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松ぼっくりでクリスマスリースを簡単に手作りしよう!写真付きで手順を紹介

クリスマスのリースなどの装飾によく使われている松ぼっくり。身近な公園や並木道などで拾えることもありますよね。しかし、子供が持ち帰ってきた松ぼっくりをそのまま飾っておくと、春になると虫が出てきてしまうことがあります。松ぼっくりはきちんと下処理をしましょう。円形の土台に松ぼっくりとくくりつければ、簡単に松ぼっくりのリースを作ることができます。着色、脱色の方法や、リースのアレンジ方法について解説します。

画像:kiitosnote.com

松ぼっくりの下処理方法

外で拾ってきた松ぼっくりを使ってリースを作りたい場合、必ず下処理を行いましょう。松ぼっくりには虫の卵がついていて、それをそのままにしてリースを作ると、春になると虫が出てきてしまいます。

下処理は、拾ってきた松ぼっくりの汚れを落とした後(はたく程度で大丈夫ですが、気になる方は歯ブラシなどで磨きましょう)、鍋でグツグツと煮るだけです。長時間煮る必要はなく、沸騰した後、松ぼっくりの傘が閉じる程度まで煮ていれば殺菌され、卵も駆除されます。

調理用の鍋に松ぼっくりを入れることに抵抗がある場合には電子レンジを使ってもよいです。ビニール袋に松ぼっくりを入れ、10個前後で1分ほど加熱します。たりない場合は様子を見ながら追加しましょう。松ぼっくりの下処理では松の臭いが部屋中に漂いますので、換気扇をつけて行うようにしましょう。

また、松ぼっくりと一緒にどんぐりを拾ってきている場合も、ここで一緒に加熱しておくと後でリースのアクセントとして使えます。どんぐりの中にも虫の卵がついているため、一緒に下処理しておくと安心です。

加熱した松ぼっくりは一時的に傘が閉じてしまいますが、1、2日干しておくとまた傘が開いてきます。傘が開いていた方がきれいなので、下処理後日にちをあけてから着色作業に入ります。

松ぼっくりを着色しよう

スプレー PIXTA

市販のクリスマスリースを見ていると、松ぼっくりが銀色っぽく塗られているものが販売されていますね。松ぼっくりは簡単に着色することができます。

一番簡単に色をつけるにはカラースプレーを使うのがおすすめです。一気に着色でき、時間もかかりません。新聞紙などを敷いて、周囲のものにスプレーが付着しないように気を付けましょう。

その他着色には以下のようなものも使えます。

  • アクリル絵の具(水を足しすぎず濃いめに塗るとよく塗れます)
  • ニス(松ぼっくりの自然な風合いに)
  • マニキュア(ラメ入りを使っても華やか)

玄関など屋外に出す場合には、水性の塗料では色が落ちてしまうため油性のものを使用しましょう。色は白に限らず、赤や緑などのクリスマスカラーに着色したり、マニキュアを工夫してゴールドのような色合いにしたりしても豪華な印象になりますね。

また、市販のキッチンハイターなどの漂白剤に3時間ほど漬けると、松ぼっくりの色が脱色し、オフホワイトのようなカラーになります。これを行う場合にはハイターを薄めず原液で使用します。ハイターの臭いが充満し気分が悪くなる可能性があるので、通気性の良い場所で行うか、お風呂場などでしっかり扉を閉めて行い、完了後は換気を忘れないようにしましょう。

色を塗った松ぼっくりは十分に乾燥させてから、リースづくりの工程に入ります。

松ぼっくりのクリスマスリースの作り方

工作 PIXTA

下処理、塗装をした松ぼっくりが乾燥したら、いよいよリースづくりに取り掛かりましょう。

松ぼっくりのクリスマスリースは、着色まで終わればあとは土台に松ぼっくりを取り付けるだけで完成します。材料に固めのワイヤーを使うため、子供と一緒に作業をする場合には目をつついたりしないように注意を払いましょう。ワイヤーの切断などでニッパーを使う場合にも、使用後は直ちに子供の手の届かない場所に置くようにしましょう。

基本のリースが出来上がればアレンジは自在です。工夫を凝らしてわが家だけのオリジナルリース工作にチャレンジしましょう!

材料

ラジオペンチ PIXTA

  • 着色した松ぼっくり
  • リースの土台
  • 固めの針金
  • ニッパー
  • ラジオペンチ
  • グルーガン
  • 100円均一のポンポンや木の実等(アレンジ用)
  • 軍手(グルーガンの熱やワイヤーを扱うため、あると安心)

土台は手のひらほどのサイズに対して、松ぼっくりは12~14個程度必要です。土台の大きさに対して松ぼっくりが足りるかどうか確認してから作りましょう。

針金は、アクセサリー用のやわらかいものではなく、しっかりと留まる固いものを使います。切断はニッパーを使います。針金を曲げるときにはラジオペンチを使うと細かい部分もきっちり巻けますよ。針金の先端は見えないように土台の中に差し込み、子供と作業する場合には、手に持った子供が怪我をしないように気を付けましょう。

