幼児・子供へのひらがなの教え方まとめ
ひらがなの教え方にはコツがあります。このコツを抑えておけば、効率よく負担も少なくひらがなをマスターすることができます。
一番大切なのは、ひらがなを教える順番です。「読み」をマスターしてから「書き」に移行する方法がベスト。「読み」に関しては、子供が小さいうちから読み聞かせなどを行うことで自然に子供も覚えていくことがよくあります。
「読み」の教え方
ひらがなの読みは、日常生活の中で自然に取り入れることができます。子供が3歳くらいになったら、意識的に次のようなことを生活に取り入れてみるといいでしょう。
- 絵本に出てくる単語を指さしして教える
- 子供の名前を書いて読んでみる
- ひらがな表などを目につくところに貼る
- 看板など、子供が興味を持った文字を読む
基本的に、子供が興味を持っているものを声に出して読んであげるようにしましょう。
ひらがなを習得することが苦手な子の場合、ひとつの音にはひとつの文字があてはめられているという事を理解できていない場合があります。「あさ」の「あ」と、「あり」の「あ」が同じと認識できない状態です。
そういった場合には、まず同じ音で始まる言葉を集めて並べてみるという遊びを取り入れてみましょう。感覚的に「1文字に1音がある」ということを理解できるようになります。
ひらがなの読みをマスターするために、「ひらがなかるた」などの遊びを取り入れることもおすすめです。しかし、かるたに書かれているイラストが印象的なものだとイラストだけを覚えてしまうこともあるので注意が必要です。
「書き」の教え方
ひらがなを書けるようになるためには、まず上手に筆記具を動かすことができるようになる必要があります。小さい子にとって、鉛筆の力加減や持ち方、動かし方は意外と難しいものです。
まずは、クレヨンなど力を入れなくても書くことができるもので、いろいろな種類の線を書く練習から始めるようにします。
上手に線が描けるようになったら、なぞり書きの練習をします。この時に気を付けたいのが、いきなり難しいひらがなに挑戦するのではなく一筆で書くことのできる「し」や「つ」「へ」などから取り組むようにしましょう。
また、難しくても子供が興味を持っている文字の場合は練習させてあげましょう。
書き順が重要
子供は正しい書き順で書けないことがよくあります。
書き順は草書体が元になって決められています。そのため、必ずしも合理的にはなっていないのです。子供にとっては、書きやすい順番と正しい筆順が違うのです。
しかし、正しい書き順で覚えておかないと、小学校入学後に書き順を正すのに苦労することになります。また、正しい書き順で書くことで綺麗な字でひらがなを書けるようになります。
子供に正しい書き順を覚えてもらうには、根気よく親が子供の隣で運筆し正しい書き順を見せてあげるようにしましょう。口うるさく注意するよりも、見て覚える方が子供もイメージしやすく嫌になることなくひらがなを覚えられます。
反復練習
他の事をマスターするのと同じように、ひらがなの読み書きをマスターするのにも反復練習が必要です。毎日少しずつでもひらがなの練習に取り組むようにすると早く覚えられます。
子供は、好きな遊びや好きな絵本のシーンなどを繰り返すことを好みます。ひらがなの練習もゲーム感覚で、子供が「楽しい」「好き」と思えるように進めてあげることがポイントです。









