布団に潜む雑菌たち
睡眠時には200cc(約コップ一杯分)もの汗をかくと言われています。毎晩汗を吸収している布団の湿度はとんでもないことになっています。この湿気からダニが発生したり、カビの原因にもなります。
ダニは人間からでる皮脂、フケ、髪の毛、じめじめしたところが大好物なので、それらが揃っている布団はダニにとってはデパートそのもの!
また湿気によって発生したカビ菌までも食べてしまい、さらにダニが増殖してしまうのです。この雑菌らが原因でアレルギー反応を起こす人も少なくありません。
クリーニングは高いし面倒…
自宅での布団の洗い方が分からず、クリーニングに頼ろう!という方もいると思います。
しかし、クリーニングなどで布団の丸洗いを頼むと意外と値段がはってしまうこともしばしば…。また、布団を持っていくのも大変な場合もありますよね。それを避けるために家で布団を丸洗いする方法をご紹介します!
注意!まず洗濯表示タグをチェックして!
洗濯表示タグを確認して水洗いが可能なものは自宅で丸洗いが可能です。
しかし、水洗いに×がついている場合は自宅では洗えません。
洗濯方法と用意するもの~敷き布団編~
必要なものは次の4点です!特に天気予報の確認を忘れないでくださいね♪
- 浴槽
- 洗剤
- 麻ひも
- 天気予報の確認
敷き布団の洗濯の方法
先ほど説明した通り、敷き布団には雑菌が繁殖しやすく、カビも発生しやすいものです。まず最初に敷き布団の丸洗い方法を紹介していきます!
1.敷布団を細長く丸めて、麻ひもで何箇所か縛る
これは中身が偏らないようにするためです。中身が偏ってしまうと、布団の質が落ちてしまいます!
2.敷布団の表面を予洗いする
敷布団の表面が汚れている場合は、シャワーで予洗いします。
空の浴槽に敷布団を入れてホコリや汚れを落とすようにシャワーをかけていきます。このときの水が浴槽に残らないようにしてください。
3.半分程度のぬるま湯をため、液体洗剤を入れてよく混ぜる
粉末洗剤を使う場合は、粉末洗剤を十分に溶かしてから入れてください。
4.敷き布団を押さえるように浴槽に入れる
このとき敷き布団全体に洗剤が含むようにします。お湯の量が足りないときは調整してください。この状態で30分~1時間程度浸けます。
5.十分に浸けた敷き布団の上から優しく足踏みする
強く足踏みしてしまうと布団の形が崩れてしまいます!
6.お湯が茶色く濁ってきたら浴槽の栓を抜き排水する
結構茶色かったり黒かったりするのでびっくりします(笑)
7.すすぎは洗剤の泡がなくなったら完了!
洗剤の泡が目立たなくなるまで足踏みを繰り返します。
脱水
敷布団を一旦浴槽の縁にかけて一時間程度放置します。大体の水がきれたら干し場にもって行きます。
洗濯方法と用意するもの~掛け布団編~
掛け布団の洗濯で必要な物は次の通りです。もし洗濯機で洗えない場合は敷布団に習った方法でやってみてください!
- 洗剤
- 柔軟剤
- 天気予報の確認
- 布団が入る大きさの洗濯用ネット
掛け布団の洗濯の方法
続いて掛け布団の丸洗い方法を紹介していきます。掛け布団の丸洗いには主に洗濯機を中心に使います!
1.掛け布団を畳み、洗濯用ネットに入れる
このとき、掛け布団が洗濯機に入る大きさになるように畳みます。
2.布団コースか洗いコースを選択
毛布コースがある方は毛布コースにします。まだ洗濯機に掛け布団は入れません。
3.しっかり洗剤液を溶かす
洗濯機に水が溜まったら洗剤をしっかり溶かし、一時停止して掛け布団をいれてすすぎまで行います。
4.柔軟剤を入れたら5分程洗い、脱水
柔軟剤が全体に行き渡ったら一分ほど脱水します。(脱水しすぎると布団がつぶれてしまいます)
5.日当たりの良い場所に干す
敷き布団と同様に日当たり、風通しの良い場所で干すと早く乾きます。
洗濯した後は…?布団を干すときのポイント!
洗濯後、干し場に布団を持っていくとき床にビニールシートなどを敷いておくと、床が濡れなくてすみます。布団を干すときは、風に飛ばされたり、下に落ちたりしないように布団はさみでよく止めておきます。
また、風通しをよくするために二本の干し竿にまたがせると早く乾きます。さらに途中で布団を裏返して全体が均一に乾くようにしましょう!
ふかふかの寝心地を取り戻しましょう!
いかがでしたでしょうか?少し手間はかかりますが、毎日使う布団ですから快適にしておきたいですよね。
布団を丸洗いしたことによって、布団はふかふかになります♪もしかしたら良い夢が見られちゃうかも…?
ふかふかの寝心地を取り戻して、幸せな睡眠を手に入れましょう!