子供の声は騒音に値するのか?
騒音かそうではないかは個々の感じ方によるのかなと思います。子供の声を騒音と主張する方の意見はどんなものがあるのでしょうか??
騒音だと主張する方の声
下記の様に理由は様々です。
「静かに遊べ!」「ギャーギャー騒ぐな!」と、自分には子供時代が無かったのか?と言いたくなるような理不尽な主張。
これは、昔と違い核家族が進み、人との関わりが少なくなってきたのも原因かなと思います。
「夜勤明けなのに子供の声で寝れない」「退職後は穏やかな環境で自分の趣味に没頭するつもりが・・・。」
勤務形態の多様化により、生活環境も多様化されてきて、日常生活に悪影響を及ぼされてる方、住まい購入後に近隣に施設が作られ、思い描いていた生活が出来なくなった方など納得できる主張もあります。
騒音だと主張する方を全て非難する訳にもいかなそうです。
幼稚園や保育園施設、公園などでの対応
公園ではボール遊びや走り回る事を禁止にしている場所もあるそうで、公園なのに子供たちは数人で集まって携帯ゲームをしているそうです。本来の公園の意味が無くなってしまってます。
幼稚園や保育園も近隣住民があってからこそ成り立つもので、主張を完全に無視する訳にはいきません。
防音壁を作ったり、外遊びの時間を短縮したり、窓は必ず閉めたりと何らかの対策は行っているようです。
また、施設によっては、外遊びを全面禁止にしてしまった所もあるようです。そうする事で、近隣住民との折り合いが上手くいっても、次は保護者からの主張が出て来ます。
「外遊び全面禁止」と聞いて納得する親はそういないと思います。また、幼稚園や保育園から子供の声が一切聞こえないのは、逆に怖いと思います。
幼稚園や保育園は対応するのでいっぱいいっぱになってしまいそうです。両者の意見を上手に聞き入れ、みんなが気持ち良く過ごすにはどうすればよいのでしょう?
全ての人が過ごしやすい街にするには?
遊ぶ時は騒がなかったですか?人様に迷惑をかけた事は無かったですか?まずは、自分にも同じような子供時代があった事を思い出して欲しいです。
でも、だからと言って「子供なら何をしても許される」と言う訳ではありません。ダメな事はダメと親はしっかり教えていかなければいけません。
地域での交流の場が減ってきてしまったのを改善していくべきだと思います。
通園中の家族に限らず地域住民も園のイベントに参加できるようにしてみたり、逆に地域のイベントに子供を招待してみたりなど交流の場を増やす事で、お互いに解り合えるようになるのでは??と思います。
もちろん、そんな簡単な事ではないでしょう。
でも、苦情ばかり主張しているのはもったいないと思います。お互いが気持ちよく過ごせるようにするにはどうすれば良いのか?と考えていく事が住みやすい街づくりの第1歩だと思います。
子供が安心して元気よく外遊びが出来る街が増える事を願います。