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扇風機などを使って早く乾かす!部屋干し衣類の雑菌臭を防ぐ方法

PIXTA

浴室に干すなら、まずはお風呂掃除を!

お風呂 PIXTA

ライオンが行った調査によると、日常的に洗濯物を室内に干している人の中で浴室に干している人の割合は16%。しかし、梅雨から秋にかけては、カビが増殖しやすい季節。浴室に洗濯物を干した場合、天井から降ってきたカビの胞子が洗濯物に付着することもあるようです。

ライオンは自社製品を使い、浴室のカビを除菌する前後での天井に潜む目に見えないカビの量と、洗濯物へ付着するカビ胞子の数を測定。天井に潜む見えないカビを除菌することで、洗濯物へのカビ胞子の付着が防げることを示しています。

体をきれいにする浴室にカビがわんさかいるのはそもそも無視できませんし、浴室に干す習慣のある人は、一度お風呂の清掃除菌から行ってみては。

洗濯機を見直す

原因菌の繁殖は、部屋干しをしてから始まるのではありません。実は衣類を脱いだあとや、洗濯機の中からもう菌の繁殖が始まっていることも。

洗濯槽の中にも菌がいる!

洗濯機の汚れも臭うの原因のひとつ。洗濯槽の中は湿気が逃げにくく、カビが繁殖しやすい場所。洗濯槽が汚れていると、洗濯物にも臭いや汚れが移ってしまうことがあります。

洗濯槽の中がくさい場合や、洗ったばかりの洗濯物に黒い斑点がついている場合は要注意。洗濯機内を乾燥させたり、定期的に洗濯槽クリーナーを使って洗ったりするなどして、清潔に保ちましょう。

洗濯機にはためこまない、詰め込まない!

洗濯機 PIXTA

洗濯機をカゴがわりにしていませんか?汚れのついた洗濯物をためこむと汚れを放置することになり、汚れが落ちにくくなります。さらに洗濯機内は通気性が悪く、逆に菌を繁殖させてしまうことにもなりかねません。なるべくこまめに洗いましょう。

また、洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込むのもNG。洗濯物がうまく動かず、汚れをしっかり落とせません。洗濯槽の7〜8分目までを目安にし、洗剤は、使用量の目安を参考にして適量を入れましょう。

洗濯しても嫌な臭いがとれない場合は?

干し方や洗濯の工夫をしたところで、一度ついてしまった臭いが残ってとれないということもありますよね…。もう一度同じ方法で洗濯をする前に、知っておいて頂きたいアイディアをご紹介します。

酵素系漂白剤や除菌洗剤を使う

洗剤 PIXTA

漂白剤は、色素を落とす、真っ白にするというイメージを持っている人も多いと思いますが、除菌・殺菌効果にもすぐれています。特に酵素系漂白剤は悪臭の元になる皮脂やタンパク質汚れを分解してくれるので、臭い予防にも。

漂白剤入りの洗剤や、色柄ものにも使える漂白剤もあるので、臭いの残ったものを洗い直してみてはいかがでしょう。ひどいものには一定時間つけ置きするのもよいそう。使用できる衣類やつけ置き時間などは、説明書きをよく読んで確認してみてください。

酵素系漂白剤以外でも、今は除菌効果のある洗剤や柔軟剤がたくさん出ているので活用してみるとよいでしょう。

熱湯消毒をする

熱湯 PIXTA

熱湯消毒は、煮沸消毒のこと。赤ちゃんのガーゼなどを煮沸消毒している方もいるのではないでしょうか。木綿・麻など丈夫な素材におすすめです。

大きめの鍋に熱湯をかわし、臭いがついてしまった衣類を入れてひと煮立ちさせましょう。臭いや汚れが強い場合には、ここでも酵素系漂白剤と洗剤をひとさじ加えると◎。アルミ製鍋は変色の原因になるので、ステンレスやホーローのお鍋を使うことがおすすめです。

衣類を入れられる大きさの鍋がない時は、浴槽でのつけ置きでもよいそうです。浴槽に張った40度程度のお湯に漂白剤を溶かし入れ、衣類を1時間程度つけおきましょう。その後、洗濯機で洗うと効果的。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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