筆者が出産した時期
筆者が出産したのは9月末。6月位から猛スピードでおなかが大きくなり、真夏には、はちきれんばかりにまでなっていました。
妊娠中はほぼつわりがなかったのが救い。食の好みが変わるというのは良く耳にする現象かと思いますが、筆者の場合は無性に某ファーストフードのフライドポテトが食べたくなり、栄養バランスを考えなくてはと思いつつも食べてしまっていました。臨月の期間がちょうど真夏の時期と重なり、意識して運動を取り入れようと歩くも、とても暑いうえに少し歩けば息が切れてしまい、こまめに休憩しながら水分補給をしていました。
妊娠8ヶ月くらいからは腰痛に悩まされる毎日。夜も寝返りするたびに起きてしまい、熟睡できませんでした。今振り返ると笑い話なのですが、ベッドでも寝れず、ソファーでも寝れない状態で唯一痛みがやわらいだのが、なんとキャンプ用のいす。夜中にベッドから起き、キャンプ用のいすに座って寝ていたら、朝になり夫が驚いていたなんてこともあります。
入院中は、とにかく息子がずっと泣いていたので寝不足でつらかった記憶があります。新生児は授乳以外、すやすや寝ているものだと思い込んでいた筆者にとって、想像していた以上に大変でした。
このときはじめて赤ちゃんにも個性があるのだと実感。母子同室が初めはとてもうれしかったのに、2日目から疲労困憊となり、夜中にナースステーションで預かっていただいたこともあります。出産時は会陰切開をしたのですが、そのときの傷口がしばらく痛み、歩くのもつらかったです。
おすすめ「出産準備リスト」
現在妊娠中の方は、これから生まれてくるわが子のために何を買えばよいのか、悩んでいる方もいると思います。準備をしている方でも、どこか不安だったり、なにか足りないものがあるのでは…と気になったりしているのではないでしょうか。
今回は、筆者が出産までに用意していて良かった!と感じた出産準備グッズを紹介します。準備をチェックする際の参考にしてくださいね。
出産準備を始めた時期
筆者の場合ですが、計画的に進めることが夫婦共に好きな性格。時期を大まかに分け、次のように出産準備を進めていきました。
妊娠初期
プレママ雑誌に目を通して参考にしたり、近くのベビー用品店へお散歩をかねて足を運んだりして、いろいろと考えるように。とにかく見るもの全てが新鮮で、お店へ行くだけで気持ちがどんどん変わっていくのが分かりました。
この時点ではベビー用品店の会員へ事前になり、おむつのサンプルをもらったり、ネットでプレママ用のキャンペーンに応募し粉ミルクや入浴グッズのサンプルなどを頂いたりしていました。
サンプルを頂くと、その商品の特長やメリットが詳しく分かり、とても参考になります。
安定期
妊娠8ヶ月位のときに、ようやく性別が男の子だと分かり出産準備を進めていきました。おむつやおしりふき、哺乳瓶、沐浴グッズなどはあらかじめどれにするか決めていたため、ネットショッピングで購入。
ベビー服、肌着は母と一緒に百貨店へ行きアドバイザーの方の意見を参考にしつつ選びました。出産予定日が9月半ばだったので、夏用の肌着を買えばよいのか、秋冬用を買えばよいのかとても微妙な時期。そのため、実際目で見て触って、店員さんのアドバイスをもらい購入できたのは良かったです。
妊娠後期
ベビーカー、チャイルドシート、ハイローチェアなどは用意するものの中でも特に高額といういうこともあり、最後まで悩みました。ネットの情報だけでは判断できないと思い、ベビー用品店で実際使用したり、特長を聞いたりして選びました。
筆者の場合は、車移動が基本なのでファーストベビーカーは重くても安定感重視、チャイルドシートもベビーカーにそのまま設置できるマキシコシタイプのものを選択。
入院準備リスト
出産が近づくと、心配ごとがいろいろ出てくるものですよね。入院期間に向け、あらかじめ筆者が準備をしていたものをここで紹介したいと思います。
少しでも不安材料が少なくなるよう、参考にしていただければ幸いです。
準備してよかったもの
- マタニティパジャマ
- 産褥ショーツ
- 授乳用ブラジャー
- 母乳パッド・お産パッド
- ビデオカメラ
- スリッパ(合成樹脂サンダルなど)
- 赤ちゃん用爪切り
- ガーゼ(沐浴練習のときや、ゲップを出してあげるときに使用)
- 新生児用おむつ1袋
- 授乳クッション(初めての授乳、このクッションなしではうまくできませんでした)
1〜4までは病院でも指示があると思いますが、必ず使用するものなので用意しておきましょう。
ビデオカメラはなんでも思い出として残しておきたくて、充電もあらかじめしっかりとしておきました。生まれてくるわが子をすぐに撮影でき、個人的には用意しておいてよかったものナンバーワンなアイテムです。
履き物は筆者の病院では指定がなかったため、スリッパのようにサッと履けて、なおかつかかと部分もあって脱げにくい合成樹脂サンダルがとても楽でよかったです。
赤ちゃん用爪切りは念のため準備していましたが、わが子の場合生まれたときから爪が長く、顔に傷がついていて気になったため、用意していて良かったと思いました。
