🔴【第1話から読む】「きっちりお掃除するわ」"裏アカ"で女を漁るゲス夫を罠にハメる、壮絶な復讐劇
親たちの前で晒し出される卑劣な本性。にげ場をうしなった茂樹に、聡美は「リナ」としてトドメのメッセージをおくる。驚愕する夫に突きつけたのは、「離婚届」と厳格な「誓約事項」だった。
両家は夫の素行に怒り心頭
沈黙が支配する個室の中で、紙をめくる音だけが残酷にひびいた。
「"妻とはレスで居場所がない"……茂樹、お前、聡美さんにこんなに苦労をかけておいて、何を言っているんだ!」
激昂した義父が机をたたいた。
「父さん、ちがうんだ! これはネット上のノリで…!」
「ノリで済むわけないでしょ!」
今度は義母が泣きそうな声で叫んだ。
「太陽くんが産まれた直後からこんなことを…。あなた、親としての自覚はないの!? もし事件にでもまきこまれたら、この子はどうなるの!」
私の父も母も、怒りにふるえている。
「茂樹くん、君を信じて娘をまかせたのに。うらでこんな卑劣なことをしていたとは…。聡美、よく今日までたえたね」
「お父さん…ごめんね。こんなかたちで打ち明けて。でも、どうしてもゆるせなかったの」
リナの正体を暴露
茂樹はまっ青な顔で、床にヒザをついた。
「…本当に、だれとも会ってない! ただのあそびだったんだ!」
「"だれとも会えなかった"のまちがいでしょ? 実際、会おうとして何度も場所を指定してたじゃない。ぜんぶ知ってるのよ。あなたが"リナ"っていう女の子と、今日、ここに来る直前までやり取りをしてたこと」
「え…?」
茂樹が目を見開いた。私は自分のスマホを取り出し、リナのアカウントで最後のメッセージを送信した。
茂樹のポケットの中で、スマホが「通知音」をならす。
" 目の前にいるわよ。シゲくん "
茂樹はふるえる手でスマホを確認し、絶望したように私を見上げた。
「聡美…お前、リナだったのか……?」
「あなたのきたない本音を、特等席で聞かせてもらったわ」
「共同養育者」としての契約
私はカバンから、もう一枚の書類を取り出した。
それは、既に私の欄を記入し、実印を押した「離婚届」だ。
「次に一回でも、裏アカをつくったり不審なうごきをしたりしたら、これを提出します。今すぐ提出してもいいけれど、太陽から父親をうばうのは、最後の手段にしたい。…今回はチャンスをあげる。ただし、条件があるわ」
私は4人の両親が見守る前で、茂樹に突きつけた。
「1、スマホの管理権は私がもつこと。2、GPS共有を常時オンにすること。3、今回の一部始終を公正証書にのこし、慰謝料の金額も確定させること。そして……」
私は茂樹をつめたく見下ろした。
「あなたへの愛は一切消えました。これからは"共同養育者"として、太陽のために死ぬ気ではたらきなさい」
「…はい…本当に、申し訳ありませんでした……」
茂樹は何度も机に頭をこすりつけた。
🔴【続きを読む】主導権を握った妻の再出発…息子のために選んだ「仮面夫婦」という道
あとがき:共同養育者という関係
目の前の妻からとどく「目の前にいるわよ」という通知。これ以上のスカッとする演出があるでしょうか。ふるえる手でスマホを見つめる茂樹の姿は、「自業自得」という言葉すら生ぬるいものです。
「離婚届」という最強のカードをあえて「お守り」として手元にのこし、経済的・社会的に夫をしばり上げる聡美の選択は、母親としての強さと、「裏切りを決して忘れない」という静かな執念を感じさせます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










