ぎょう虫症の治療には薬物療法が行われます。感染が確認されているのは家族の中の1人だとしても、すでに他の人の体内にもぎょう虫がいる可能性があるため、家族全員で薬を内服することがすすめられます。
薬は、1度服用したあと2週間後にもう一度薬を飲むように指示されることもあるようです。治療中も家族内で感染しないように、予防を徹底しましょう。
ぎょう虫症の予防法
ぎょう虫症に感染する際は手や指、爪に付着している卵を体内に入れてしまうことにより起こります。それを防ぐためには、以下のことを意識しましょう。
- 爪を切る
- 手をよく洗う
- 肛門をかかない
- 寝具や下着を清潔に保つ
ぎょう虫の虫卵は日光に弱いため、布団や衣類は日光に当たるように干すと効果的です。手洗いや、お風呂でお尻をしっかり洗うことを徹底し、清潔に保つよう普段よりも注意して過ごしましょう。
- 大阪府医師会「ぎょう虫症」(http://www.osk-pa.or.jp/child-care/cc8/infection/20060901457.html,2017年10月13日最終閲覧)
- ふじわら小児科「こどものよくある病気の説明2」(http://www.myclinic.ne.jp/fuji_wara/pc/free4.html,2017年10月13日最終閲覧)
- 横田小児科医院「こあら通信 第14号 JUN 1999」(http://www.ycc.or.jp/Koala/koala014.html,2017年10月13日最終閲覧)
- 加古川医師会「No.44ぎょう虫について」(http://www.kakogawa.hyogo.med.or.jp/memo/ぎょう虫について,2017年10月13日最終閲覧)
- 横浜市衛生研究所「ぎょう虫(蟯虫)症について」(http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/gyou1.html,2017年10月13日最終閲覧)
- 愛知県学校薬剤師会「ぎょう虫」(http://yak.a-gaku.jp/kim/sai/pdf/syohou/gyoutyu1.pdf,2017年10月13日最終閲覧)
集団感染する前の予防が大切
ぎょう虫症は人の手から口に感染していきます。感染に気づかないうちに周囲の人に感染を拡大させてしまう可能性があるため、ぎょう虫の寄生が疑われる症状がある場合、早めに受診しましょう。
また、家族の中でぎょう虫症にかかった人がいる場合は、自分も感染している可能性を考えて一緒に駆虫薬を服用することを考えるとよいでしょう。見つかったぎょう虫を早く駆除しきれるよう、家族全員での対処が必要です。