準備しなくてもよかったもの
- ゼリー飲料
- 好きなお菓子、軽食
陣痛中は痛すぎてつらく、食べている余裕はありませんでした。飲み物をストローで飲むことで精一杯でした。そのため、個人的にはなくても良かったと思います。
出産後の入院生活ではきちんと料理も出てきますし、食べたいものがあっても家族に頼んで買ってきてもらうこともできると思うので、入院準備としてしっかりと用意しなくてもよいかな、というのが個人的な気持ち。もちろん、不安な方もいるかと思うので、少しだけ準備しておくなど臨機応変に対応しても良さそうです。
準備しておけばよかったもの
- 化粧落とし
- ドライヤー
- カーディガン
陣痛がきたのは出産予定日から6日超過したときで、なんと妊婦健診の日。まさかと思いつつも朝からメイクをして準備していたのですが、そのまま入院し夕方出産。
汗びっしょりでしたが、シャワー不可だったためメイク落としだけ、母に買ってきてもらいました。ドライヤーは病院でも貸してもらえたのですが、個数が少なくシャワーから帰ってきても、なかなか使えず…。さらに、借して頂いたものは風量が弱く乾くまでにとても時間がかかりました。
また、院内が意外と寒く、食器を返しに行くときや歩くときなどに腰まで丈のある長めのカーディガンがあると良かったかなと思います。
お見舞いなど、家族以外の人と接する時間もあるのでサッと羽織れるものが1枚あると、冷え防止になるうえパジャマでも清潔感が出て良いですよ。
産後、赤ちゃんのお世話用準備リスト
入院生活もあっという間に過ぎ、新しい家族を迎えいよいよ子育てが始まります。
退院すると外出もなかなかできないもの。産後の生活に向け、あらかじめ筆者が準備していたものを紹介していきたいと思います。
準備したもの
- ハイローチェア
- ベビーバス
- 沐浴剤
- ケアセット(ヘアブラシ・綿棒など)
- バスタオル(お風呂上りやハイローチェアに敷く用)
- 紙おむつ
- おしりふき
- おしりふきウォーマー
- おむつ用のバケツ
- 赤ちゃんハンガー
- 湯温計
- 哺乳瓶(ガラス製1個、プラスチック製1個)
- 哺乳瓶用洗剤
- 哺乳瓶洗浄用品
- 哺乳瓶ブラシ&ハサミ
- 粉ミルクケース
- ガーゼブランケット
- おくるみ
- まくら
- マザーズバッグ
- ベビー布団
- 抱っこひも
準備しなくてもよかったもの
- ベビーバス
- 沐浴剤
- 哺乳瓶洗浄用品
- 粉ミルクケース
- ベビー布団
ベビーバスは1ヶ月ほどしか使用しないものだったので、レンタルもしくは衣装ケースをベビーバス代わりに使用しても良かったな、と思います。1人目で心配だったこともあり購入しましたが、出番が少なったうえに、空気を入れるタイプのものだったので凹凸感があり使用後乾かすのに時間がかかり、空気を入れ直すのも大変でした。
沐浴剤も、これだけで洗うにはぬるつきがあり、3日目から泡で出るベビーソープで優しく体を洗ってあげていました。振り返れば、パパママ学級に参加した際に「沐浴剤なしで石鹸だけで十分だよ」と助産師の方が教えてくださってました。
哺乳瓶洗浄用品は電子レンジで洗浄できるものを購入しましたが、結局一度も使わずじまい。筆者の場合はほぼ母乳だったため鍋一つで煮沸していました。
ベビー布団は本来なら必須だと思いますが、わが子の場合背中スイッチが敏感、離れると泣く、新生児のときからとにかく泣くと本当に寝かしつけが大変だったため、寝るときは大人用の布団で私と一緒に寝ていました。日中も抱っこひもで過ごしており、布団で寝ることはほとんどありませんでした。
準備してよかったもの
- ガーゼブランケット
- 抱っこひも
ガーゼブランケットは本当におすすめです。赤ちゃんの寒さ対策、お出かけ先で寝かすとき、授乳ケープ、おむつ替えシート代わりなど、多目的に活用できます。
そして、新生児の期間が終わった今でも息子をお昼寝させるときや、車の中での冷え対策にも使えるので、洗い替えも含め2~3枚持っていても役立つこと間違いないと思います。
抱っこひもは、赤ちゃんを抱っこしていても両手が使えるのでお買い物や簡単な家事をする際に便利。各メーカーさまざまな特長をもっているので、ネットの口コミだけで判断せず、ぜひお店で試してみてください。
筆者自身、店舗で試したことで、最初に検討していたものとは違う抱っこひもを購入した経緯があります。
焦らなくても大丈夫!
おなかが大きくなるにつれ、さまざまな出産グッズを買うことと思います。
買う前に商品を見るだけで楽しいですし、雑誌などからたくさんの情報が入るので、どうしてもきっちりそろえてみたくなるもの。でも大丈夫!出産してから初めて本当に必要なもの、不必要なものに気づきます。
支えてくれる、家族や周り人たちに助けてもらいながら、初めての妊娠を楽しみつつ準備しましょう。かわいいお子さんや孫のために、きっとご両親やパートナーも協力してくれると思いますよ。