🔴【第1話から読む】妊娠中の妻を置いて「飲み会三昧」→ガブガブ飲んで帰る夫への不満|泥酔夫を締め出した話
翌朝、車中泊で憔悴した恭司が謝罪。実家や友人からも突き放され、居場所を失った彼は、なおに敬語で平謝りする。主導権を握ったなおは厳しい条件を突きつけ、赤ちゃんを主役とした新しい生活への一歩を踏み出す。
翌朝。そこには憔悴しきった夫の姿が
翌朝。 嵐は去り、雲の間から冬の澄んだ太陽の光が差し込んでいました。私が起きてしばらくするとインターホンが鳴りました。玄関の前には夫がいます。私が玄関のチェーンを外し、ドアを開けると、そこには憔悴しきった様子の恭司が立っていました。
服は湿り、髪はボサボサ。 昨夜の勢いはどこへやら、彼は床を見つめたまま動こうとしません。
「……おはよう。酔いは覚めたの?」
私が努めて明るく声をかけると、彼はビクッと肩を揺らしました。
素直に謝罪をした夫
「……ごめん」
「何が?」
「……全部。門限守らなかったことも、電話で暴言吐いたことも」
恭司の態度がここまで変わったのには、経緯があるようです。恭司はゆっくり語りはじめました。
「あの後、実家に泊めてもらおうと思って歩いて行ったんだよ。あの雨の中。でも、玄関先で追い返された。『妊娠したなおさんを置いて飲み歩いて何やってるんだ』って…。
それで友達にも電話したんだけど、みんな家族がいるから急には無理だって。みんな、家族の都合や気持ちを優先してるんだよな…」
彼はリビングに入ると、私が用意した温かいお茶を一気に飲み干しました。
「なお……俺、自分がどれだけ酷いことしてたか、やっと気づいたんだよ。ごめん…」
夫の手綱を握った日
私はまっすぐに彼の顔を見て言いました。
「恭司、謝ってくれたことはありがとう。私と子どものためにも、22時の門限はこれからは守ってほしいし、今後も戻ってこない場合はチェーンをかけさせてもらうからね」
「……はい。……気をつけます。門限過ぎたら、チェーンかけていいです……」
彼のしょんぼりとした、消え入りそうな声。これまでのモラ気質は見えず、今の彼は正真正銘「反省した夫」です。 ただ、これもいつまで続くかわからないので、私も心して接さないといけないと思いました。
「じゃあ、朝ごはん食べる? 」
「……あ、はい…」
私はおなかを優しく撫でながら、キッチンに向かいました。まだ完全な解決とはいえないまでも、我慢だけを解決策としていた私が反撃に出られたのは大きな一歩です。夫も今一度【何が大切か】を考え直して、今後は家庭を大切にしてほしいと思っています。
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あとがき:チェーンが繋いだ「新しい力関係」
最終話では、立場が完全に逆転しました。「妻を怒らせたら行く場所がない」という現実を突きつけられた夫の姿にはスカッとさせられます。「次からもチェーンをかける」と釘を刺すなおの冷徹な強さも良いですね。
これからは赤ちゃんが主役。もし彼が道を外れたら、またあのチェーンが彼を拒絶するでしょう。スカッとする結末のお話でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










