ガスコンロに火がつかなくなったとき確認すべき8つの項目
ガスコンロに火がつかないときにどのような場所を確認するべきかご存知ですか。何が原因でコンロが点火しないのかわからないと不安になりますよね。
ガスコンロに火がつかなくなったときに確認しておくべき項目を8つ紹介していきます。確認する際には、しっかりとスイッチをオフにしてから確認するようにしましょう。
1.ガスソフトコードが折れていないか
ガスソフトコードは、ガス栓とガスコンロをつなぐためのゴムホースのことです。ガスソフトコードが折れている場合、ガスコンロにガスを供給できなくなってしまうため火がつかなくなります。ガスソフトコードを確認してコードが途中でよじれていたり折れ曲がったりしていたら、まっすぐな状態に直しましょう。
2.乾電池が切れていないか
乾電池を使用しているガスコンロは、電池の残量が減ってしまうとコンロが正常に作動しなくなります。ガスがつかないとき、または点火ボタンを押したときに火がついても、離した際に火が消えてしまう場合は、電池の残量が残り少ない可能性があります。
ガスコンロによっては、お知らせサインや電池交換ランプなどがあるため、ランプが点滅・点灯している場合には、すぐに電池を取り替えるようにしましょう。
3.バーナーキャップはきちんとセットされているか
バーナーキャップとは、ガスコンロの中央に取り付けられている部品のことです。コンロ本体から取り外し可能な部品で、バーナーキャップがずれていたり、指定の向き通りに取り付いていなかったりすると火がつかないことがあります。
掃除などで定期的に外す場合は、きちんと装着できているか確認してから点火するようにしましょう。
4.バーナーキャップがぬれていないか
バーナーキャップのぬれもガスコンロが点火しない原因の一つです。特に立ち消え安全装置が付いているガスコンロの場合、点火ミスやガスもれ事故などを防ぐために火がつかないことがあります。
ぬれてしまう原因として、鍋の外側がぬれている状態でコンロに置くことや、吹きこぼれなどが考えられます。バーナーキャップは常に乾いた状態にしておくことを心がけましょう。
5.コンロに鍋などを置いているか
鍋なし検知機能付きガスコンロの場合、鍋を置いていないとコンロは点火しません。また、点火後に鍋をコンロから離しますと、安全のために火が弱まり、一定時間後に消火するものもあります。
鍋なし検知機能付きのガスコンロを使用していて火がつかない場合は、鍋を置いてからコンロを点火してみましょう。
6.ガス栓やガスメーターの元栓が閉まっていないか
ガス栓が閉まっているとガスが供給されないためコンロが点火しません。使用前にガスの元栓を開け忘れてしまうこともありますが、火がつかないときは一度ガス栓を確認してみましょう。
また、ガスメーターの元栓が閉まっている状態でも点火しません。ガスメーターには電気のブレーカーと似たような機能があり、大きな地震が発生した非常時などには自動的にストップします。
家庭用のガスメーターは、マンションやアパートなどの集合住宅であれば玄関脇や共用廊下のメーターボックスなどにあるため、ガスメーターも調べてみるとよいかもしれません。
7.ガス機器が故障していないか
ガスの元栓に異常がなく、他のガス機器が問題なく使用できる状況でコンロに火がつかないときは、ガスコンロそのものが故障している可能性があります。ガスコンロのメーカーやガス会社に問い合わせをして、交換もしくは修理などの対応をお願いしましょう。
8.ガスメーターのランプが点滅していないか
ガスメーターのランプが点灯していた場合は、ガスの供給がされないため復帰の操作が必要です。通常、ガスメーターのランプは数値メーターの上部にあります。
ランプが点灯していた場合は、まずガス栓とすべてのガス機器を止めて周囲がガス臭くないか確認します。このときガスメーターの元栓は閉めないように注意しましょう。ガスメーターの左側にある黒いキャップを外し、復帰ボタンを奥までしっかりと押して赤いランプの点灯を確認したら手を離します。そのままガスを使用せずに3分ほど待ってランプの点滅が消えたらガスが使えるようになります。
- 東京ガス「ガスコンロの火がつかない」(http://support.tokyo-gas.co.jp/faq/show/3367?site_domain=open,2019年6月19日最終閲覧)
- リンナイ「使おうとしたら火がつかない」(http://rinnai.jp/service/faq/kitchen/sisensor/answer,2019年6月19日最終閲覧)
