申請・支給の手順
- 健康保険の窓口で申請書をもらう
- 申請書に必要事項を記入し、健康保険の窓口へ提出
- 限度額適用認定証を受け取る
- 産院での支払い時、限度額適用認定証を提示
限度額適用認定証は健康保険料を滞納しているともらえない場合があり、有効期間も最長1年と限られていますので注意してください。
医療を受けた後に申請する方法
帝王切開の手術を受けて退院後、高額療養費を申請する場合の手順は以下のとおりです。
必要なもの
- 高額療養費支給申請書
- 医療機関の領収書
- 振込先の口座番号
- 健康保険証
- 印鑑
申請・支給の手順
- 退院時に医療費総額の3割を支払い、領収書を受け取る
- 健康保険の窓口に申請書と領収書を提出
- 指定した口座へ高額療養費が振り込まれる
医療費が月をまたぐ場合の注意点
高額療養費の支給金額のもととなる医療費は、毎月1日から月末までの1ヶ月単位で計算されます。そのため、帝王切開の手術日から退院するまでに月をまたぐと、月をまたがない場合より自己負担が多くなる可能性があります。
たとえば帝王切開の手術日が8月31日、月をまたいで1週間後に退院したとします。手術を受けて高額の医療費が発生した8月分で高額療養費を申請することになりますが、9月に入ってからの入院費用は自己負担限度額を超える金額にはならず(食事代などはそもそも対象外、詳しくは後述)、高額療養費は支給されないのです。
妊娠の経過や妊婦さんの体調が第一ではありますが、予定帝王切開などで日程の相談が可能であれば、月をまたがないようにしてもらうのも一つの方法でしょう。
高額療養費制度の注意点
高額療養費は帝王切開で手術費用などがかさんだ方にとって心強い制度です。ただし、対象となる金額を計算する際、次のような注意点があります。
差額ベッド代や食事代は高額療養費の対象外
そもそも健康保険が適用される医療費でないと、高額療養費の対象にはなりません。そのため差額ベッド代や入院中の食事代、健康保険対象外の負担分は高額療養費の対象外になります。






