6歳で就学前にひらがなが読めなくても問題ない?
「6歳の年長さんになってもひらがなを読めないし書けない…」と心配するパパママもいますが、就学前の子どもはひらがなが読めなくても特に問題はないので安心してくださいね。
幼児教室ひまわりのホームページでは、子どもにひらがなをいつ教えるかということに対して以下のように書かれています。
まず、これは男の子と女の子に共通する考え方なのですが・・・「ひらがなを教えるべきタイミングは、子供が興味を持ったときである」ということを意識してください。
そもそも6歳までのお子さんは、ひらがなを文字として認識せず、絵として見ていると言われています。
このため、興味を抱かない限りは各文字の違いを認識させることはとてもハードルが高いのです。 ※1
今は読めなくても、単に興味がないだけかもしれません。「何が書いてあるんだろう」と興味を持つタイミングが来れば、すぐに読めるようになりますよ。
お友達の中には、すでにひらがなが読める子もいるかもしれません。しかし、小学校にあがって勉強に興味を持ち始めると、子どもは自然とひらがなを読めるようになっていくので、過度に心配する必要はありませんよ。
6歳からひらがなの読み書きを教える方法
6歳でひらがなの読み書きができないのは心配することではありませんが、やはり年長さんのときにひらがなが読めるようになっていると小学校の勉強がスムーズに取り組めるでしょう。
特に、子どもが言葉やひらがなに興味を持ち始めているようであれば、自宅で教えるとスムーズに覚えてくれることもあります。そこで「自宅でひらがなを教えたい!」と思っているパパママに向けて、6歳児への教え方をご紹介しますね。
カルタを使ってひらがながわかるようになろう
6歳の年長さんにひらがなを教えるには、カルタを使って文字がわかるようになるところから始めましょう。ひらがなが読めない6歳の子は、「あ」「い」「う」…とひとつひとつの文字がわかりません。
楽しくひらがなを覚えるためには絵のないタイプのカルタが効果的。1回につき2~3枚で良いので、毎日少しずつ文字を覚えられるように一緒にカルタゲームをしてあげてください。
リビングの壁に五十音表を貼ろう
6歳児へのひらがなの教え方として基本的な方法が、リビングの壁に五十音表を貼っておくこと。いつも目につく場所にひらがながあると、自然と読み方と文字を覚えてくれる子もいますよ。
もちろんリビング以外の場所でも大丈夫。お風呂に貼っておいて、お湯につかりながら一緒に読んであげることも効果的でしょう。
興味のあるものを文字で覚えよう
人は興味のあることならどんどん覚えますよね!子どもが興味を持っているものを文字で覚えることは、子どもにとってとても楽しい勉強法です。
たとえば、好きなヒーローの名前、好きな食べものの名前、好きな動物の名前…など、子どもが関心を持っているものの名前をひらがなで書いてあげれば覚えやすくなります。お絵かきをしながら、描かれているものの名前をひらがなで書くという教え方も良いですね。
名前や身近な単語をひらがなで読めるようになろう
ひとつひとつの文字を覚えたら、自分の名前や身近なものの名前をひらがなで読めるようになれば、6歳の年長さんとしては花丸です!「いぬ」「りんご」「いちご」「とり」など、最大でも3文字の単語を使うと覚えやすいですよ。
6歳でひらがなが読めない子は、文字を覚えたからと言っていきなり文章を読むことはできません。文字を覚えたら2~3文字の単語を読めるようになり、2~3単語の文章を読めるようになってから、少しずつ長い文章を読めるようになるもの。焦らずゆっくりと教えてあげてください。
焦りは禁物!まずは学ぶことの楽しさを伝える
6歳でひらがなが読めないからと言って焦るべきではないという理由は、子どもが勉強嫌いになってしまう可能性があるからです。子どもが「ひらがなを覚えたい!」と思っているなら、どんどん覚えてもらえるとうれしいですよね。ただ、子どもが興味を示していないのに無理に覚えさせようとすると、子どもにとっては大きなストレスになってしまいます。
その結果「勉強=嫌なもの」というイメージがついてしまうと、小学校の勉強も嫌いになりかねません。子どもの成長をゆっくりと見守りながら、焦らず楽しく教えてあげることが大切ですね。
6歳でひらがなが読めないことに不安を感じないで
6歳でひらがなの読み書きができないと、「年長さんなのに大丈夫…?」と不安に思ってしまうパパママも少なくありません。しかし、小学校に入学して最初に教えられるのはひらがなです。6歳でひらがなが読めないからと言って、過度に不安になる必要はありませんよ。
ただ、小学校入学前にひらがなが読めるようになっていると、勉強についていきやすくなることも確かです。ひらがなが読めない6歳の子には、今回の記事でご紹介したように、楽しみながら覚えられる教え方で教えていってあげましょう。子どもが文字に興味を持ってくれれば、その後はどんどん覚えていってくれるはずです。
ママリで、わが子向けのアドバイスがもらえます
ご紹介したように、ひらがなの読み方を覚えてもらうための方法はいくつかありますが、実際自分の子どもにどのような対応があっているのかわからない場合もあるかと思います。そのようなときに、誰かに相談したいと思っても、適切な相談先がわからないこともあるでしょう。
ママリでは、専門家から個別のアドバイスがもらえる「専門家相談」を実施しています。幼児教育について、子どもの性格や家庭環境などを踏まえ、どのように見守っていくのがよいのか相談にのってもらえますよ。
「専門家相談」についての詳細は、下記リンクよりご確認ください。