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「友人を好きでいるために」正直な気持ちを伝えた結果|距離感が近すぎる友人

32歳の真理は、待望の第二子を妊娠中。ひどいつわりに耐えながら育児に励む彼女を悩ませるのは、親友・沙織からの過剰な「産後ハイ」攻撃でした。かつての結婚祝いでは画材代すら踏み倒され、今や一方的なエコー写真と自分語りのLINEが止まりません。限界寸前の真理に、追い打ちをかけるような「2週間後のお祝い」の約束。友情と体調の板挟みで疲弊する真理が、自分らしい距離感を取り戻すまでの物語です。「距離感が近すぎる友人」第四話をごらんください。

🔴【第1話から読む】「つわりで具合が悪いのに...」友人からのLINEが鳴りやまない

真理は意を決して、妊娠と体調不良を正直にLINEで伝える。数日間の沈黙の後、届いたのは沙織からの謝罪だった。夫に諭され己の振る舞いを反省した彼女の言葉に、真理の心に溜まっていた澱が溶け出していく。

友人に妊娠を報告

スマホ amana images

私は、慎重にメッセージを打ちました。

『沙織、返信が遅くなってごめんね。実は、なかなか連絡できなかった理由があるんだ。今、二人目を妊娠していて、3か月目に入ったところなの。今回は前よりも悪阻がひどくて、毎日横になっている時間が多くて。慎吾の世話と家事でいっぱいいっぱいで、スマホを触るのもままならない状態なんだ。お祝いを早めてほしいって言ってくれたのに、応えられなくて本当に申し訳ない。

もう少し体調が落ち着くまで、ラインの返信も遅くなっちゃうと思う。2週間後のお祝いも、今の体調だと伺えるか分からなくて……。直前になってしまうかもしれないけど、また連絡させてもらってもいいかな?』

送信ボタンを押した後、どっと疲れが押し寄せました。

数日後にきた友人からの返信

スマホ メッセージ PIXTA

彼女のことだから、「えー!おめでとう!じゃあ私が行くよ!」と、また斜め上の反応が来るかもしれない。あるいは、既読無視をされてしまうかもしれない。

どんな反応が来ても、もう受け入れるしかない……。そう思って、私はスマホを置いて目を閉じました。

それから数日、彼女から連絡がくることはありませんでした。既読はついていたので、怒らせてしまったか…そう思っていた矢先、突然連絡がきました。

恐る恐る画面を見ると、そこには沙織からの長文が届いていました。

『真理、本当にごめん。夫に真理の話したら、「お前、自分のことばっかりで真理さんの状況を考えてなさすぎる」ってすごく怒られた。それで、自分の気持ち整理するために、勝手に既読スルー状態にしててごめんね。夫から言われたこと、本当にその通りだと思った。私が舞い上がりすぎて、真理の優しさに甘えきってた。

妊娠3か月なんて、一番しんどい時期だよね。それなのに私、自分の暇つぶしに付き合わせようとして、何度も催促して……本当に最低なことをした。

ウェルカムボードの時も、今思えば真理は慎吾くんの育児で大変だったはずなのに、私、お礼もまともに言えてなかったよね。お祝いのことは気にしないで!今はゆっくり休んで。会えそうな時に、真理の方から連絡して。それまで私からはラインしないようにするから。本当に、自分勝手でごめんね。おなかの赤ちゃん、大事にしてね』

親しき仲にも礼儀がある

スマホ 夫婦 PIXTA

画面が、涙で滲みました。

あんなに「面倒くさい」と思っていたのに、彼女の反省の言葉を見た瞬間、心のつっかえがスッと消えていくのを感じました。

「祥吾……沙織から、返信来たよ」

私は夫にスマホを見せました。

「……よかったな。彼女も、ちゃんと分かってくれたみたいだ」

「うん。ハイになって周りが見えなくなってただけで、嫌がらせをしてたわけじゃなかったんだね。……私、彼女を遠ざけようとしてることに罪悪感があったけど、こうやって正直に話してよかった」

私たちは、お互いの弱さや状況を「言葉」にすることをサボっていたのかもしれません。親しき仲にも礼儀あり。そして、親しき仲だからこその「境界線」。

それを再確認できた夜でした。

🔴【続きを読む】伝えた本音が関係をより良くした。30代の「本当の友情」とは

あとがき:伝わった「本音」と、崩れなかった絆

勇気を出して伝えた結果、沙織が自分の非を認めてくれたシーンには救われる思いがします。もしここで逆ギレされていたら、それまでの関係だったということ。相手を信じて、自分の「弱み」をさらけ出したからこそ、本当の意味での歩み寄りが生まれました。親しき仲にも礼儀あり、と言いますが、それ以上に「今の状況を言葉にする努力」が、友情を維持するためには不可欠なのだと教えられます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】距離感が近すぎる友人

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