- 大阪ガス「ガスが使えない場合は」(http://www.osakagas.co.jp/hukkisousa/,2019年6月19日最終閲覧)
ガスコンロに火がつかない原因となる吹きこぼれを防ぐアイテム3個
ガスコンロがつかない原因の一つに、吹きこぼれによるバーナーキャップのぬれや汚れがあります。吹きこぼれを防ぐことで、バーナーキャップをきれいに保つことができて、火がつかないなどの不具合を防ぐことができます。鍋の吹きこぼれを防ぐための便利なアイテムをご紹介します。
1.「にこみーな 24cm」
電磁調理器、ガスコンロ、どちらでも使用可能の両手鍋です。飽きのこないシンプルなデザインで、お手入れしやすいステンレス製です。直径24cmで対流効果を利用した吹きこぼれしにくい形状となっています。 ガスコンロの場合は鍋の内側に対流が発生し、IHヒーターの場合は鍋の外側に対流が発生します。そういった対流効果をいかした形状の鍋です。 パスタなどをゆでているときに、必要なゆで時間に達することなく、吹きこぼれてしまう場合がありますよね。アイテムを取り付けることなく、吹きこぼれを防ぐことができる便利な鍋です。
蒸し器付きで、料理の幅も広がりますよ。
2.パール金属「便利小物なべぞこくん」
ゆで汁などの吹きこぼれを鍋底に置くだけで防止することができる便利なアイテムです。スパゲティーやそうめん、うどんなどの麺類をゆでるときに使用できます。 なべぞこくんがコトコト上下に動き、大きな泡が生まれますが、細かい泡となり、吹きこぼれがありません。 お気に入りの鍋や、色々なサイズの鍋を同じデザインで統一している人も、鍋を変えることなく吹きこぼれを防ぐことができます。
3.「シリコン製 鍋ふた」
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吹きこぼれないシリコン製のフタです。通常のフタの代わりに使い、吹きこぼれを防止します。アクも取り除くことができ、シリコンスチーマーとしても使うことができます。鍋の中は煮物、フタの上で蒸し料理といった2段調理という方法も可能です。
ガスコンロの口数が少ないご家庭も、一つのコンロで二つの調理を進めることができるため便利ですね。
いくら確認しても火がつかない!どうしたらよい?
すでにご紹介した8つの項目を確認しても火がつかないときや、ガスコンロ自体の故障が考えられる場合は、使用しているガスコンロメーカーに問い合わせてみましょう。
多くのご家庭で使われているガスコンロのメーカーとお問い合わせ方法をご紹介します。
リンナイ
リンナイは、家庭用ガスコンロ、給湯器などのガス製品を主に製造しているメーカーです。お客様サポートから365日24時間、修理の受付をしています。
修理には、部品代と工賃、出張費が必要となります。部品代と工賃に関しては、修理する箇所によって変わります。出張費に関しては、20kmまでの場合は2,500円程度となっています。
もし、原因がわからない場合などは、平日の9時から18時30分、土日祝日の9時から17時に、相談することもできますので、一度ご連絡してみると良いかもしれません。
パナソニック
パナソニック製ガスコンロの修理サービスは、出張修理サービスもしくは宅配修理サービスの二種類があります。電話やFAXで修理のお申し込みができますが、インターネットでも簡単にお申し込みができます。
パナソニック修理サービスを使いますと、インターネット上で修理前にある程度調べることができます。以下がお申し込みの流れです。
- 製品品番と保証書を確認する
- 修理のお申し込みページに製品品番を入力する
- 修理サービスタイプを選択する
- ご利用料金を確認する
- 各情報を入力して申し込みを完了する
パロマ
パロマは、ガスコンロや湯沸かし器、ガス暖房装置などを主に製造しているメーカーです。
お問い合わせページには、よくある質問が充実しているため、実際に起きている現象をお問い合わせすることなく、解決できるかもしれません。
出張修理には、部品代と技術料、出張費が必要となります。技術料と部品代に関しては、修理によって変わりますが、出張費は2,500円(40kmまで)~4,500円(80km以上)となっています。
安全にガスコンロを使って、大きなトラブルを予防しましょう
ガスコンロの火がつかないと焦ってしまう方もいるかと思います。コンロが点火しない場合は、まずはご紹介した項目を確認してみましょう。
災害やガスの使い方によっては、ガスメーターの元栓が自動的に閉まるため、ガス栓だけでなくガスメーターを調べることも必要です。
項目を確認しても点火しない場合は、ガスコンロの故障などが考えられるためお住まいの地域のガス会社に問い合わせてみましょう。