4歳の勉強に良いドリルの選び方
まずは、4歳児の勉強に使うドリルの選び方についてご紹介していきます。
対象年齢から子どもに合う内容かどうか確認
販売されているドリルには、それぞれ対象年齢が定められていますので、まずは年齢層で絞り込んでみましょう。メーカーや商品によっても差がありますが、4歳児向けのドリルの場合、ひらがなの書き方や簡単な単語の練習、10以上の数の数え方、迷路や間違い探しなどの知育があります。
ひらがなや数字に慣れていないなら、2~3歳児向けのドリルから始めてみるのもいいですし、すでにひらがなや数字をマスターしているなら、5歳以上のドリルに挑戦してみるのもことも可能。
勉強自体が初めてなら、4歳児の平均的な発達状況をふまえながら、対象年齢のものをやらせてみて判断してみるのが確実です。
- 大津市「4歳児」(https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/242/kari_76.pdf,2021年4月9日最終閲覧)
- 香川県健康福祉部子ども政策推進局「Ⅲ 4歳児・5歳児の発達について」(https://kagawa-colorful.com/app-def/S-102/colorfulex/wp-content/uploads/tebiki0005.pdf,2021年4月9日最終閲覧)
デザインだけでなくわかりやすさも重視
幼児向けのドリルの多くは、イラストやキャラクターを多用したカラフルなものばかりですが、内容についてはさまざまです。
子どもの興味を引くデザインも重要ですが、内容が薄くて勉強にならないと意味がないので、しっかり中身を確認してみましょう。
イラストばかりで問題がわかりにくくなるのもよくないので、書き込めるスペースがあるかどうか、子どもがひとりでも取り組めるかどうかもチェックしてみてください。
遊び感覚で楽しく続けられるもの
幼児向けのドリルは、勉強とはいってもまだまだ遊びの延長の域を出ないものも多く、ゲームのように楽しんでできるもののほうが長続きしやすいといえます。
ただ問題を解いていくだけのドリルではなく、パズルやなぞなぞのように楽しめる問題や、1ページ終わるごとにごほうびのシールがもらえるものなど、遊び心のあるドリルを選んでみてください。
4歳児の勉強におすすめのドリル8選
実際に販売されているドリルの中で、4歳児の勉強におすすめしたい商品を8つご紹介します。
うんこドリル おけいこ 3・4さい
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一世を風靡し、社会現象になるほどの人気となった「うんこドリル」シリーズの3~4歳向けのドリルです。
全ページにうんこを用いた楽しい問題があり、幼児期の子どもの興味や関心を引く内容で、自発的に学習に取り組むような工夫が詰まっています。
言葉や文字の問題、基礎的な数の概念の問題、塗り絵や迷路などさまざまなジャンルの総合的なドリルなので、どの種類にするか悩んだらまずはこちらから始めてみるといいでしょう。
オールカラーでシールもたくさんついているので、子どもが1人でも楽しく学べると大好評。話題となった「うんこドリル」を試してみたい人はぜひどうぞ。
3~4歳の右脳+左脳ドリル
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脳が発達しやすい幼児期に、右脳と左脳を同時に鍛えることを目的としたドリル。1日3問の問題を解くだけで良いので忙しいママパパにはぴったりかもしれませんね。問題を解くことで子どもの得意・不得意がわかりやすいチャート表も。
1日3問でいいので飽きやすい子どもも続けやすく、学習の習慣づけにも最適。問題もゲーム感覚で楽しく取り組めて、難易度もそこそこありレビューも好評。同シリーズのドリルも活用して、年齢に合わせてレベルアップしていくことができます。
すみっコぐらし おけいこ(3歳・4歳・5歳)
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かわいらしいすみっコぐらしのキャラクターがふんだんに盛り込まれた知育系のドリル。
運筆、さがしあそび、まちがいさがしなどの知恵遊びで、運筆力や思考力、洞察力などを伸ばすことを目的に作られています。めいろ、てんつなぎ、えさがしなどゲーム感覚で楽しみながら学べる内容で、ワークと連動したかわいいシールを貼る問題も。
終わったページに貼れるごほうびシールもついているので、子どものモチベーションを維持して続けやすいよう工夫がなされています。
4歳 かず