作り方

工作 PIXTA

松ぼっくりの下処理と着色が終わっていれば、あとの工程は単純です。染色後はきちんと時間を空け、完全に乾いてから以降の作業に取り組むようにしましょう。

ワイヤーでの固定時、グルーガンを併用すると微妙な位置調整や固定に役立ちますが、グルーガンは熱を使う道具なのでケガをしないように細心の注意をして使用しましょう。

1.土台を用意する

松ぼっくり リース 画像:handmade3.jp

松ぼっくりをつける土台を用意します。土台は市販していますが、枯れたツタを使えば手作りすることもできます。枯れたツタを一晩たらいの中で水につけて柔らかくし、何重かに巻いて丸く形を整え、端を円の中に差し込めば完成です。きれいな円ではなくても味があってよい土台になりますよ。

土台ができたら(市販の場合はそのまま)、土台の上部に針金で輪を作って括り付け、飾る時に使うループを作ります。針金の先端はまげてリースの土台内部にしまいます。ループはワイヤーに限らず、麻紐やリボンなどでも代用可能です。落下するとリースが破損してしまうので丈夫なものを選ぶようにしましょう。

写真では手のひらサイズの土台ですが、大きいものや小さいものでも作れます。手持ちの松ぼっくりの数に合わせて選びましょう。リースの土台に対して松ぼっくりが足りない時は、代わりにオーナメントをグルーガンで取り付けたり、雑貨やリボンを取り付けたりしてアレンジしてみましょう。

2.松ぼっくりにワイヤーを巻くorグルーガンでつける

グルーガン 松ぼっくり 画像:kiitosnote.com

松ぼっくりにワイヤーをつけるやり方は2種類あります。グルーガンでつける方法と、ワイヤーで巻く方法です。

グルーガンで付ける場合には、松ぼっくりのおしり部分にしっかりグルーガンをつけ、U型に曲げたワイヤーを接着します。グルーは多めにつけ、取れないようにしっかり乾燥させましょう。

グルーガンを使わない方法では、松ぼっくりの傘部分にワイヤーを潜り込ませるようにして巻き付けます。しっかり巻くとワイヤーが見えなくなり、見た目がきれいです。1周巻き付けたら両端のワイヤーを松ぼっくりの下部分におろし、1度お尻の部分で結んだあと、土台に括り付けます。ワイヤーは土台に巻く分の余長を考えて長めにしておきましょう。

グルーガンを使う方がワイヤーが端から見えにくいですが、接着が甘いと取れてしまうので気をつけましょう。

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3.ワイヤーで松ぼっくりを土台に固定する

松ぼっくり リース 画像:handmade3.jp

松ぼっくりを土台に固定します。土台の後ろ部分で結ぶか、ラジオペンチなどできつくねじって留めます。ワイヤーだけでは若干ぐらつきが見られる場合にも、複数つけていくうちに固定されていくこともあります。

最後にどうしても固定しきれない部分をグルーガンで固定し、位置調整も行います。グルーガンはすぐに熱くなるので火傷には十分注意して下さい。また、裏側に残ったワイヤーの先端でケガをしないように気をつけてくださいね。念のため軍手をはめて作業すると安心です。

4.グルーガンで簡単アレンジをして完成!

松ぼっくり リース 画像:asukainfo.com

写真は、木の実造花の実や葉の部分だけをカットし、グルーガンで貼り付けたものです。できあがったリースに思い思いのアレンジを加えれば、どこにもない自分だけのオリジナルリースが完成です。

同様に100円ショップなどで売っているサンタや雪だるまのオーナメントをグルーガンで取り付けたり、綿を使って雪を表現したリースにしたりするのも可愛らしいですね。松ぼっくりと一緒にどんぐりなどを拾っていれば、ここで取り付けましょう。

アレンジの場面では子供のアイデアも大活躍。親子で楽しい思い出の時間になりそうですね。あまりクリスマスらしい装飾にこだわらずシンプルに作れば、1年中飾れる玄関やリビングのドア用のおしゃれリースにもなります。色々なアレンジで試してみましょう!

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簡単下処理でアレンジ自在!松ぼっくり拾いの思い出をおしゃれなリースに

松ぼっくり リース 画像:kiitosnote.com

公園や広場に遊びに出かけたとき、松ぼっくりを見つけると子供たちはとても喜びます。可愛らしい見た目と、1つ1つが微妙に形や大きさが違うことも楽しくて、ついつい集めたくなってしまうのでしょうね。

そんな松ぼっくり拾いの思い出も、持ち帰ってリースづくりに活用すれば楽しさが2倍以上に広がります。自分で拾った松ぼっくりが素敵なリースになるのは、子供たちにとってもうれしい達成感ですね。

簡単な下処理と身近な材料で、本格的な松ぼっくりリースができる工作アイデア。冬の思い出作りにぜひ挑戦してみてくださいね。

※記事内の写真・動画はすべて掲載許可を得ております。

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