ママは育児中に思いもよらない技を習得する?
育児は、人を成長させてくれます。
育児を経験することによって、精神的な成長はもちろんのこと、「こんなことができるようになった」というママもいるのではないでしょうか。
出産前には考えられない、育児中に習得した技の数々…。他のママはどうなんでしょうか。意外とママならではの共通点があるかもしれませんね。
他のママはどう?ママが育児中に習得するワザあるあるエピソード
それでは、ママが育児中に習得するワザにまつわるあるあるエピソードをご紹介します。
自分自身のケースと照らし合わせて読んでみると、結構他のママとの共通点が見つかるかもしれませんよ。「こんなワザがあるならぜひ教えてほしい!」と思うようなものも登場するかも?
育児の息抜きにぜひ読んでみてくださいね。
静けさの中に何かを感じる…能力
ママになると、今までになかった目線で物事を見るようになるため、何かを感じる能力が強くなっていきます。これまで働かなかった第六感みたいなものも研ぎ澄まされていくのかもしれません。
例えば、すやすや寝ている我が子を見ても「これはそろそろぐずるな…」と察知できるようになってきます。しかし、子供に関することばかりではありません。
地震で地面が揺れる前に「そろそろ来るな」と思ったり、初対面の人に第一印象で「この人とは仲良くなれそう」「なんとなく気が合わなそう」と感じたり。
けがや事故が起こりそうなとき「危ない!」と事前に察知することも多くなりました。そしてその勘は驚くほどよく当たるのです。
子供を持つ親として危険を察知する力が強くなったのでしょうか。本当のところはよくわかりません。
背中スイッチを押さない赤ちゃんの寝かせ方
ママの抱っこですやすやとねんねした赤ちゃん。でも、ベッドにおろした瞬間、「えーん」と大泣きして起きてしまう…。そんな経験をしたことのあるママも多いですよね。
赤ちゃんの背中が何かに触れると起きてしまう…「背中スイッチ」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
自分でねんねしてくれれば一番良いのですが、ママが抱っこしないと眠れないという赤ちゃんも結構いますね。だから必死で抱っこして寝かすのですが、そのあとが大変なんです…。
背中が触れないように、そーっと、そーっと、お尻からベッドにおろすようにしたり、授乳クッションやバスタオルでドーナッツ型に囲みを作ったところにおろすようにしたり、ママは必死。
ベッドに寝かせても、すやすや眠り続けている時は、思わずガッツポーズ!だんだんコツがつかめてきます。
パパはすぐに背中スイッチを押してしまうのですが、ママの熟練ワザはさすがです。
目にも止まらぬ早着替え
赤ちゃんとの生活をしていると、着替えがとっても早くなります。
だって…赤ちゃんを1人でお風呂に入れなければならない時、ママは必死なんです。
バスタオルで体をざっと拭いて、ちょっとぐらい濡れても平気!というぐらいの速さでさっさとパジャマを着ます。なんなら、お風呂場にバスタオルを持ち込んで一瞬で拭きます。その速さたるや、よく有名ラーメン屋さんの特集で見かけるラーメンの湯切りのよう。
着替えるのもかなりの早ワザです。でも、時に慌てすぎて、服を後ろ前に着てしまったり、ボタンを掛け違えてしまったりします。
本当に早着替えのワザが習得されたのか、単にいつも焦っているだけなのか、真相は謎です。
納豆ご飯は飲み物です
赤ちゃんが寝ているすきに…!子供にご飯を食べさせる合間と合間に…!
ママは、自分がゆっくりとご飯を食べる余裕なんてありません。納豆ご飯は飲み物です。流すように食べないと、ご飯を食べる余裕がありません。
もともと食べるのが早かった筆者。独身時代、女友達とご飯を食べに行くと、必ず私の方が早く食べ終わっていました。
でも、ママ友とご飯を食べに行くと、みんな食べるのがすごく早いんです。まだ食べ終わる前に、ふと友達のお皿を見ていると、もう空になっている!
そう、ママになると、みんな早食いになります。ママでチームを組んで早食い競争に出たら結構いい線行くのでは?なんて思ってしまいます。
布団から音を立てずに抜け出す技
ママが苦労しているもの…それは寝かしつけ。
自分ですやすやねんねしてくれる赤ちゃんもまれにいますが、いくらトントンしてもなかなか寝ない赤ちゃんも多いです。そして成長してもママが横で1時間前後添い寝しないと眠れない子供もわりといます。寝かしつけの苦労がなくなれば、育児の大変さが半分ぐらいになるのに…と思っているママもいるでしょう。
そして、寝かしつけの時に寝落ちしてしまわないことも大事。なかなか寝ない子供に添い寝していると、疲れたママはつい先に寝落ちしてしまいます。
こんな数々の難関を乗り越えて、無事眠りに入った子供。さあ、ここからが最後の砦です。
いかに音を出さず、布団の動きによって起こる風圧を伝えずに布団を抜け出すか。子供の寝相の角度、寝息の深さなど、あらゆることを観察してから実行に移します。
そろりそろりと布団を抜け出し、丁寧に音を出さずに寝室のドアを開けて部屋の外へ。ふぅ、これで一安心。
いつもスパイのような緊張感でこのワザを実演しています。でもだいぶ上手になったかな?
トイレに入りながら子供達に的確な指示を出す
言葉がわからない赤ちゃんのうちは、トイレですらあまりゆっくりできません。でも、言葉がわかるようになってくると、トイレから指令を出すようになります。
朝の慌ただしい時は「お着換えちゃんとしておいてね~」「歯磨きした?」「ご飯食べていてね」など。
うっかりトイレットペーパーを切らしてしまった!というときは、「トイレットペーパー持ってきて!」とストックの棚から持ってくるよう指示してお願いすることも。
朝の指示はあまり聞いてくれないのですが、「トイレットペーパー」などの指示は意外とちゃんと的確に動いてくれるんです。不思議ですね。
トイレは家の中の集中指令室…?
見える世界が変わる?「恥を捨てる」ワザ
ママになって一番変わったこと…それは恥を捨てることに抵抗がなくなった!という人も多いかもしれません。
Eテレの番組でやっているダンスを全力で踊って、なんとか子供を喜ばせようとするママ。音痴でカラオケさえも嫌だったけど、大声で歌って子供の気を惹こうとするママ。子供が不安にならないように、トイレタイムですらトイレのドアを全開にするママ。子供を笑わせるために渾身の変顔を披露するママ。
独身時代は恥ずかしくてできなかったことだけど、子供のためならママも恥を捨ててしまいます。でも、時々うっかり人前でやってしまって「ハッ」としてしまうこともあります…。
「恥を捨てる」、このワザを身につけると、見える世界が変わってきますよ。
知らず知らずのうちに度胸がついて、「あがり症だったけどみんなの前で話すのが平気になった」「周りの言うことを必要以上に気にしなくなった」というママも。
「母は強し!」ですね。
慌ただしい日々の中で…子供だけでなくママも成長!
育児を頑張るママはいつだって大変。でも、慌ただしい日々の中で、今までできなかったことができるようになるのは子供たちだけではありません。ママもです。
ご紹介したものは、冷静に考えてみると、喜ばしいワザばかりでもないかもしれません。でも、日々ママは育児を頑張っているんだなと感じられるものばかり。
育児の息抜きに、ママ同士で「こんなことができるようになった」自慢大会をしてみても楽しいかもしれませんね。