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10を超える数を「10のまとまり」と「端数」に分けてかぞえる問題や、「前から何番目」「上から何番目」など順番や位置について学べる内容で、数字の基本を身につけることができるドリルです。たし算やひき算の基礎となる数の分解の問題もあり、算数の初歩も学んでいけます。
色塗りや迷路、シールなどを使って楽しく勉強できるので、数字が苦手な子どもも始めやすいでしょう。
ディズニープリンセスひらがな(3歳・4歳・5歳)
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女の子に大人気のアリエルやラプンツェルたちディズニープリンセスが描かれた、ひらがなを覚えていけるドリルです。ひらがなが書きやすい順にならんでいるので段階的に学べるほか、めいろやぬりえなどの問題で楽しく勉強できる内容。
ディズニープリンセスの名前を読めるようになるという目標もあり、子どもも積極的に取り組んでいると好評。ディズニープリンセスたちのイラストがついたかわいいひらがな表も付属されています。
4歳 もじ かず ちえ
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幼児向けドリルの基本となるもじ・かず・ちえの3分野が入った総合ワーク。文字では「わ」と「れ」、「あ」と「め」など似た形のひらがなの書き取り、数では10までの数字の読み書きや数の比較、知育では絵さがしや推理問題、迷路などさまざまな問題が入っていて、バランスよく力をつけることができます。
それぞれ別々のドリルを購入するよりお手軽で経済的なので、どのジャンルにするか迷っている方にもおすすめ。書いて消して何度も使える「かいてけせる おけいこボード」付きです。
みぎのう(七田式new知力ドリル3・4歳)
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直感的に創造性や記憶、音楽、語学などの才能を伸ばす右脳を鍛えることのできるドリル。理論的に思考する左脳とあわせて右脳を使うことに慣れ、両方の脳をバランスよく使えるよう学んでいけます。
イラストを見て直感的に問題を解いたり、パッと見た絵を覚えたりするような内容で、大人でも難しいと感じるようなものもありますが、子どもだからこそ簡単に解ける問題でもあります。文字や数字系のドリルと組み合わせて利用してみるのがおすすめです。
Z会グレードアップドリル ろんり・かたち 3-4歳
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すべての学習の土台となる思考力を育てていけるドリル。内容は、ベースとなる「ことば」「かず」「ろんり・かたち」に加えて、発展的な「めいろ」「くうかん・こうさく」「おかねとしゃかい」などを組み込んでいて、楽しみながら取り組むことができます。書いて消せるお絵かきボードや、楽しいシールなど付録も充実。
ドリルの取組み方
4歳児の勉強にドリルを取り入れる際には、以下の点についても注意してください。
子どもが関心のあるジャンルから始めてみる
幼児向けのドリルには、大きく分けて文字(ひらがな)・数字・知育の3種類があります。文字や数字を覚えることで小学校からの勉強も進めやすくなりますが、頭のやわらかい幼いうちから知育で思考力を伸ばすのも今だからこそできる勉強。どの種類にするか迷ったら、子どもがどんなことに関心があるか注目してみてください。
たとえば、絵本を自分で読もうとするのなら文字、生活の中で数をかぞえる機会があるのなら数字、好奇心が旺盛なら知育というように導くことができます。また、3種類をバランスよく学べる総合的なドリルもありますので、一度取り組んでみてから何に興味を持っているのか確かめてみるのもひとつの手段になるでしょう。
新しいことを覚えるのは日常生活の中から
ドリルを活用して文字の書き方や数字の数え方を学ぶこともできますが、あくまでドリルは練習や復習として効果を発揮するもの。ひらがなの読み方や10までの数字などは、日常生活の中でパパやママから教わるほうが自然と身につきやすいといえます。
ひらがなを読めない状態でドリルで練習させようとしても、「勉強はつまらない」という苦手意識を植え付けてしまうおそれがありますよね。
一緒に絵本を読んであげたりくだものの数を数えたりなど、基本的なことは親が教え、それをしっかり理解し覚えているかの確認のためにドリルを活用してみてください。
4歳児の勉強は無理のない範囲で
幼児期から始める勉強は子どもが苦手意識を持たないよう、遊びの延長として楽しめるものから始めましょう。
新しいことを教えるときはふだんの生活の中で親から教わるのが理想的。ドリルを始める時も、まずはパパやママも一緒に楽しみながら試してみてください。