1. トップ
  2. 子育て・家族
  3. 子供の病気・トラブル
  4. 【医療監修】ぎょう虫症とは?原因や症状、治療法。手洗いでの予防が大切
  5. 2ページ目

監修:齋木啓子

【医療監修】ぎょう虫症とは?原因や症状、治療法。手洗いでの予防が大切

処方 PIXTA

ぎょう虫症の治療には薬物療法が行われます。感染が確認されているのは家族の中の1人だとしても、すでに他の人の体内にもぎょう虫がいる可能性があるため、家族全員で薬を内服することがすすめられます。

薬は、1度服用したあと2週間後にもう一度薬を飲むように指示されることもあるようです。治療中も家族内で感染しないように、予防を徹底しましょう。

ぎょう虫症の予防法

布団 PIXTA

ぎょう虫症に感染する際は手や指、爪に付着している卵を体内に入れてしまうことにより起こります。それを防ぐためには、以下のことを意識しましょう。

  • 爪を切る
  • 手をよく洗う
  • 肛門をかかない
  • 寝具や下着を清潔に保つ

ぎょう虫の虫卵は日光に弱いため、布団や衣類は日光に当たるように干すと効果的です。手洗いや、お風呂でお尻をしっかり洗うことを徹底し、清潔に保つよう普段よりも注意して過ごしましょう。

出典元:

集団感染する前の予防が大切

予防 PIXTA

ぎょう虫症は人の手から口に感染していきます。感染に気づかないうちに周囲の人に感染を拡大させてしまう可能性があるため、ぎょう虫の寄生が疑われる症状がある場合、早めに受診しましょう。

また、家族の中でぎょう虫症にかかった人がいる場合は、自分も感染している可能性を考えて一緒に駆虫薬を服用することを考えるとよいでしょう。見つかったぎょう虫を早く駆除しきれるよう、家族全員での対処が必要です。

記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

おすすめ記事

「ぎょう虫」 についてもっと詳しく知る

出典元一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