
そして、何より心強いのが美緒さんのお父さんの存在です。「かくさなくていい」と言う言葉は、暗闇にいた2人にとって唯一の光だったのではないでしょうか。本当の家族のキズナとは何か…「信頼関係」の重要性がうきぼりになります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










