お七夜ってどんなお祝い?何をするの?
赤ちゃんの生後7日目に行われるお祝いが「お七夜」です。昔ながらの風習で、この日に赤ちゃんの命名を行うことも多くありました。昔は赤ちゃんが生まれた家の当主は、親戚などを招いて一族の長老などに名付け親をお願いし、命名を行ったあと祝宴を開催しました。
お祝い膳は赤飯と尾頭付きの魚などを用意します。現代では、赤ちゃんとママの「退院祝い」として、両家の両親を招いて行うか、夫婦だけで祝うなど内輪でのお祝いになっています。
- 三越「日本を楽しむ年中行事」(かんき出版)
- NHKエデュケーショナル「「お七夜」と「お宮参り」」すくコム(https://www.sukusuku.com/contents/75975)
お七夜・命名式の準備はどうすればよいの?
それでは、実際のお祝いの手順を見ていきましょう。お七夜は一度限りのお祝いごとなので、しっかり手順を確認してお祝いをしてあげましょう。
命名書の書き方・準備
命名書の書き方は奉書紙または半紙を横2つ折りにして折り目を下にし、更に縦3等分で左右から折りたためるよう折り目をつけて開きます。そして三つ折りした部分の右側・中央・左側にそれぞれ次のとおり書きます。
- 右側:「命名」
- 中央:右側に小さめに「父親の氏名・続柄」
- 中央:真ん中に「命名した名前」
- 中央:左側に小さめに「生年月日」
- 左側:「命名式の日付」と「親の名前」
- ※名付け親がいる場合にはその左側に「命名者」
書き終えた命名書は神棚または仏壇などに供えておきます。その後出生届を出したら下げて、奉書紙で包んだへその緒と一緒に箱に収めて水引をかけ、保存しておきます。
また、略式の命名書をベビーベッドの枕元などに貼るのも良いとされます。
奉書紙をはじめ命名書の用紙は文房具店などでも市販されています。またインターネットでも様々な命名書が販売されています。命名書のテンプレートもインターネットでダウンロード可能なため、それらを利用して妊娠中から準備しておくのが良いでしょう。
お七夜の料理の用意は?
用意する食事や祝い膳は、赤飯や尾頭付きの鯛、刺身などお祝いにふさわしいものを用意するのが一般的です。
しかし産後の体のことを考えると、出前やルームサービスなどを利用するのも良い方法かもしれません。頑張ったママへの感謝の気持ちを込め、ママの好きな料理を皆でそろえてあげるのもよいでしょう。
またお七夜の祝い膳をデリバリーできるところもあります。近くにそういった仕出し屋や料理屋があるか探してみてはいかがでしょうか。いずれにせよ赤ちゃんやママが疲れないように祝い膳を囲みましょう。
- サンクスマイル「命名書壁掛けタイプ」サンクスマイル(http://baby.thank-smile.jp/meimeisyo/wall/)
- いろは屋「IROHAYAの命名書」IROHAYA(http://www.meimeisyo.com/cont_ositiya.html)
お七夜に招待された場合はどうする?
家族や仲の良い友人の子供が生まれお七夜や退院祝いに招待されたとき、自分はどんなものを用意したら良いのかと気になりますよね。そんなときの方法について紹介いたします。
お七夜に招待されたときはケーキ、お酒、お菓子、あるいは生花などを持参しましょう。
のしをつけて「祝 お七夜」「祝 命名」などと表書きします。相場としては5千円〜1万円までが一般的なようです。
- 三越伊勢丹「お七夜に招待されたとき、お祝いとして持参するものは?」キノギフト(http://kinogift.jp/shop/pages/article322.aspx,2018年4月11日最終閲覧)
- 三越伊勢丹「お七夜のお祝い」キノギフト(http://kinogift.jp/shop/pages/oshichi_iwi.aspx,2018年4月11日最終閲覧)
ママと赤ちゃんの体調が第一
お祝いを行うにあたっては何よりも産後のママと赤ちゃんの体調を考慮して、無理をしない程度に開催することが大切です。産後のママを無理させないように、パパや家族に準備してもらいましょう。
赤ちゃんのお披露目や盛大な祝宴を開催するのは、ママの体調や生活が落ち着いてからでもよいと思います。場合によっては後日、改め開催しましょう。