🔴【第1話から読む】夫に対して「安月給」「情けない」→過保護だった母の暴言に困惑|実母との同居トラブル
実家の被災をきっかけに、実母の提案で二世帯住宅を建てた諒子たち。しかし平穏は束の間、母は壁を越えて浩二への不満をぶつけ、孫の世話に謝礼を要求する変貌ぶりを見せて―――。
台風で甚大な被害を受けた実家
母が保育園のお迎えをやめてからしばらくして、台風が実家を直撃。古い造りの実家は甚大な被害を受けました。建て直すか、修繕するか、いずれにしてもお金がかかりますし、両親と私は話し合いをしなくてはならなくなりました。
そんな中、母が提案してきたのが「二世帯住宅の建設」です。
「土地代はかからないんだから、建物代だけでいいのよ。隣にいれば透哉の面倒も見やすいしね。もちろん水回りも玄関も別にすれば、お互いにストレスもないでしょう?」
この提案に、夫・浩二は最初、難色を示していました。でも、当時の私たちは共働きで育児に限界を感じていたのも事実ですし、将来的にマイホームがほしいとも考えていました。玄関や水回りが別なら、近居と大して変わらないだろうと考え、最終的にはこの提案に乗ることにしました。
二世帯住宅を建てたのが、悪夢の始まり
そして私たちは、玄関も生活空間も分かれた「完全分離型二世帯住宅」を建てたのです。新居での生活が始まった当初は、穏やかでした。食事も掃除もすべて別なので、当初考えていた通り、ほぼ近居のような生活ができていたのです。母も想像していたほど干渉してこず、この状況なら快適に住めると考えていました。
でも、そんな平穏は数か月も持ちませんでした。母が浩二のちょっとした行動に対して小言を言う場面が増えていったのです。
「今朝は私が玄関前を掃いてたのに、あいさつもしないで出かけたのよ?あの子本当にマナーがなってないわね」
浩二はイヤホンをつけて出勤していますし、母は植え込みのあたりを掃除していたというので、おそらく見えなかっただけなのですが…。このように、母は、浩二の些細な言動を捕まえては、私にだけ執拗に愚痴をこぼすようになりました。
壁一枚隔てた隣にいるからこそ、母の負のエネルギーはダイレクトに私に届きます。まさに【愚痴地獄】といった感じです。
母の言動がストレス。夫に申し訳ない…
さらに、孫の世話についても、かつての献身的な姿は消え失せていました。
「透哉を預けるならお世話代を入れてくれないと困るわよ。食事代もかかるし、ベビーシッターを頼むなら高いお金を払うんでしょう?」
最初は進んでしてくれていた孫の世話に対して金銭まで要求するようになり、私は正直ドン引きしてしまいました。かつては私や孫への行き過ぎた愛情から過剰な行動をしているのだと認識していましたが、最近の母はそうではなく、単なる利己的な考えの持ち主になってしまったのです。
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あとがき:高すぎる「安心」の代償
「完全分離型」という言葉の甘い響きに潜む罠が描かれた回でした。育児に追われる中で差し伸べられた母の手は、実は自由を奪うための手招きだったのかもしれません。
血の繋がった孫の世話を金銭で取引しようとする母の冷徹さは、もはやかつての母とは別人です。良かれと思って選んだ道が、夫を傷つけ、自分を追い詰めていく皮肉。夜中に一人で涙を流す諒子の姿に、胸が締め付けられる思いがします。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










