絨毯の掃除で注意するポイント
絨毯は普段の掃除で掃除機はかけられても念入りに洗うことは難しいものです。しかし、いくつかのポイントを押さえれば自宅でもきれいに掃除をすることができます。
絨毯を掃除する時に注意するポイントは、水洗いできるのかどうかを確認することです。水洗いができない絨毯を水洗いしてしまうとボロボロになってしまいその後使えなくなってしまう可能性もあるので洗濯表示をよく確認しましょう。
水洗いできる絨毯であれば、掃除する当日とその後数日間の天気もチェックします。洗濯をして濡れた絨毯は乾きにくいため晴れの予報が続いている日を選ぶようにすると気持ちよく干すことができます。
また、洗濯後の絨毯は大きくかなりの重さになるため1人で絞ったり干したりするのは大変です。作業する時に手伝ってもらえる人がいると安心です。
さらに、洗濯した絨毯を干す場所の確保も重要です。洗濯したけれど干す場所がないということを避けるためにも布団やシーツと同じ日には干さないなど事前に計画を立てておきましょう。
カーペットや絨毯の洗い方
大きなカーペットや絨毯を自宅で洗うには、洗濯機もしくは浴槽で丸洗いする方法がありますがまずは部屋に敷いたまま汚れを落とすことから始めます。
カーペットや絨毯はさまざまな素材があり、汚れは人が裸足で歩いた時につく足裏の皮脂によるものがほとんどです。まずはブラッシングをしてほこりや髪の毛などの汚れを落とすとともに油汚れも落とす洗い方をするのがコツです。
掃除機を使う前にはブラッシングをして、内部の細かいごみなども浮かせておき固く絞った雑巾で丁寧に拭き取っていきます。ブラッシング後すぐに掃除機で吸い取ると空気中にほこりが舞い上がりやすくなるため、特に粘膜が敏感な乳幼児がいる家庭では、事前に拭き取り作業をするのがポイントです。
ブラッシング後掃除機をかけますが、掃除機でも100%のごみを取ることは困難です。そのような時はゴム手袋をはめてカーペットや絨毯をこすってみてください。カーペットや絨毯の毛並みをいためることなく、ほこりが舞うこともなくごみを取ることができるのでおすすめです。
また、洗濯前に目立つシミなどは落としておきます。台所用の中性洗剤を水に浸したものをブラシにつけてシミの上から叩き込むようにして汚れを浮かせ濡れた雑巾などで洗剤を拭き取ります。
その後、カーペットや絨毯を洗濯機や手洗いするなどして洗濯します。洗濯機に入らない大きなサイズのものは、浴槽に水がぬるめの湯をはって丸洗いする方法もあります。浴槽で洗う場合は、足でまんべんなく踏み洗いをするとよいでしょう。
カーペットや絨毯の掃除の方法
カーペットや絨毯のごみやほこりを取り除いたら掃除機をかけます。掃除機をかける時は、かけ方のポイントをおさえることが重要です。
掃除機をかける時は、カーペットや絨毯の毛を根元から起こすようなイメージでゆっくりと滑らせるようにしてかけていきます。
掃除機を押さえつけたり叩くようにして使うとかえってほこりが取れにくくなってしまい、カーペットや絨毯そのものをいためてしまうこともあるのであくまでも優しく毛を起こすように意識してかけるときれいによごれを吸い取ることができます。
また、掃除機をかける時にカーペットや絨毯に重曹をかけておくと汚れが落ちやすくなります。細かい粉状の重曹がカーペットや絨毯の中に潜んでいる小さな汚れも吸着させてくれるので掃除機で吸い取りやすくなるのです。
重曹はごみの吸着だけでなく、臭いの除去効果もあるのでおすすめです。
掃除しやすいカーペットは?
カーペットや絨毯はデザインや素材もさまざまなので、掃除のしやすさに差が出ます。毛足が短いタイプの方が内部にごみが溜まりにくいため掃除はしやすくなります。
定期的に丸ごと洗いたいという人は、化学繊維のアクリルやナイロン素材のものがおすすめです。洗濯しやすい素材なので水洗いも可能です。
また、化学繊維の中でもポリエステルを使用したカーペットは拭くだけで掃除ができるので掃除のしやすさという点では優秀です。
配置する場所によってはなかなか掃除がしづらいということもあるので、そのような時はポリエステル素材のカーペットを敷くのがおすすめです。購入する際は、掃除のしやすさなども考慮しながら選ぶといいでしょう。
カーペットや絨毯の種類に合った掃除方法を選びましょう
カーペットや絨毯は大きいのでいつでもすぐに掃除できるものではありません。素材やデザインによっても掃除の仕方ややりやすさも異なります。
家族が集まるリビングなどに敷かれているカーペットや絨毯は、ほこりや日常生活の汚れもたくさん溜まっています。掃除や洗濯のコツなどを参考にして汚れを取り除き隅々まできれいにしましょう。
使用しているカーペットや絨毯がどのタイプのものなのかを把握しておいて素材やデザインに適した掃除や洗濯ができるといいですね。
ピカピカのカーペットや絨毯で気持ちよく新年を迎えましょう。