🔴【第1話から読む】いい嫁アピールの裏の顔!「私がやりますから」笑顔で食事を取り分けるその影で...
育休中で1歳のサクヤを育てている佳奈子。息子を出産した際に起きた「いい嫁アピール」をする義弟嫁・彩音の過去の行動を思い出します。
出産祝いを持ってきたときのこと
そういえば1年前、こんなことがあった。サクヤを出産したばかりのころ、義弟夫婦がお祝いに我が家へ来てくれた。
徹と一緒に出迎え、向こうも「出産おめでとうございます」の言葉をくれる。しかし、義実家では必ず真っ先に手土産を渡す彩音が、家に入ってもとくに行動を起こさなかった。紙袋を持っているのが見え、存在が気になったが、こちらから声をかけられるはずもない。
佳奈子(もしかして渡すのを忘れているのかな?)
いつも先回りして準備する彩音にしては、珍しい。そのころはまだ彼女のアピールを「気が利く行動」と見なしていた私は、のんきにそう考えていた。
彩音「あの、お義母さんが来ていると聞いたのですが」
徹「ああ、ちょっと遅れてるらしいんだ。もうすぐ着くってさ」
彩音が徹に義母の不在に関して聞いてきたときも、とくに気にしなかった。
義母がきてから様子を変える義弟嫁
義弟夫婦が着いてから一時間後、ようやく義母が来訪した。その気配を察し、ぱっと彩音が立って、まるで我が家かのように出迎える。
彩音「こんにちはお義母さん。ちょうど、出産祝いを渡すところだったんですよ」
義母「あら、そうなの」
玄関先から小さく会話が聞こえ「ん?」と首をかしげた。そんな流れだったろうか…。みんなで義母を出迎えると、あんなに口数が少なかった彩音が、置いていた紙袋を手に取った。
彩音「ご出産おめでとうございます!これ、雅人さんと一緒に一生懸命選んだんですよ」
徹「ありがとう」
佳奈子「あ、ありがとうございます」
突然始まった出産祝いのプレゼント渡しに、違和感を覚える。今までまったくそんな雰囲気を出していなかったのに、義母がきたとたん始めるとは。
佳奈子(おめでたいことだから、お義母さんも含めて祝いたかったのかな…?)
すぐにそう思い直し、笑顔で受け取る。
疎外感のなかで生まれる違和感
包みを開くと、有名なブランドメーカーのスタイだった。お礼を述べた私たちに、彩音は笑顔で告げる。
彩音「私の友人がこのブランドで働いていて、いろいろアドバイスをもらったんです。そうそう、その時にお義母さんのハンカチも買いましたので、お渡ししますね」
義母「まあいいの?」
彩音「もちろんです。そういえば以前気になっていたケーキがその近くで売ってましたよ。今度一緒に食べに行きましょう」
お祝いの場で、義母との約束話を盛り上げる彩音。私としては少し、肩身の狭い思いになる。
この違和感は何だろう。しかし、よくよく考えるとすぐにわかった。出産祝いにきたというのに、彩音はまったくサクヤに興味をもってないのだ。
叔父となる雅人は抱っこしたりしたが、彼女はちらっと見ただけ。それなのに義母が姿を現したとたん笑顔になり、プレゼント渡しを率先して始める。
佳奈子(義母の前でだけ、いい子のふりをしてる…?)
その予想は、月日を重ねるごとに確信に変わった。
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あとがき:昔から変わらない義弟嫁のアピール癖
すでに1年前から、佳奈子は彩音の異様な「アピール癖」を感じていたようです。こちらのお祝いの場である出産祝いでさえ、義母に対するアピールに使う彩音。そんな彼女に違和感を持つのは、当たり前の感情でしょう。次回、さらなる彩音の暴走が始まります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










