子供と一緒にアイシングクッキーを作ろう!
これからの時期は、クリスマスやお正月などイベントがたくさんあります。料理やお菓子作りをする機会も増えてきますよね。そんなときこそ子供の料理デビューをする絶好の機会です。今や女の子だけでなく、男の子も料理をする子が増えている時代。
料理は親子の絆を深めるチャンスでもあります。せっかくなので一緒に料理やお菓子作りをしてみましょう!
今回は手軽で楽しく作ることができるアイシングクッキーをおすすめします。アイシングクッキーとは、粉糖(粉砂糖)と卵白を混ぜ合わせてクッキーをデコレーションしたもの。
カラフルな着色料を混ぜることにより、色鮮やかな可愛いクッキーが完成します。一見難しそうですが、実は簡単に作ることができるのです。
初心者の方にもわかりやすいように写真付きでレシピをご紹介したいと思います。
まずはクッキーを作ろう!
アイシングクッキーの土台になるクッキーをまずは作ってみましょう。お菓子作りをしたことがない、苦手という方でも安心して作ることができるレシピになっています。
さらに洗い物を少なくするために、材料を袋へ入れて混ぜるだけ!これなら子供に任せても大丈夫なので、一緒に楽しむことができますよ。
それでもクッキーを作るのが苦手というかたは市販のクッキーやビスケットを使用しても構いません。まずは楽しむことが大切です。
早速レシピにまいりましょう!
クッキーの材料・作り方
- 薄力粉・・・140g
- 砂糖・・・40g
- バター・・・70g
- 卵黄・・・1個分
- 牛乳・・・大さじ1
- ※卵白はアイシングに使うので捨てずに冷蔵庫へ保管しておきましょう。
1.袋に材料を入れて混ぜる
まずは薄力粉と砂糖を袋に入れてシャカシャカと振ります。均一に混ざったらバター、卵黄、牛乳を加えて、よく手でもみます。
この時、強くもんで袋が破けないように気を付けましょう。保存用の袋はしっかりとした作りなので破けることは少ないですが、スーパーなどの袋の場合は弱いため気を付けなければなりません。
他の食材は物を一度入れた袋などは衛生上よくないので必ず新しい袋を使用してください。
クッキーを長く保存するためには衛生面も気を付けなくてはなりません。
2.袋を閉じずに捏ねてみよう
生地がまんべんなく混ざり、馴染んできたらOKです。混ぜやすくするポイントは、袋のチャックなどを閉じてしまうと空気が入って風船のようになってしまうので開けた状態で揉むと綺麗にまとまります。
たまに袋を上手く使いながら生地をたたむようにこねると生地が均一に混ざります。
袋に材料がついてしまったらスプーンやヘラなどを使ってはがして混ぜましょう。袋を使わないで作る場合は、ボウルにバターと砂糖を入れて混ぜます。
卵黄、牛乳を加えて混ぜてから薄力粉を入れてヘラで切るように混ぜてまとめましょう。
3.袋の上から生地を伸ばす
袋の上から手である程度、平たく伸ばしたら麵棒で厚さ5㎜になるまで伸ばします。伸ばしたら冷蔵庫で30分~1時間ほど冷やします。
急ぎの方は冷凍庫で15分ほど冷やしましょう。冷やすことで生地が馴染み、硬くなるので型抜きしやすくなります。
今回はバターを使用して作っていますが、マーガリンの場合は溶ける温度がバターに比べて早いため、冷やす時間が長くなります。
型抜きをしている際も溶けやすいのでバターを使うのをおすすめします。
4.オーブンを予熱、その間に型抜き
オーブンを160度に予熱をしておきます。その間に生地を冷蔵庫から出し、袋を破いて型抜きしやすくします。ハートや星などの型でクッキーを抜いていきます。
天板にクッキングシートを敷き、間隔をあけてクッキーを並べます。クッキーが少し膨らむので間隔をあけて置きましょう。160度に予熱後、16~20分焼く。
クッキーの型の大きさや生地の厚さにより焼く時間が変わります。さらにオーブンによっても焼き具合が変わるため様子を見ながら焼いていきましょう。
焼きが足りないと崩れやすくなります。
5.焼き終わったら天板の上で冷ます
オーブンが無い場合はトースターでも構いません。その場合もオーブン同様に様子を見ながら焼きましょう。
焼き終わってすぐはクッキーが柔らかいことがあるので、取り出してすぐには触らずに天板の上で粗熱を取りましょう。
時間が経つとしっかりとしたクッキーになるので少しの間我慢です!クッキー同士がくっついてしまったら、優しく離してあげましょう。
優しく触って硬くなっていたら移動させます。
6.網の上に移動させてしっかりと冷ます
クッキーが焼けたら、網などの上に置いて冷ましておきましょう。熱い状態ではアイシングを乗せることができないので、しっかりと熱を取りましょう。
網は揚げ物などを置くようなもの、ケーキクーラーなどを使用しましょう。同じ場所に置いておくと、下に熱がこもるのでたまに網ごと移動させるとよいです。
クッキーが網から落ちないようにも気を付けましょう!せっかく焼いたクッキーも落ちて割れてしまったら大変です。
熱が冷めたら次の段階のアイシングです。
アイシングを入れるコルネを作ろう!
