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「もし不倫したら、徹底的に追い詰める」不倫を憎む夫|不倫夫を許さない

主人公・光里は夫と子供達に恵まれ幸せな家庭を築いていました。するとある日なんと、不倫を心底嫌っていると言わんばかりだった夫の不倫が発覚します。夫の不倫を嫌う姿は、少しイラっとするも逆に信用できそうだったのにどうして…。「不倫夫を許さない」第一話をご覧ください。

🔴【第1話から読む】「もし不倫したら、徹底的に追い詰める」不倫を憎む夫

夫が苛立ちながら帰宅。その理由は、「友人の妻が不倫した」とのことで、不倫をとにかく嫌がっている様子の夫でしたが…。

怒っている夫、その理由は?

男 PIXTA

夕暮れ時のリビングは、いつも戦場のような騒がしさに包まれます。
幼稚園から帰ってきたばかりの長男・光次は、お気に入りのおもちゃが見当たらないと地べたに転がってぐずり、生後数ヶ月の娘・綺羅里は、その兄の泣き声に同調するように火がついたような声を上げています。

私は、綺羅里を抱っこ紐で揺らしながら、片手でお玉を握り、夕食の肉じゃがを混ぜていました。
「はいはい、光次、パパが帰ってくるまでにお片付けしようね。おもちゃ箱の隅っこ、見てごらん?」
なだめる私の声も、子供たちの泣き声にかき消されてしまいます。換気扇の回る音と、煮物の爆ぜる音。孤独な育児の真っ只中で、私はふと、窓ガラスに映る疲れ切った自分の顔を見て溜息をつきました。髪は振り乱れ、化粧っ気もなく、Tシャツの肩には綺羅里の吐き戻したミルクの跡がついている。これが今の私の「日常」でした。

そんな、どこにでもある、けれど必死な風景の中に、夫の太郎が帰宅しました。
「ただいま……。ったく、最悪だ」
玄関のドアが乱暴に閉まる音と共に、太郎の不機嫌な声が響きました。
普段なら「おかえり、お疲れ様」と笑顔で迎える余裕を作ろうと努めますが、今日の彼は明らかに異様な殺気を放っています。彼はリビングに入るなり、カバンをソファに放り投げ、ネクタイを荒々しく緩めました。光次が「パパー!」と駆け寄りましたが、彼はそれを軽く手で払い除け、苛立った様子で鼻を鳴らしました。

「どうしたの? 仕事で何かあった?」

私が恐る恐る尋ねると、太郎は私を射抜くような鋭い視線で睨みつけました。その瞳には、私に対する嫌悪感すら混じっているようで、心臓がキュッと収縮するのを感じました。

「仕事じゃない。……親友のサトシだよ。あいつ、嫁に不倫されたんだってさ。さっき電話で泣きつかれたよ。あんなにいい奴が、なんであんな目に遭わなきゃいけないんだ」

「えっ、あの奥さんが……?」

夫による牽制、イラっとするけど…

夫婦 PIXTA

驚きはしましたが、今の私には他人の家庭の事情に深く入り込む余裕はありませんでした。サトシさんの奥さんは、いつも物腰が柔らかく、家庭的な方だという印象があったからです。しかし、太郎の怒りは収まるどころか、なぜかその矛先を、今まさに育児に奔走している私に向けてきたのです。

「信じられないよな。あいつ、必死に働いて家を建てて、子供の教育費だって稼いでたんだぞ。それを裏切って、どこの馬の骨とも分からん男と寝るなんて、女ってのはこれだから信用できない。愛想が良ければ良いほど、裏で何してるか分かったもんじゃないな」
太郎は一歩、私に詰め寄りました。綺羅里が驚いて泣き声を強めましたが、彼は一瞥もくれません。

「おい、光里。お前も、もし不倫なんてしてみろ。徹底的に追い詰めてやるからな。慰謝料も、親権も、お前の居場所も、全部奪ってやる。親戚中にお前の醜態を言いふらして、二度と表を歩けないようにしてやるよ。分かってるか? 軽い気持ちで男と連絡でも取ってみろ。その瞬間がお前の人生の終わりだと思え」

その言葉の冷たさに、私は背筋が凍るような思いがしました。
私にはやましいことなど何一つありません。毎日、睡眠時間を削って綺羅里の世話をし、光次の幼稚園の準備をし、栄養バランスを考えた食事を作る。自分の美容院に行く時間すら惜しんで家族のために尽くしている自負がありました。それなのに、まるで私が「潜在的な裏切り者」であるかのような言い草。それは、私のこれまでの献身をすべて踏みにじる屈辱的な言葉でした。

「……何言ってるの。そんなことするわけないじゃない。そんな暇があると思う? それより、光次が泣いてるから少し構ってあげてよ。子供たちが不安がってるわ」
私はイラだちを抑え、努めて冷静に返しました。しかし、指先が微かに震えているのを隠せませんでした。

「フン、分かればいいんだ。釘を刺しておかないとな。サトシの嫁みたいなクズにはなりたくないだろ。お前はただ、俺の言うことを聞いて、大人しく家を守ってればいいんだ」
太郎は吐き捨てるように言うと、着替えのために寝室へ消えていきました。
残された私は、震える手で再びお玉を握りました。肉じゃがの甘い匂いが、今はひどく胸を悪くさせます。

あんなに正義感ぶって、私を脅すようなことを言った彼。
その言葉が、一週間後に自分自身に突き刺さる鋭利な刃になるとは、この時の彼は夢にも思っていなかったはずです。彼は私を「支配」するためにその言葉を投げたのでしょうが、それが自分自身の首を絞める絞首刑の縄になるとは、皮肉なものでした。

🔴【続きを読む】不倫発覚!夫の見せた間抜けな隙

あとがき:怒っているにしても上から目線では?

いくら腹が立っているとはいえ、どうしてこんなにも上から目線で言えるのでしょうか。光里もそれを流しているあたり大人ですね。夫婦でいるためにはこういったことが大事なのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】不倫夫を許さない

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