🔴【第1話から読む】夫に対して「安月給」「情けない」→過保護だった母の暴言に困惑|実母との同居トラブル
母の暴言に限界を迎えた諒子は、二世帯住宅での同居継続を諦めて親と別居することに。母は逆上し、過去に子育てでかかったお金まで要求してきて…。
とうとう母の言動に限界を感じる
ある夜、母の一言でついに私の中の何かがプツンと切れてしまいました。
「浩二さんまだ帰ってこないの?稼がないし家庭にも尽くさないし、一体なんのためにいるのかしらね?」
浩二は家族のために働き、激務で平日は不在ながらも休日は精一杯家族と向き合ってくれています。それなのに母はこの言いぐさです。その瞬間、私の何かが弾けました。
「お母さん、もう聞いてられない。私はもう浩二と透哉とこの家を出る」
母は一瞬呆然とし、次の瞬間、般若のような形相になりました。
「は?私たちが用意した土地に家を建てさせてやったんでしょう?おかしなこと言うもんじゃないわよ。出ていくならば今までかけてやったお金、全部返しなさい。学費、結婚式のお祝い金、出産祝いも全部ね」
最後まで金銭を盾にして私たちを支配しようとする母を、このときは不憫にさえ思いました。脅しでもしないとだれも周りにいてくれないことを本人は気づいているのでしょうか。
暴走する母と最愛の夫。私は決意した
「おいおい、何の騒ぎだよ」
母の家の方まで響く声に驚き、父が仲裁しにきてくれました。一度は父の執り成しで表面上の和解をしましたが、母の暴走は止まりません。
浩二はこの騒ぎを知りませんが、その翌日からさらに冷たくなった母の態度や私の表情を見て何かを察しているようでした。本来なら家族のにぎやかな笑い声が響くはずの二世帯住宅が監獄のようになっているなんて…。
私は「もうこのままではいられない」と感じ、密かに二世帯住宅を出ていく決意を固めていました。
決別の決意と意外な母の過去
ある日、家を出ていく決意を父に話してみると「間に入ってやれなくて申し訳なかった。お前たちの人生を歩みなさい」と背中を押してくれました。母が出かけている間に父と改めて話すと、父は母の過去について知っていることを話してくれました。
どうやら、母は子どものころ、実の母に育児放棄されてしばらく施設にいたことがあったようです。父親は家を出ていってしまい、親族にそだてられたのだそう。思えば、私が物心ついた時には祖父はもういなくて、母は父親について一切話してくれたことはありませんでした。
知らなかった事情はあったものの、だからといって娘やその夫を傷つけて良い理由にはなりません。
私は浩二に対しても二世帯住宅から出ていきたい気持ちを伝え、浩二も賛成してくれました。その日から私たちは秘密裏に家を探し、荷物を少しずつまとめ、この監獄から飛び出す準備を進めていったのです。
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あとがき:鎖を断ち切るための痛み
ついに諒子が立ち上がりました。逆上した母が放つ「お金を返せ」という言葉は、愛情を取引の道具にしていた証拠。一方で、母の過干渉の裏側にあった悲しい過去が明かされ、単なる悪役ではない、母という人間の歪みが浮き彫りになります。自分が受けられなかった愛情を歪んだ形で娘に注いでしまった母。しかし、その連鎖を断ち切るのが親の責任です。浩二の小さな背中を守ろうとする諒子の母としての強さに、応援したくなる回です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