粉糖(粉砂糖)と卵白を混ぜたアイシングを絞るために、クッキングシートや100円均一に売っているワックスペーパーなどでコルネ(絞り袋)を作ります。
スプーンなどですくってデコレーションもできますが、細かい部分にはコルネを使うと綺麗にアイシングを乗せることができます。
一見難しそうに見えるコルネ(絞り袋)づくりですが、簡単に作ることができます!言葉だけでは分かりにくいので、写真も一緒に載せましたので参考にしてみてください。
今回は15×15㎝の大きさの紙にしましたが、使用するアイシングの量に合わせてコルネの大きさを変えてみましょう。
1.クッキングペーパーで15×15の正方形を作る
今回はクッキーやパンを焼く時に使用するクッキングペーパーを使ってコルネ(絞り袋)を作っていきます。
コルネ(絞り袋)を作るときは必ず手を洗い綺麗にしてから作りましょう。
まずは15×15㎝の四角形をハサミで切り取ります。綺麗な四角形でなくてもコルネ(絞り袋)は作ることができますが、できるかぎり測りましょう。
長方形にしてしまうと次に三角形にする際に、綺麗な形にならないので注意しましょう。
2.三角形を作る
15×15㎝の大きさに切った正方形を三角形になるように半分に折ります。折ったら再度開いて戻します。
ハサミで折り目に沿って切り、三角形を二つ作ります。二つあるのでアイシングのコルネ(絞り袋)が二つ作ることができます。
数種類のアイシングを使う場合は何個もコルネ(絞り袋)が必要になります。アイシングがうまくいかなかった時に備えて多めに作ることをおすすめします。
一度使ったコルネ(絞り袋)に追加でアイシングを入れるのは難しいため新しいものに入れます。
3.さらに半分に折り、折り目を付ける
三角に切ったら、切り口をしたにして半分に折ります。底辺の真ん中をアイシングの出口にするので、細くとがるように片側を丸めます。
丸めたらテープやホチキスの針で止めるか、余ったところを折り込みます。巻いていない反対側も先がとがるように巻き付けて止めましょう。
使う時はアイシングを半分ほど入れて、先をハサミで切り使います。なので作っているときには先に穴が開かないように丸めましょう。
先を細くしっかりと巻くことで細かいアイシングをデコレーションすることが可能です。
4.人差し指で押さえながら丸める
先ほど説明したように底辺の真ん中の折り目が先になるので、先端が細くとがったら人差し指で押さえると作りやすいです。
人差し指で押さえるやり方が出来ない方は、人差し指と親指で巻いたところをつまんで持ち、反対側を巻きましょう。
最初はなかなか綺麗に作ることができないかもしれませんが、慣れると簡単にコルネ(絞り袋)を作ることができるので頑張りましょう!
折り紙をやる感覚で子供と一緒に作るのも楽しいですよ。
5.小さなコルネ(絞り袋)が完成!
巻き終わりの上のはみ出したところはテープやホチキスの針で止めるか、折り曲げて止めましょう。
テープやホチキスの針を使用する場合は、中に入れるアイシングに触れないところで止めるようにしましょう。テープやホチキスの針に雑菌がついていると食中毒の原因になります。
これでコルネ(絞り袋)の作り方は終了です。アイシングだけでなく、ケーキやお菓子のデコレーションで使うチョコレートなどにも使えます。
このコルネ(絞り袋)を作ることが出来るとワンランク上のお菓子作りを楽しむことができます。
アイシングを作ってデコレーションしよう!
- 粉糖(粉砂糖)・・・50~100g
- 卵白・・・1個分
- レモン汁(無くても可)・・・数滴
粉糖(粉砂糖)にレモン汁を数滴入れたら、卵白を少しずつ入れて硬さを調節します。アイシングは硬めに作りましょう。
スプーンなどを持ち上げた時、跡が残るくらいでOKです!
作るクッキーの量、大きさ、デコレーションするものによって粉糖(粉砂糖)の量は変わりますので、少しずつ作り足りない分は後から作り足しましょう。
これが基本のアイシングになります。
コルネ(絞り袋)に入れたらコップに立てかけよう!
