好き嫌いもいろいろあります
筆者の2人娘は、どちらももう小学生。だいぶ色々なものが食べられるようになってきましたが、小さい頃は好き嫌いに苦労したものです。
もしかすると今、同じような思いをされているママ・パパも居るかもしれません。せっかく頑張って作ったご飯なのに、「いらない」とそっぽを向かれるのはつらいですよね。
けれど、好き嫌いにも色々あるもの。子育て中は、子供の嫌いなものばかりに目がいきがちですが、ここではちょっと視点を変えて、好きなものに注目してみましょう。「そういえばうちの子も、こんなものが好きだった」なんて、意外な気付きもあるかもしれませんよ。
何と言われてもこれが好き!子供の意外な好物エピソード
子供はいつでも全力投球。好きなもの・嫌いなものも同様です。そんな子供のこだわりが、時にはプッと吹き出しそうになるエピソードを生むことも。
今回は、わが子やお友達から聞いたエピソードを中心に、子供の意外な好物をご紹介します。
お子さんの好き嫌いにお悩みの方も、肩の力をちょっと抜いて、子供の微笑ましい一面を覗いてみてください。
野菜が大好き!ハンバーグなんて、後回し
多くのお母さんにとって、羨ましく思えるのではないでしょうか。野菜嫌いの子供たちに手を焼いているのは我が家も同じですが、友人の娘さんは野菜が大好き。
小さい頃のおやつはキャベツのざく切り。調理のために切っている野菜は横からつまみ食い。バイキングではサラダ山盛り。ハンバーグセットを頼めば、つけ合わせの野菜から。メインのハンバーグなんて後回しです。
「ダイエット中のOLか!」と、友人談。ダイエットのつもりなら心配ですが、野菜をもりもり食べてくれるのはやっぱり羨ましいですね。
ごま豆腐のモチッ、トロッな食感が病みつきに?
うちの娘は小さいときからごま豆腐が大好き。私が食べていたのを試しにあげてみたら、それから病みつきになったようです。
ごま豆腐と言えば精進料理の代表格。なのに「モチッと、トロッとしておいしい!」とは、まるでデザートを紹介する食レポです。
小学生になった娘は、今もスーパーで見かけると「買って」とねだります。お菓子を買ってと言われるより良いんですが、もうちょっと子供らしいものをねだってくれても良いんですけどね。
そのらっきょう、パパにもあげてね
パパのお酒の肴にと、買っておいたはずのらっきょう。パパの隣でおいしそうに食べているのは息子さん。
らっきょう独特の風味や、酢漬けの酸味が苦手という子は多いと思うんですが、中にはこんな強者もいるんです。カレーの付け合わせなどでもなく、それだけでパクパク食べられるというのもすごいですね。
将来は、パパのお酒に付き合えるようになるのかな?おいしいものはいくらでも食べられますが、ちゃんとパパにも残してあげてくださいね。
お好み焼きへ入れる前に、ついついつまみ食い
お漬物系のエピソードをもう一つ。4歳になる姪っ子は紅ショウガが大好きで。お好み焼きや焼きそばを作ろうとすると、必ず横からつまみ食いしていきます。
辛くないのかしらと思ってしまうんですが、これが全く平気な様子。当然、紅ショウガ抜きのお好み焼きはあり得ません。
回転寿司のお店に行っても、お寿司を選ぶより先にガリの容器を開けようとします。そして独り占め。大人には、明らかにお寿司の方が魅力的なのに、子供の好みってわかりませんね。
え?耳だけ食べて、中はくれるの?
小さい子供って、本当に何がツボに入るかわかりませんね。
食パンの耳をおやつに利用するママはいらっしゃると思いますが、うちの次女は2歳の頃、食パンの耳だけを好んで食べていました。柔らかい中の部分は残しておいて、後で食べるのかと思いきや…私に「どうぞ」。え?食べたいのはそっちなの?
ちょうど、歯も生えそろってきた頃。噛みごたえを楽しんでいたのでしょうか?
こちらもおいしいとこ取り?鮭の皮
魚の皮の部分を好きな子もいますよね。特に鮭の皮は良く焼いてパリパリにするとおいしいです。おいしいですが、やっぱりそこだけなの?となるのが、皮だけを欲しがるケース。
おいしいのは、そこだけじゃないでしょう?と言いたくなりますが、子供って、こだわるとそこしか見えなくなるんですね。
皮の部分にも栄養があるとはいえ、ちゃんと全部食べてほしいものです。
お誕生日はケーキの代わりに、饅頭タワー
次女の同級生の男の子は、ケーキよりも和菓子派。毎年バースデーケーキをどうするか、ママも悩んできたそうなんですが、今年の誕生日には饅頭タワーを希望されたとか。
和菓子屋さんによっては、頼めば作ってくれるところもあるようですが、その日は買ってきたお饅頭を家族で積み上げたそうです。
できあがりは、クロカンブッシュみたいな感じになるのでしょうか?結構迫力もありそうです。
一味変わったお誕生日ですが、これも家族の形。みんなで作った饅頭タワーの方が、きっと素敵なお祝いになったんでしょうね。
子供の「好き」を大事にしながら、少しずつ食べられる物を増やそう
子供の好きなものといえば、カレーライスやハンバーグ、ケーキなどといったイメージになりがち。けれどこうやって見てみると、思った以上に、好みはいろいろとあるようです。
妙に大人びたものを好きだと言うのは、逆に微笑ましいですが、食事が偏るのはやっぱり心配です。子供の好きなものを親子で一緒に楽しみつつ、少しずつ食べられるものを増やして、好き嫌いを減らしてあげたいですね。