陣痛タクシーとは
陣痛タクシーとは、主に陣痛の時に優先して配車してくれるタクシーサービスです。陣痛タクシー担当の乗務員は万一の事態に備え、普通救命講習を受講しています。また、緊急時に備え緊急対応マニュアルを常備しています。
陣痛タクシーは業界大手の日本交通が2012年に日本で初めて導入し、現在このサービスは全国に広がっています。
- 第一交通グループ「ママサポートタクシー」(http://www.daiichi-koutsu.co.jp/taxi/mamasapo/,2019年2月26日最終閲覧)
- kmタクシー「マタニティ・マイタクシー」(https://www.km-taxi.tokyo/service/maternity.php,2019年2月26日最終閲覧)
365日24時間、早朝や深夜でも対応
タクシー会社の配車センターは、365日24時間対応しています。連絡をするとオペレーターが付近を走行しているタクシーに連絡を入れ、すぐに配車手配をしてくれます。
タクシー会社によっては対応エリアが異なりますが、すぐにタクシーを配車してもらえるので待ち時間が短いです。また、出産予定の病院情報をタクシー会社に提供することができるため、タクシーが到着したら乗るだけでスムーズに病院に向かうことができます。
- kmタクシー「マタニティ・マイタクシー」(https://www.km-taxi.tokyo/service/maternity.php,2019年2月26日最終閲覧)
陣痛タクシーの利用方法
現在陣痛タクシーはさまざまなタクシー会社がサービスを展開しているため、利用先によってサービス内容に多少の違いがあります。利用する前には自分でよく調べておき、最も適した会社を利用するといいでしょう。周りに陣痛タクシーを利用したことがある人がいるならば、実際に体験を聞いてみるのもいいですね。
ここでは、陣痛タクシーの一般的な利用方法をご紹介します。
事前登録
陣痛タクシーを利用する場合には、どのタクシー会社でも事前登録が必要な場合が多いです。名前、住所、電話番号、出産予定日、出産予定の病院などの情報をタクシー会社のホームページにあるフォーム、もしくは電話にて登録をします。その後、約2~3日でタクシー会社より登録完了の連絡が来ます。
事前に登録しておくことによって当日は運転手が登録された情報を見て、出産予定の病院までスムーズに送ってもらうことができます。
陣痛が来たら病院とタクシー会社へ連絡
出産当日、陣痛が来たらまず病院に電話をします。医師や看護師さんの指示を仰ぎ、病院へ向かうことになったらタクシー会社にも連絡をしましょう。
登録した電話番号から送迎先の自宅住所や病院情報を出す場合が多いでの、登録する際に利用した番号から陣痛サービスに電話をかけるようにしましょう。また会社によっては陣痛専用ダイヤルがあるケースもあるので、あらかじめ電話帳に登録しておくと慌てずにすみます。
オペレーターによる電話確認の後、乗車
陣痛タクシーのオペレーター担当者とつながった後は、
- 陣痛での利用かどうか
- 病院への連絡は済んでいるか
- 付き添いの人はいるか
といったことが確認されます。そしてこの後にタクシーの予定到着時刻を教えてくれます。
オペレーターとの確認が取れ次第、すぐ近くにいるタクシーが向かってきます。陣痛タクシーはシートを汚してしまっても大丈夫ですが、突然の破水に備えてタオルを用意しておくとよいでしょう。
陣痛タクシーの利用料金と支払い方法
陣痛タクシーは、迎車料金と通常のメーター料金で利用することができます。迎車料金以外で特別な料金が加算されることはありません。ただし深夜や早朝の場合は割り増しになる場合があります。また時間を指定してサービスを利用する際は、別途に利用料金がかかることがあります。
タクシー会社によっては料金の設定が違うことがあるので、登録する前に確認しましょう。
日本交通株式会社の場合、一般的なメーター料金に加えて迎車料金がかかります。深夜、早朝での利用の場合は割り増し料金が必要となります。
また会社によっては電子マネーやクレジットカードなどでの支払いが可能だったり、後払いができたりします。気になる方は事前に確認しておくといいでしょう。
- 大和自動車交通株式会社「料金・お支払い」(https://www.daiwaj.com/service/taxi/price/,2019年2月26日最終閲覧)
陣痛タクシーの注意点
陣痛タクシーを始めての利用するか検討している方のために疑問点や注意点をまとめました。
陣痛タクシーに気をかけず安心して出産に臨めるようになるといいですね。
シートを汚してしまったら?
