自分も遭遇してしまう?ママ友トラブルは本当にあるの?
出産前と出産後では環境や生活リズムなど変化するものが多くありますが、人間関係もその中の一つに当てはまることがあります。
子供を産むまでは自分と気の合う仲が良い友人だけと付き合えばよかったものが、産後は同月齢の子持ちママや子育てサークル、幼稚園・保育園のクラスのママなどと仲が良い悪い関係なく必然的に付き合う機会が発生します。子供もからむ問題なので、自分が相手を好きか嫌いかだけで人間関係を作っていくことも難しくなりますよね。
そういった付き合いの中でしばし問題となるのがママ友トラブル。ニュースなどで取り上げられたり、ときにはテレビドラマの題材として扱われたりと近頃では目にすることが多くなりました。
自分の身の回りで経験が無いと「こんなことって本当にあるの?」と思ってしまいがちですが、実際はどうなのでしょうか?
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」にも上記のような質問が寄せられていました。
これから集団生活が本格的にスタートする人にとっては、非常に気になる内容ですよね。筆者自身もドラマやネットでの書き込みの印象が先行しすぎて、娘の幼稚園入園前まで戦々恐々としながら過ごしていたな、と今当時を振り返ると感じます。
自分だけならまだしも、万が一子供が友だちの輪に入れなくなったりいじめられたりすることにつながってしまったら…と思うと、なるべくママ友トラブルは回避したいものですよね。
実際はどのような場面で起こっているのでしょうか?
実際にあった「ママ友トラブル」体験談5選
今回はママリに寄せられた実際にあったママ友トラブルの体験談集を紹介します。程度の差はあれど、ママ友トラブルを経験してしまった…というママは決して少なくないようです。
どのようなことがきっかけでトラブルに発展してしまうのか、皆さんも参考にしてみてください。
1.ひたすら無視されました
最初に紹介するのはひたすら無視をされたというもの。こちらのママは無視されても自分から挨拶したとありますが、それでも挨拶・会話を相手からされなかったのはかなりつらかっただろうな、と思います。
多くのママ友とお付き合いするようになると、残念ながら今まで自分が会ったことのないような価値観を持った人とも対峙する可能性があります。
もちろんどんなママとも分け隔てなくお付き合いできることに越したことはありませんが、こちらに非が無いのに理不尽な態度を取ってくるママとはあえて「もっと仲良くしよう」と思わなくてもよいのかな、と私は思います。
「あ、このママは私とあんまり親しくなりたくないのだな」と割り切ってこちら側も接すれば、自然と距離感が生まれお互いに干渉しあわなくなって気持ちが楽になる場合もあるのでは、と思います。
2.うわさ話を歪曲されあやうくトラブルに
はっ?と思ってよくよく話したら、誤解はとけましたが、それ以降…そのママ友は完全に嫌われ者になっちゃいましたね!
こちらのママは、自分たちの会話の内容を歪曲して第三者に伝え、あやうくトラブルへ発展する事態に巻き込まれたママからの投稿です。
何気なく会話した内容が、自分の知らぬ間に尾ひれを付けて広まってしまうのはかなり厄介な事態ですよね。トラブルに発展する前に誤解が解けて本当に良かったと思わずにはいられない投稿内容です。
ママ友の中には、うわさ話が大好きな人や幅広いママ友ネットワークを持った人が必ずいるので、変に広まってほしくない話や誰かの悪口につながりかねない話はむやみに話さない方がトラブルに巻き込まれにくい、ということに筆者自身も子供の入園後実感しました。
新しく友達になり親しくなるといろいろ話をしたくなりがちですが、話をした相手が思わぬところでうっかり他人に話してしまうリスクも潜んでいます。本当に信頼のおける人だと確信するまでは、当たり障りのない会話をしておくのが無難だといえるでしょう。
3.急なドタキャンがトラブルの火種に
次に紹介するのは「ドタキャンをされて困る」という投稿内容です。
