産褥パッドとは?
産褥パッド(産褥ナプキン)は、悪露と呼ばれる出産後の出血を吸い取るために使われる衛生用品です。生理ナプキンとよく似ていますが、生理ナプキンより大きく、厚みもあるのが特徴です。
産褥パッドが必要な理由
「産褥パッドは絶対に必要? 」と疑問に思う方もいるでしょうが、少なくとも出血が非常に多い出産してから2、3日の間はほぼ間違いなく使用することになります。退院するまでは、悪露の量も多いので母体の衛生面からも産褥パッドを使った方がよいでしょう。
産褥パッドは生理用ナプキンと比べてもかなり厚く、悪露もしっかり吸い取ってくれます。あわせて産褥ショーツも用意しておくと安心です。
枚数はどのくらい必要?
産後直後は悪露の量も多いのでお尻まですっぽりと包んでくれるLサイズが安心です。産後1日目あたりから徐々に量が減り始めたらMサイズを、量が落ち着いてきたらSサイズをというように使い分けるとよいでしょう。
だいたい悪露は産後1ヶ月くらい出ますが、量も徐々に減ってきます。出産で入院する目安として5日から10日。経膣分娩、帝王切開どちらでも悪露の出る量には個人差があります。
産婦人科でお産セットの用意がある場合は、おそらく産褥パッドも含まれているでしょう。サイズも大・中・小と複数用意されていることが多いです。もし自分で用意する場合には、まずはLサイズの産褥パッドを1パック用意しておきましょう。
どこで買える?
産褥パッドはドラッグストアやベビー用品店などの一般的な店舗でも購入できますし、ネット通販でも購入可能です。近くのドラッグストアや赤ちゃん用品店などで探してみてくださいね。つわりなどで体調が安定しない方でも、ネット通販なら楽に購入できるでしょう。
また病院によっては売店や自販機でも販売していることがあるので、妊娠中の通院時に購入するのも一つの手段です。
生理用ナプキンとどう違うの?
生理用ナプキンと似ている産褥パッドですが、一般的な生理用ナプキンよりも厚みがあり、吸水力があるのが特徴です。生理ナプキンでの代用を考える方もいるようですが、出産後の出血量を考えると産褥パッドを準備したほうが無難でしょう。
ただ悪露の量が少なくなる時期であれば、生理用ナプキンで代用することもできます。
- ユニ・チャーム他「悪露対策は肌にやさしいお産用ケアパッドで」プレママタウン(https://www.premama.jp/osusume/junbi/osusume/027/index.html)
- ピップ「お産パッド」ピップ製品情報(http://www.pip-club.com/products/detail/82)
産褥パッドをいつまで使っていた?先輩ママの声
産褥パッドを先輩ママたちはどのくらい使用していたのでしょうか?先輩ママの声を集めてみました。自分が用意するときの参考にしてみてください。
先に破水したので入院前から使用
破水時にも使えますし、私はこまめに変えたので病院のでは足りませんでした。1セットのみ買っておいても無駄ではないかと。。。破水からではないとは言い切れませんし(>_<)
破水からお産が始まった先輩ママの声です。自宅で破水したときに備えて、Lサイズの産褥パッドだけでも用意しておくとよさそうですね。
産後2日間の使用
産後3日目からは生理用ナプキンで対応可能だったという先輩ママの声です。個人差はあると思うので、量が多くても少なくても産後直後はやはり必要のようです。
退院までは使った
この方は、退院までは悪露の量に関係なく使用していたようです。入院中、産院に売店や自動販売機などで産褥パッドを購入できる産院もあるようです。もしなければ、ご家族や友人に買ってきてもらえないか頼んでみましょう。
産前産後に用意しておくと安心の産褥パッド
産褥パッドとは、悪露と呼ばれる出産直後の出血を吸い取るために準備するもの。目的は生理用ナプキンと似ていますが、ふんわりとしていて厚みがあり、ナプキンよりもおむつに近い感触です。
出産から2~3日間(目安)は必要となりますから、多めに準備しておくに越したことはありません。先輩ママからの体験談を参考にしながらいつまで必要かを考え、ドラッグストアやベビー用品店で産褥パッドを多めに準備しておくと安心ですよ。