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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠中はカンジダ膣炎になりやすい?赤ちゃんへの影響と治療中の注意事項

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カンジダ膣炎は、膣洗浄や、膣錠挿入、軟膏による治療を行います。膣洗浄は通院して行うため、症状により異なりますが多ければ毎日、少なくても週に1~2回通院する必要があるでしょう。

膣洗浄と併せて膣錠や軟膏が処方されることがあります。自分で使用することができるため、連日の通院が厳しい場合でもありがたいですね。

症状は数日でよくなってくるといわれていますが、再発の恐れがあるため必ず医師の指示に従って治療しましょう。

出典元:
  • 新宿レディースクリニック「かゆみ・カンジダ膣炎」(http://www.1971fujinka.jp/gynecology/itching.php,2018年1月31日最終閲覧)
  • 琴似産科婦人科クリニック「婦人科一般」(http://www.kotoni-ladies.or.jp/treat/index.html,2018年1月31日最終閲覧)
  • 井上裕美(監)「病気がみえる Vo.9 婦人科・乳腺外科」P92.93(メディックメディア,2015年)
  • 井上裕美(監)「病気がみえる Vo.10 産科」P218(メディックメディア,2015年)
【医療監修】カンジダ膣炎とは?症状や治療方法、市販薬の使い方について

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感染時に注意したいこと

風呂 PIXTA

カンジダ膣炎に感染した場合、患部を清潔に保つことが大切です。しかし入浴の際に石けんでゴシゴシ洗うのはよくありません。せっけんは使用せずお湯でやさしく流すようにしましょう。

下着は通気性のよいものを着用して毎日取りかえるようにして、規則正しくストレスを溜めない生活をすることも大切です。また、症状が治まるまでは性交渉は控えるようにしましょう。

出典元:

早期治療で出産に備えましょう

治療 PIXTA

女性は誰もがかかる可能性があるカンジダ膣炎。特に妊娠中はかかりやすいといわれていますが、出産の際に赤ちゃんにうつってしまうことがあるため、分娩前の治療が肝心です。

外陰部のかゆみや腫れ、おりものの変化など特有の症状があるため、気になる症状が出たらすぐに病院を受診しましょう。妊婦健診の際に相談してみるのもよいかもしれません。もし、健診のときであれば適切な診断と治療を行うことができるため安心ですね。

そして大切なのは、症状が改善されたからといって途中で治療をやめないことです。カンジダ膣炎は再発の可能性があるため、赤ちゃんのためにもしっかりと治して、出産に備えましょう。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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