出産を迎えると何が起こるかわかりません。陣痛から始まる人もいれば、中には破水から始まる人もいます。自宅で破水した場合はタオルやシートなど用意できるかもしれませんが、タクシーの移動中に破水した場合は用意できません。
陣痛タクシーでは、万が一座席のシートを汚してしまっても問題ありません。クリーニング代がかからないタクシー会社がほとんどのため、安心して利用できます。もし気になる場合はバスタオルを用意しておくとよいでしょう。
陣痛ではない時には利用できる?
陣痛でない時でも陣痛タクシーは利用できます。定期検診や少し医者に診てもらいたい時など、サービスに登録してある妊婦ならば必要な時にいつでも利用することができます。
病院の指定はできる?
妊婦のかかりつけの病院までに確実に送ってもらえます。さらに、事前に出産予定の病院の住所を登録しておくことによって道案内は不要となります。ただし、会社によってはサービスエリアが違ってくるので、あらかじめHPで確認しておくといいでしょう。
陣痛タクシーを利用したママの体験談
妊娠中の人は陣痛タクシーに登録しておこうかと考えている人もいるでしょう。妊娠、出産、子育てアプリの「ママリ」でも以下のような声が寄せられています。
妊娠中に登録しておきました
出産予定日1ヶ月を過ぎると登録は消えるようですが、それまでは忘れられることはないです。
私は3社登録しました。交通、天候などにより、スムーズに配車できない可能性があるとのことで、どのタクシー会社にも複数の登録を勧められました。
マンション住まいですが、エントランスまでしか迎えに来てくれないところ、部屋のドア前まで来てくれるところ、タオルやレジャーシート必須なところとそうでないところなど、サービスに少しずつ差があります。
私の病院は入院準備品の荷物が結構多いので、エントランスまで持って降りるのはツライかもなので、サービスが自分に合っている順に電話するつもりです。
川崎区でも対応してる地域としてない地域が会社によって違ったりもしてたみたいで、私の家は川崎タクシーしか対応してなかったですー💦
登録が済んだら後日メールで登録完了メールみたいなのがきてそこに電話番号とかが記載されてたりするので陣痛の時はそこに連絡するって感じみたいです!登録自体は住所とか連絡先とか病院の場所を登録するだけなので5分くらいで出来ましたよー♪
陣痛タクシーは簡単な手続きで登録できるため妊娠中に行うとよいでしょう。中には妊娠中に複数社登録したという人も。
早めに登録しておくといざというとき安心ですね。
陣痛時に陣痛タクシーを利用しました
うちは車がないので普段からよくタクシーは利用してましたが、陣痛のときにいつも利用してるタクシーが20分待ちでした💦
慌てて陣痛タクシーのほうに電話したら5分で来てくれてかなり助かりました!
利用できる地域であれば念のため登録しておいたほうが安心だと思います♪
事前に陣痛タクシーに登録しておくと、陣痛が起こっても迅速に配車対応してくれるようです。つい慌ててしまう場合でもきめ細やかな対応がありがたいですね。
破水しても利用できました
それよりも福岡ですが、陣痛タクシーは運転手さんが助産師の研修も受けていてもちろん病院までも場所ばっちり!かつ最速ルート、あとは降りるのを手伝って下さったり、病院玄関まで来て下さって頑張ってくださいね!とお見送りしてくださり
頼んでよかったー!と思いました^^
登録しておいて損はないですよ!
防水シートとバスタオルハはすでに用意されてましたよ!
陣痛タクシーだと用意されてることが多いと思います(*´ェ`*)
破水から始まって陣痛はきてなかったので余裕があり料金も普通に支払ったのですが、状況によっては後払いも可能のとこだったので安心でした♪
陣痛タクシーは破水している状態でも利用可能な場合があります。タクシー会社によって規定が異なるため、登録時に確認しておくと安心ですね。
安心して出産を迎えましょう
出産は妊婦にとってとても大きなイベントです。初めて経験する人も多いため出産に対して少なからず不安を持っている人は多いと思います。陣痛タクシーを利用することによって出産前の不安を少しでも少なくすることができたらうれしいですよね。
陣痛タクシーを利用した方はおおむね満足していますが、中には満足感の低いサービスを提供する会社もあるそうです。どのタクシー会社に登録するべきか、地元の先輩ママにおすすめのサービスについて聞いてみるのもおすすめですよ。