🔴【第1話から読む】仕送り2万円は当たり前?夫の口座から毎月消えるお金
実家からの手厚い支援に対し、義母からは出産祝いも結婚祝儀もなし。それどころか、仕送りで買ったと思わしき品を「プレゼント」として贈られ、紗枝の心は冷え切る。感謝のない搾取に、彼女の忍耐は限界を迎える。
出産祝いさえくれない義母
「ねえ、お母さんから何か言ってた? ほら、空の出産祝い……」
空が生まれて数か月が経ったころ、私は意を決して衛に尋ねました。 私の両親は、空が生まれるとすぐに飛んできてくれて、多額のお祝いを包んでくれました。それだけでなく、結婚式の時も、親戚の車代や宿泊費を全て負担し、誰よりも多い祝儀をくれたのです。
「ん? お袋? ああ、特には。でもほら、この前会った時『かわいいわね』って喜んでたじゃん」
衛は不思議そうに首を傾げます。 ……言葉だけ。 そう、義母からは出産祝いもなければ、結婚式の時も祝儀すらありませんでした。それどころか、義母の着物のレンタル代、着付け代、さらには義理の親族の宿泊費まで、全て私たち夫婦が支払ったのです。
「ねえ、衛さん。お義母さんには感謝してるよ? 衛さんを一人で育ててくれたんだもん。でも、私たちだって今、そんなに余裕があるわけじゃないよね」
「わかってるって。だから2万に抑えてるんだし。お袋、シングルで苦労したからさ、少しは贅沢させてやりたいんだよ」
衛の言う「苦労」は理解できます。でも、今の義母の生活はどう見ても困窮してはいません。
仕送りで買ったプレゼント
SNSには、仲間と豪華なランチを楽しんだり、旅行に行ったりする写真がアップされています。そのランチ代や旅行代の一部が、私たちの生活費から削り出した2万円だと思うと、虚しさがこみ上げます。
ある日、義母から「プレゼント」が届きました。
「紗枝さん、これ使って。空くんにいいと思って買ったのよ」
届いたのは、有名ブランドの抱っこひもでした。普通なら大喜びするところですが、私の心は冷めていました。
「ありがとうございます……大切に使いますね」
電話口では明るく振る舞いましたが、切った瞬間、スマホを置く手が震えました。 この抱っこひも、だいたい2万円くらい。……そう、私たちが先月送った「仕送り」とほぼ同額です。
仕送りが大きなストレスに
「自分の仕送りで買ったものを『プレゼント』って言われても……。これ、実質、私が自分で選ぶ権利もなく自分で買ったようなものじゃない?」
独り言が、冷たいリビングに響きます。 義母から仕送りに対するお礼を言われたことは一度もありません。まるで、給料日に口座にお金が入るのが当然であるかのように。
表面上は「いいお義母さん」と「物分かりのいい嫁」。でも、会うたびに私のストレスは限界に近づいていました。気を遣って、笑顔を作って、自分の親には何もしてあげられないのに、義母の遊び金を捻出する日々。
「もう、限界かも……」
空を抱きしめる腕に、思わず力がこもりました。この子はこれからもっとお金がかかる。習い事、学校、服……。その時も、私は義母の趣味のために、我が子の何かを我慢させるのでしょうか。
🔴【続きを読む】仕送りで買ったものがプレゼント?趣味に仕送りを使う義母への怒りがこみ上げる
あとがき:「贈り物」の皮を被った違和感
自分たちの生活費から捻出したお金が、義母の趣味や旅行に消え、あろうことか「自分の金で買ったプレゼント」として戻ってくる皮肉。お礼の言葉一つない義母の態度は、もはや甘えを通り越して傲慢にすら映ります。実家の両親の無償の愛と比較してしまうことで、余計にその不条理さが際立ち、読者としても「もう黙っていられない!」と憤りを感じるエピソードです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










