二日町
主人公の小学4年生の女の子に、待ち望んだ妹が誕生しました。妹は健康上の問題を抱えて生まれてきました。
大変そうにする親と主人公の女の子との関係の変化や、心の成長などが美しい心理描写で表現されている児童書です。考えさせられるテーマではありますが、読みやすい物語なので感じたことを読書感想文にしやすいです。
詳細
- タイトル・二日月
- 著者・いとうみく(作)・丸山ゆき(絵)
- 出版社・そうえん社
- 児童文庫・207ページ
- 価格・1404円
さかさ町
主人公の兄弟が祖父の家へ行くために出かけるのですが、行く先でトラブルに巻き込まれ、すべてが「さかさ」の町へとたどり着いてしまいます。
子供が働いて大人が遊んでいるなど「さかさ」であふれる町で1泊する主人公の兄弟の冒険の物語です。
大人が考える常識を覆す物語は子供にとって楽しく感じられるものでしょう。その一方で、小学校中学年の年齢ならではの不安「大人になるということはどんなことなのか」を考えさせられることにもなります。
読後の心の変化が表現しやすく、読書感想文を書きやすい1冊です。
詳細
- タイトル・さかさ町
- 著者・FエマーソンA(作)ルイスS(絵)
- 出版社・岩波書店
- 単行本・94ページ
- 価格・1512円
高学年(5~6年生)向けおすすめ本をご紹介
小学校高学年の読書感想文におすすめの本を2冊ご紹介します。
小学校高学年になると、読書感想文をボリュームのある内容で書き上げることが課題となることもあり、より感情移入ができる内容の本や主人公に共感できる内容の本がおすすめです。
ここで土になる
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親などの大人、学校や地域といった社会に守られて生きている小学生。普段は意識しない「普通」ということの重要性について考えさせられる内容になっています。
写真家の作者が写真と共につづった、まるでドキュメンタリーのような写真小説に親子で感動するはずです。
今の自分、そしてこれからの自分、生きるということはどのようなことなのか、湧き出す疑問や感激をメモに取れば読書感想文も書きやすくなります。
読む前と読んだ後の自分の感情の対比を、親子で楽しんでみて下さい。
詳細
- タイトル・ここで土になる
- 著者・大西暢夫
- 出版社・アリス館
- 写真文庫・単行本・40ページ
- 価格・1512円
十二歳
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主人公は小学6年生、12歳の女の子です。主人公が自分に近い立場であるとより感情移入しやすく読みやすいため、読書感想文を書くための本として選ぶのにおすすめです。
大人にも近いけれどまだまだ子供、という小学校6年生の女の子の心の揺れ動く様子が描かれています。感じたことを素直に感想文に表しやすいです。