今回は白いアイシングを別の容器に取り分けて、抹茶の緑、着色料の赤を混ぜて3色を作りました。他にもココアを混ぜたり、黄色の着色料を混ぜたりと色々作ってみても面白いです。
コルネには半分ほど入れて上を綴じます。中身がこぼれないようにグラスやコップなどの中に立てかけておくと倒れないので安心です。
コルネ(絞り袋)の先はハサミで切るのですが、最初から多く切るのではなく少しだけ穴を切り、様子を見ながら好みの穴の大きさにしていきましょう。
最初から大きくしてしまうと後から小さくすることができませんのでご注意を。
1.クッキーより少し内側に淵を作る
初めてのアイシングのデコレーションは簡単なものから始めましょう。
まずはクッキーよりも少し内側に淵を作ります。淵を作ることにより外側にアイシングが漏れる心配がありません。このときアイシングが柔らかすぎると垂れて綺麗にデコレーションができません。
今回はハートのクッキーでデコレーションしていきます。アイシングのコルネは、上部分を折って中身が出ないようにします。
デコレーションをするときは、脇を締めて絞ると綺麗にできます。
2.内側をアイシングで埋めていく
淵を作ったら少しずつアイシングで埋めていく。少しの隙間なら楊枝などを使って均していくと綺麗になります。
ですが、あまり楊枝などで深くアイシングをすくってしまうと粉糖(粉砂糖)のザラザラした面が出てしまい綺麗なアイシングにならないので気を付けましょう。
アイシングの表面が乾く前に次のデコレーションをすることもできますが、乾いてからアイシングをデコレーションすると立体的になります。
これは好みなので色々と試してみましょう。
3.文字を入れたり模様を入れたり自由自在!
今回は表面が乾いてから次の段階に進みました。少し表面が乾いたら文字や模様をデコレーションします。デコレーションが終わったら、半日から1日ほど乾燥させます。
気温や湿度などにより乾く時間は変わりますので、優しく指で乾いているか確かめてみましょう。表面は乾いていてもアイシングの中まで固まっていない場合があるので注意してください。
このようにメッセージを描いてプレゼントとして渡したら喜ばれること間違いなしです。
これでアイシングクッキーの完成になります!
初心者におすすめ!アイシングクッキー便利グッズ!
今回は卵白と粉糖などを自身で揃えて作りましたが、初心者の方におすすめしたいアイシングクッキーづくりの便利グッズをご紹介したいと思います。
製菓専門店でも売っていますが、近くにお店がないという方は通販を利用すると楽に手に入ります!
1.これ一つで完成!アイシングカラー
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水を混ぜることなく使えるペースト状になったフードカラーの8色セットです。 黒をセットにしてほしいとのリクエストにお応えし、CKプロダクツが日本用にカスタマイズしたオリジナルです。
粉糖に着色料と卵白を混ぜて作るアイシングですが、こちらの商品はジェル状になっており、すぐに使える簡単アイシングセットです。
これなら初めてのアイシングクッキーづくりも安心して作ることができます。全部で8色も入っているので、デコレーションもバリエーション豊富に。
可愛い人気キャラクターなどもアイシングクッキーで作ることが可能です。子供の誕生日ケーキの飾りもこれ一つで華やかになります。
とてもおすすめな商品です。
2.簡単メッセージも!フードペン
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なんとこちらの商品は、食品用のペンなのです。可愛くアイシングしたクッキーにペンを使ってさらに素敵にデコレーションができます。
写真の商品は緑のペンですが、黒、赤、オレンジ、青、ピンク、茶色とカラーバリエーションも豊富に取り揃えられています。
子供にはちょっと難しいアイシング文字もフードペンを使って愛情いっぱいのメッセージが書けます。アイシングクッキーの仕上げにぴったりです。
3.生の卵白に抵抗がある方へ!粉末卵白
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気泡性に優れた乾燥卵白です。マカロン、アイシングクッキー、シュガークラフトなどにお使い下さい。アレルギー物質:卵※この製品は、小麦・乳・卵・そば・大豆・落花生、えび、かになどアレルギー物質を含む製品と同じ工場内で小...
アイシングを作るときに生の卵白を使用しますが、衛生上心配なんて方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが粉末卵白です。アイシングだけでなく、マカロンやシュガークラフトを作るときにも使われるものです。
こちらなら生の卵白を使うのに抵抗がある方でも安心して使うことができるのではないでしょうか。
生の卵白よりも保存が利くのもメリットの一つです。
アイシングクッキーは自由なデコレーションが魅力♡
今回はハートのクッキーで説明をしましたが、他にも星や花型を使ってデコレーションをしてみました。
星にはクリスマスを意識して緑色をベースとし、赤のアイシングでメッセージを。そしてお正月を意識して、花型には赤のアイシングをベースとし、白のアイシングで梅模様を描きました。このように自由にデコレーションを楽しめるのがアイシングクッキーの大きな魅力です。
アイシングクッキーは美味しいだけでなく、見た目も楽しめる素敵なお菓子です。今回は基本的なアイシングクッキーですが、表面が乾いてからさらに立体的に作るものもあります。
アイシングクッキーを可愛くラッピングすればさらに素敵な贈り物になります。プレゼントだけでなく、ケーキの飾りやパーティーにも。クッキーの型を変えることでさらにバリエーションも増えて楽しめます。着色料が気になる方は、植物由来のものもあるのでチェックしてみてください。
年末年始は家族みんなでアイシングクッキーを作ってみてはいかがでしょうか。