こども祝金あり型の特徴
こども祝金あり型の場合、大学入学の年齢から年1回×計5回支払われる学資年金のほか、小学校・中学校・高校入学の年齢で計3回、祝金が支払われます。
例えば基準保険金額100万円(受取総額360万円)、被保険者である子供が0歳で契約、学資年金の開始年齢が18歳という契約なら、受取時期と金額は以下のようになります。
- 満5歳10ヶ月直後の2月1日:20万円(こども祝金)
- 満11歳10ヶ月直後の2月1日:20万円(こども祝金)
- 満14歳10ヶ月直後の2月1日:20万円(こども祝金)
- 18歳:100万円(第1回学資年金)
- 19歳:50万円(第2回学資年金)
- 20歳:50万円(第3回学資年金)
- 21歳:50万円(第4回学資年金)
- 22歳:50万円(第5回学資年金)
同じ契約内容の場合、受取総額や返戻率はこども祝金なし型に比べて低くなります。ただ、入学というお金がかかるタイミングの都度お金を受け取れるのはうれしいポイントです。まとまったお金が手元にあると一気に使ってしまったり、管理が苦手だったりする方には向くかもしれません。
加入可能な年齢
こども祝金あり型についても、被保険者(子供)と契約者(パパやママなど)それぞれに加入年齢の制限があります。具体的には以下のとおりです。
- 被保険者:0~2歳
- 契約者:男性18~45歳、女性16~45歳
なお、子供が生まれる前でも、具体的には出産予定日の140日前から加入が可能です。
保険料の払込期間
保険料の払込期間は、学資年金を受け取り始める年齢までです。具体的には子供の年齢が17歳か18歳までで、こども祝金なし型のように5年間や10年間は選べません。
子供が小さいうちに保険料を払い終えておきたい場合には、このタイプは向かないと考えたほうがいいでしょう。
返戻率
すでにご説明したように、こども祝金あり型の保険料払込期間は17歳もしくは18歳のみです。この2ケースだと、保険料払込期間がより短い17歳のほうが返戻率は高くなります。
たとえば受取総額300万円(基礎保険金額100万円)、契約者は30歳男性、被保険者は0歳の子、学資年金開始年齢18歳、保険料の払込方法は月払い・口座振替の場合で比べてみましょう。
- 17歳まで払う:月払保険料16,530円、返戻率106.7%
- 18歳まで払う:月払保険料15,560円、返戻率107.1%
返戻率重視なら「保険料払込期間5年・こども祝金なし型」で
このように、日本生命の「ニッセイ学資保険」は高水準の返戻率が特徴です。さらに返戻率をアップさせたいならこども祝金なし型で、5年間などなるべく短期間で保険料を払い終える契約プランがよいでしょう。
ただし、保険に加入する際は年齢など諸条件があるのも事実。保険料を払い込む期間が短ければ、1回あたりの保険料額は高くなります。家計の状況も考慮して、無理のない教育資金づくりに学資保険を役立ててくださいね。