ママ友同士だとお互い子供がいるため、子供の急な発熱などで予定していたことがすべてパーになってしまう…という場合も比較的「仕方ないよね」で後腐れなく終わることも多いのですが、そうであってもあまりの頻度でのドタキャンや伝える態度によっては「あの人いつも直前でドタキャンしてくるよね…」という反応になりかねません。
筆者自身は大人数での予定を組む際なるべく予備日を設けてセッティングするよう心がけています。そうすれば仮に急な予定が入った人がいても、予備日に日程をずらせば済むので比較的円滑にことが運びます。
小さなきょうだいや小学校に通う大きな子供がいる、バス通園をしているから少し遠方に住んでいるなど、ママ友それぞれの生活リズムや環境はさまざまです。どんな境遇のママでも嫌な気持ちにならないようにするなど考えながら、ママ友との予定は計画するべきなのではと思います。
4.仲良くなりすぎもトラブルのもとにになることが
1年ほどの付き合いがあり、状況が変わってくると妬みや嫉妬なのか、攻撃してくるようになって…。
2歳差の二人目が欲しいーって、仲間内で盛り上がっていたのですが、できた人と出来なかったAさん、となってしまってからというもの、
2人目や2歳差の家族計画を否定したり、2人目育児の不安を煽るような発言を繰り返すようになったり…
一時保育を使う人に対して、子どもはこんなに可愛いのに有り得ないだとか保育園で虐待されてそうだねと煽ったり…
新しくママ友ができると、ついその人とばかり話したり行動したりしてしまいがちです。もちろん仲良くすること自体は何も問題はありませんが、関係が深まりすぎてしまうことでトラブルに発展する場合も。
筆者の身近にも、他のグループとあまり積極的に関わらなかったママグループがとあることで仲たがいに。グループ自体がバラバラになったものの、個人個人が他のママとあまり親交を深めていなかったため半ば孤立状態になってしまった…ということが実際に起きています。
自分自身の友人関係とは違い、クラス替えや転園など些細なことでくっついたり離れたりするのがママ友関係。だからこそその特性を分かったうえであまり特定の人とだけ仲良くするのではなく、良い意味で広く浅い付き合いをしておいた方がトラブルにはなりにくいのかな、と思います。
5.全て一緒にグループ行動したいというママに疲れます
最後に紹介するのは全て一緒にグループ行動したいというママの対応に困っているママからの投稿です。前述した仲良くなり過ぎがもめごとに発展するという話に少し近いですね。
ママ友と仲良くなり声がかけやすいからといって、何でもかんでも「一緒に行こう!やろう!」と言われては少々息苦しいもの。適度な距離感を保ちながらお付き合いするのが互いにストレスもたまらず、良い関係を続けられるように思います。
また、逆に1度や2度くらい誘われなかったからといって、変に「自分ははぶかれているのかも…」と勘ぐってしまうのもよくありません。
筆者自身にも、自分が仲良くなったママ友2人が実は近所同士で以前から親交があった、という経験があります。私と2人は家が少々離れているので、逆に大変かもしれないからとお誘いの声がかからない場合もあります。ですが、別にそのせいで関係がぎくしゃくしてしまった…というふうにはあまり感じません。
「今回は一緒に行けなかったけど、次回はぜひ皆で行こうね~!」程度の気構えでいればあまりモヤモヤすることもないのかな、と思います。
ママ友=自分だけの友人と思い込んでしまわないように注意
自分も気をつけよう、と感じるような経験談がもしかするとあったかもしれませんね。
新しい集団生活が始まりお付き合いが生まれると、ついうれしくなりどんどん話しかけたりどこかへ誘ったりしたくなるかもしれません。ですが、相手にもそれぞれの生活スタイルや環境、価値観、年齢の違いなどがあります。いつのまにか独りよがりになっていないかを気にしながら行動できると良いかもしれませんね。
またあくまでもママ友は子供ありきのお付き合い。ママ同士の関係が悪くなることで子供同士の友情が崩れてしまうのはもってのほかです。子供のことをそっちのけにし、ママ同士の関係ばかりを優先しすぎないようにするのも大事なポイントなのではと思います。
誰しもママ友トラブルの被害者にも加害者にもなりえます。「これはトラブルの元にならないかな?」と考えながら上手な立ち振る舞いを心がけたいですね。